栃木県・日光/寺社・街歩き
情報確認日:2026年9月22日
朝の特急に乗って、昼には杉の木立の下にいる。次の休日は、行き先を社寺のまわりだけに絞って、日光をゆっくり歩いてみませんか。
今回ご紹介するのは、東武日光駅またはJR日光駅から世界遺産めぐりバスに乗り、神橋を眺めてから日光東照宮を拝観する日帰りコース。午後は表参道を下って、門前町でお茶とおみやげを選びます。中禅寺湖や華厳の滝がある奥日光へは向かわず、山内の社寺と門前に一日を使う組み立てです。日光東照宮のアクセス案内 ↗
※社寺の受付時間、バスの経路、道路の混み方は季節で変わります。お出かけ前に日光東照宮の拝観時間・料金 ↗と東武バス日光の日光エリア案内 ↗で最新の案内をご確認ください。
こんな気分の日に
- 彫刻や建物を、急がずに眺める時間がほしい
- 山登りはしないけれど、杉木立の空気には触れたい
- 行き先を一つに絞って、夕方には帰りの列車に乗りたい
日帰り旅の基本情報
| 項目 | このコースの目安 |
|---|---|
| 出発地 | 東京都心(東武線またはJR線を利用) |
| 交通手段 | 電車+路線バス+徒歩 |
| 現地まで | 浅草から東武日光まで特急で約1時間50分。出発駅と列車で変わります |
| 現地滞在(基本) | 9:30〜16:30の約7時間 |
| 予算(基本) | 大人1人10,000〜12,000円程度を用意する想定 |
| 歩く量 | 全体で約3kmの見込み。神橋バス停から東照宮まで徒歩約8分、境内に石段と石畳があります |
滞在時間・歩行時間・予算は、この旅程のための編集上の目安です。混雑や、選ぶ飲食店、社寺をいくつ見るかで変わります。
日光で楽しみたい、3つのこと
1. 世界遺産めぐりバスで、神橋から山内へ

東武日光駅とJR日光駅からは、社寺のある日光山内を回って駅へ戻る「世界遺産めぐりバス」が出ています。運賃は駅から神橋まで220円、表参道や大猷院・二荒山神社前までは350円です。東武バス日光・日光エリアの運賃 ↗
山内で何度か乗り降りするなら、フリーパスの「世界遺産めぐり手形」が選択肢になります。大人600円、小児300円で、当日のみ有効。紙の手形は東武日光駅ツーリストセンター(営業時間8:20〜16:20、年中無休)の窓口で買えるほか、スマートフォンでも発売されています。東武バス日光の日光各種バスフリー券 ↗
このバスは土・日・祝日や社寺の大祭の日に経路が変わることがあり、降りる停留所も変わります。当日の運行案内を乗る前に見ておきましょう。
最初に降りたいのは神橋です。大谷川にかかる朱塗りの橋で、駅からバスで約5分。橋は渡ることもでき、受付は4月から10月が8:30〜16:30、11月から3月が9:30〜15:30。渡橋は大人300円、高校生200円、小・中学生100円です。渡らずに川岸から眺めるだけでも、水の音と山の気配が伝わってきます。日光市観光協会・神橋の基本情報 ↗
歩いて向かうこともできます。JR日光駅から神橋までは約20分。距離にすると約1.5kmで、道沿いの店をのぞきながら歩くと30分ほどの道のりだと案内されています。時間に余裕がある日は、行きか帰りのどちらかを歩きにしても楽しめます。日光市観光協会・日光東照宮へのアクセスと混雑情報 ↗
2. 日光東照宮を、急がずに拝観する

神橋バス停から徒歩約8分、表参道バス停からは徒歩約2分で日光東照宮の表門に着きます。拝観時間は4月1日から10月31日が午前9時から午後5時まで、11月1日から3月31日が午前9時から午後4時まで。受付はいずれも閉門30分前に終了します。日光東照宮の拝観時間・料金 ↗
拝観料は大人・高校生が1,600円、小・中学生が550円。表門から陽明門、拝殿、東廻廊の眠猫、奥宮、本地堂の鳴龍までが拝観区域です。宝物館と組み合わせたセット券は大人・高校生2,400円、小・中学生870円。建物の由来を耳で聞きながら回りたい日は、表門を入った正面で境内音声ガイドも借りられます。貸出料は500円です。
境内は広く、表門から陽明門の前まで石段が続きます。上り下りに時間がかかるので、東照宮だけで2時間ほど見ておくと落ち着いて回れます。車いすで訪れる場合は、スロープのある入口から表門と陽明門前の石段までを見学できると案内されています。日光市観光協会・日光東照宮の基本情報 ↗
3. 表参道と門前町で、ひと息つく

