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ONE DAY IN MIURA

三崎・城ヶ島日帰りガイド|まぐろの港町を歩いて、バスで岬の島へ渡る

漁船の並ぶ港を歩いて、まぐろを食べる。
午後は赤い橋を渡って、崖の上から岬の海を眺める。

三崎漁港。穏やかな水面の向こうに赤い城ヶ島大橋が架かり、岸壁に漁船が係留されている。手前に白い漁船の舳先が写っている
三崎漁港と城ヶ島大橋(撮影当時):Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0(長辺1920pxに縮小)

神奈川県・三浦市/海・街歩き・まぐろ
情報確認日:2026年10月2日

三浦半島の先端に、三崎という漁港の町があります。京急によると、三崎で漁業が始まったのは室町時代で、昭和の初めにまぐろ漁が活況を呈し、今ではまぐろ漁船の一大拠点になりました。港のまわりには、まぐろを出す割烹や鮨処、食堂が集まっています。

港の向かいに見える赤い橋をバスで渡ると、城ヶ島です。島の東側には神奈川県立城ヶ島公園があり、崖の上の散歩道から海と富士山が眺められます。三浦市観光協会によると、ミシュラン・グリーンガイドジャポンで2つ星に掲載されている場所です。

今回ご紹介するのは、電車で三崎口駅まで行き、路線バスで三崎港と城ヶ島をたどる日帰りコースです。島までの足はバスなので、帰りの便を先に確かめておくのがこの旅の肝になります。神奈川県立城ヶ島公園(三浦市観光協会) ↗

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前にみうら観光ガイド(三浦市観光協会) ↗でご確認ください。

こんな気分の日に

  • 昼食にまぐろを食べることを、その日の目的にしたい
  • 海を見るために、岬の先まで行ってみたい
  • 歩く道と、バスに乗っている時間の両方を楽しみたい

日帰り旅の基本情報

項目このコースの目安
出発地東京都心(品川方面から京急線)
交通手段電車+路線バス+徒歩
現地まで京急線で三崎口駅へ。駅から三崎港・城ヶ島は京急バス
現地滞在(基本)10:00〜15:30の約5時間半
予算(基本)大人1人6,000〜11,000円程度を用意する想定
歩く量港の町歩きと島の散策で約3〜5kmの見込み。島には起伏と岩場あり

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。島のどこまで歩くか、昼食に何を選ぶかで変わります。

三崎・城ヶ島で楽しみたい、3つのこと

1. 三崎港と商店街を歩く

三崎の商店街。「三崎銀座商店街」と書かれた看板が通りの上に掛かり、両側に商店や、まぐろ料理と書かれた看板を出した店が並んでいる
三崎銀座商店街。まぐろ料理の看板が見える(撮影当時)。写真:Mizunoumi / Public domain(作者によるパブリックドメイン提供) · 2010年3月撮影(長辺1600pxに縮小)

三崎口駅からバスで港へ着いたら、まず港のまわりを歩きます。岸壁には漁船が並び、向かいには赤い城ヶ島大橋が架かっています。港から一本入ると商店街があり、まぐろ料理の看板を出した店が点々と続きます。

三浦市観光協会のグルメページでは、三崎・下町のエリアとして25軒以上の飲食店が紹介されています。三崎・下町グルメ(三浦市観光協会) ↗

買い物をするなら、帰りの荷物と保冷の時間を考えてから選んでください。冷蔵品や冷凍品は、持ち帰れる範囲にとどめるのが無難です。この記事では店を決めていないので、歩きながら昼食の候補を見ておくと、次の時間帯が決めやすくなります。

2. まぐろ料理で昼食をとる

黒い丼に盛られたまぐろの漬け丼。上に中トロの切り身、下に漬けのまぐろが載り、大葉・大根のつま・刻みねぎ・玉子焼きが添えられている
三崎港の食堂で供されたまぐろの漬け丼(撮影当時)。写真:Osumi Akari / CC BY-SA 4.0 · 2020年8月撮影(長辺1600pxに縮小)

三崎の昼食は、まぐろが中心になります。丼、鮨、定食と出し方は店ごとに違い、同じまぐろ丼でも部位の組み合わせが変わります。

京急が発売している「みさきまぐろきっぷ」を使う方法もあります。京急によると、このきっぷには京急線の往復乗車券(途中下車可、ただし逆戻り不可)、京急バスのフリー乗車券、加盟店舗から1つ選べるまぐろの食事券、加盟店舗・施設から1つ選べるレジャーまたはお土産の券が含まれます。磁気乗車券とデジタルきっぷの2種類があります。みさきまぐろきっぷ(京急電鉄) ↗

発売額は出発駅によって異なり、デジタルきっぷには価格変動制が導入されています。金額は各駅からの料金一覧 ↗でご確認ください。なお京急は、3月の三浦国際市民マラソン開催日は発売しないこと、土曜・日曜・祝日やイベント開催時は加盟店舗の混雑と道路渋滞によるバスの遅延が予想されることを案内しています。加盟店舗の営業時間と休業日は変更になる場合があるため、使う店を決めている日は事前の確認が要ります。

3. 城ヶ島で、岬の海を眺める

城ヶ島公園の展望台から見た景色。芝生の広場と遊歩道の先に岩場があり、その向こうに青い海と水平線、遠くの陸地が見えている
城ヶ島公園の第一展望台から安房埼方向を望む(撮影当時)。写真:Quercus acuta / CC BY-SA 4.0 · 2017年7月撮影(長辺1600pxに縮小)