午後は来た道を戻ります。表参道の両側には太い杉が並び、朝とは日の差し方が変わっているはずです。石畳は雨や落ち葉で滑りやすくなるので、下り坂では足元を見ながら歩きましょう。
昼食やお茶の場所は、門前の通りか西参道のあたりに。西参道茶屋には飲食店が4店舗集まっていて、コーヒー、かき氷やあんみつ、どら焼き、炭火のチキンなどが揃います。日光では大豆から作る「湯波」が知られていて、湯波を使った料理を出す店も門前に点在します。ここで挙げた店や料理は編集上の候補で、訪問した体験の紹介ではありません。営業日と受付時間は各店の案内でご確認ください。日光市観光協会・グルメとお土産 ↗
時間と体力に余裕があれば、社寺をもう一つ加えることもできます。日光山輪王寺の三仏堂は大人400円、小中学生200円で、拝観時間は4月から10月が午前8時から午後5時まで、11月から3月が午前8時から午後4時まで。受付は閉門30分前に終わります。日光山輪王寺の拝観のご案内 ↗ 日光二荒山神社の本社神苑は、入園料が大人300円、小・中・高校生100円です。ただし三つとも回ると駆け足になるので、どれか一つに絞るほうがこのコースには合っています。
一日の過ごし方
バスの待ち時間と、境内での立ち止まる時間を見込んだ組み立てです。
以下の時刻は旅の組み立て例で、列車やバスの発車時刻ではありません。
| 時刻の目安 | 過ごし方 |
|---|---|
| 9:30 | 日光の駅に到着。バス乗り場と帰りの列車を確かめてから、世界遺産めぐりバスへ |
| 10:30 | 神橋で降りて大谷川を眺め、表参道を上って日光東照宮へ |
| 12:45 | 門前町で昼食。湯波の料理などを候補に、座って休む |
| 14:00 | 表参道から神橋周辺へ、来た道をゆっくり戻る |
| 15:00 | 門前町でお茶とおみやげ。疲れたら途中からバスに切り替える |
| 16:30 | 日光の駅から帰路へ |
東照宮の境内には2時間ほどを充てています。社寺をもう一つ加える日は、午後の門前の散策を短くするか、朝の到着を早めて調整してください。混雑する時期は入口や授与所で列ができるので、先に見たい場所の順番を決めておくと動きやすくなります。
アクセスと予算
浅草から東武日光までは特急けごんで約1時間50分、新宿からJR特急日光で約2時間、宇都宮からJR日光線で約45分です。日光東照宮のアクセス案内 ↗
| 費目 | 大人1人の想定 |
|---|---|
| 電車の往復として確保 | 6,000円 |
| 世界遺産めぐり手形(確認済みの料金) | 600円 |
| 日光東照宮の拝観料(確認済みの料金) | 1,600円 |
| 昼食 | 1,200〜2,000円 |
| 甘味・おみやげ | 500〜1,500円 |
| 計画上の合計 | 9,900〜11,700円 |
電車の6,000円は出発駅と列車を決めない予算枠で、確認済みの運賃ではありません。特急を使うかどうか、指定席を取るかどうかで大きく変わるので、実際の金額は東武鉄道の特急列車案内 ↗などでご確認ください。輪王寺や二荒山神社を加える日は、その拝観料を足して計画してください。
出かける前に確認したいこと
帰りの列車を、先に決めておく。 特急の指定席は乗る前に確保しておくと、夕方の予定が読めます。門前からバスで駅へ戻る時間と、駅で土産を選ぶ時間を足して、出発時刻から逆算しておきましょう。
混む時期と時間帯を、知っておく。 東武日光駅から東照宮へ向かう国道119号は片側一車線で、ゴールデンウィークや年末年始、紅葉の10月中旬から11月中旬は渋滞が起きやすく、時間帯は9:00〜15:00が中心だと案内されています。この時期に車で向かうなら、迂回路と駐車場の混雑状況を出発前に見ておくと安心です。日光市観光協会・日光東照宮の混雑と迂回路 ↗
足元と、季節の備えを整えて。 境内は石段と石畳の上り下りが続き、雨の日は滑ります。歩く距離はこのコースで約3kmを見込んでいるので、滑りにくい靴を選び、途中で座れる場所を決めておきましょう。山あいなので都心とは気温も変わります。夏は表参道の日差しと石畳の照り返しが強く、飲み物と帽子を用意して日陰でこまめに休むほうが無理がありません。冬は積雪と路面の凍結があり、早い時間から冷え込みます。どちらの季節も羽織れるものを一枚加え、荒天の予報が出たら日程そのものを見直しましょう。
社寺の拝観案内は日光東照宮 ↗と日光山輪王寺 ↗、バスの運行と経路の変更は東武バス日光 ↗、季節の見どころと混雑の情報は日光市観光協会 ↗で確認できます。
杉木立を見上げて、彫刻の前で足を止めて、門前で湯気の立つものを食べる。次の休日は、奥日光まで足を延ばさない日光へ。