午後はバスで城ヶ島へ渡ります。島の東側にあるのが神奈川県立城ヶ島公園です。三浦市観光協会によると、南岸は自然がそのまま残り、崖の上の散歩道から海や富士山が眺められます。入園は無料で年中無休。夏はアジサイ、秋はハチジョウススキ、冬はヤエスイセンが咲き、毎年11月から4月はウミウなどの野鳥が飛来します。神奈川県立城ヶ島公園(三浦市観光協会) ↗

島の西側には城ヶ島灯台があります。竣工は明治3年で、フランス人技師ヴェルニーの設計による、日本で5番目に点灯した西洋式灯台です。現在の灯台は大正15年に再点灯しました。京浜急行バス「城ヶ島」から徒歩5分で、ふもとには商店街が並んでいます。城ヶ島灯台(三浦市観光協会) ↗

島の南端には、海の浸食でできた海蝕洞穴の馬の背洞門があります。ただし三浦市観光協会は、洞門の上は崩落の恐れがあるため通行禁止であること、足元が険しいことを明記しています。バス停「白秋碑前」から徒歩15分、「城ヶ島」から徒歩25分の距離があるので、行くなら島のほかの立ち寄りを減らす前提で組んでください。馬の背洞門(三浦市観光協会) ↗

公園と灯台は島の東西に分かれています。半日で両方を急いで回るより、どちらかを選んでゆっくり過ごすほうが、この時間割には合います。

一日の過ごし方

午前を港と昼食、午後を島にあてる組み立てです。

以下の時刻は旅の組み立て例で、電車やバスの発車時刻ではありません。

時刻の目安過ごし方
10:00三崎口駅から三崎港へ
11:00三崎港周辺を散策
11:30まぐろ料理で昼食
13:00バスで城ヶ島へ
14:00城ヶ島の海を眺める
15:30島から三崎口駅へ戻る

道路が混む日は、城ヶ島の滞在を短くする前提で組み替えてください。雨の日は島の海岸散策を省いて、三崎港での食事と買い物を中心にすると歩きやすくなります。強風や高波の予報が出ている日は、島の岩場には近づかないでください。

アクセスと予算

電車は京急線で三崎口駅へ向かいます。京急は三浦・三崎を「都心からおよそ1時間」と案内しています。三崎口駅から先は京急バスで、三浦市観光協会によると、城ヶ島公園の最寄り「白秋碑前」までは三崎口駅から城ヶ島行きバスで約30分、そこから徒歩5分です。

バスの本数は時間帯によって変わります。島からの帰りの便を、島に着いた時点で確かめておいてください。日没まで海辺に残らず、余裕をもって駅に戻る前提で組むのが安全です。

費目大人1人の想定
電車の往復として確保2,000〜3,000円
バス代(三崎口駅〜港〜城ヶ島〜駅)1,000〜1,500円
昼食(まぐろ料理)2,000〜4,000円
飲み物・休憩500〜1,000円
おみやげ500〜1,500円
計画上の合計6,000〜11,000円

電車とバスの枠は、出発駅を決めない想定で、確認済みの運賃ではありません。区間の金額は京急電鉄 ↗の運賃案内でご確認ください。「みさきまぐろきっぷ」を使う場合は、電車・バス・昼食・おみやげの4つがきっぷ1枚にまとまるので、この表とは別の計算になります。城ヶ島公園の入園は無料です。車で行く場合、公園の駐車場は普通車1日500円、二輪車100円、大型車1,000円で、営業は8時から17時(4月1日から9月30日は8時から19時)と案内されています。なお港や島の飲食店には酒類を出す店もあります。車で行く日は、運転する人が飲まない前提で店を選んでください。

出かける前に確認したいこと

帰りのバスの時刻と、道路の渋滞。 このコースは島への行き帰りがバスだけです。土曜・日曜・祝日やイベントの日は道路が混み、京急もバスの遅延が予想されると案内しています。島に着いたらまずバス停で帰りの時刻を見て、何時までに戻るかを決めてから歩き始めてください。帰りの便を1本遅らせる余裕を見ておくと、焦らずに済みます。みさきまぐろきっぷ(京急電鉄) ↗

馬の背洞門は、洞門の上が通行禁止。 三浦市観光協会は、崩落の恐れがあるため洞門の上は通行禁止で、足元も険しいと案内しています。海沿いの岩場を歩くので、滑りにくい靴が要ります。強風・高波の日や、波が岩場に上がっている日は近づかないでください。満潮の時刻によっては足元が濡れることもあります。馬の背洞門(三浦市観光協会) ↗

まぐろの店の営業日と、きっぷの加盟店。 店によって定休日が違い、仕入れによってメニューも変わります。「みさきまぐろきっぷ」を使う場合、加盟店舗の営業時間と休業日は変更になることがあり、該当メニューが品切れのときは代替品での対応になると京急が案内しています。きっぷには優先権がないため、混雑時は一般の客と同じように待つことになります。食べたい店が決まっているなら、その店が加盟しているかと営業日を先に確かめてください。

同じ神奈川県で海辺を歩く日にしたいなら、鎌倉の日帰りガイド ↗もあります。あちらは寺社と砂浜が中心で、三崎・城ヶ島は漁港と岩場が中心です。港町で魚を食べるという組み立てでは、小田原の日帰りガイド ↗とも重なります。

港を歩いて、まぐろを食べて、岬の海を見る。次の休日は、三崎・城ヶ島へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

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