栃木県・宇都宮市/街歩き・寺社・餃子
情報確認日:2026年10月2日
宇都宮駅の西口を出ると、まっすぐな大通りが伸びています。その先、街のまんなかに小高い丘があって、石段の上に二荒山神社が建っています。市街地のビルに囲まれた場所に、これだけの石段と杜が残っているのが宇都宮の中心部です。
この街のもうひとつの顔が餃子です。協同組合宇都宮餃子会によると、家計調査年報での一世帯当たりの餃子の年間購入金額は日本一が続き、2011年には15年連続を達成しました。神社から歩ける距離に「餃子通り」と名づけられた通りもあります。
今回ご紹介するのは、神社と餃子と城址公園を、駅から歩いて回る日帰りコースです。移動はおおむね徒歩で、負担が大きい日は路線バスを足せます。宇都宮二荒山神社(宇都宮観光ナビ) ↗
※営業時間・料金・定休日は変わることがあります。お出かけ前に宇都宮観光ナビ(宇都宮市観光協会) ↗でご確認ください。
こんな気分の日に
- 昼食を主役にした一日を組みたい
- 乗り換えが少なく、着いたらすぐ歩き始められる街がいい
- 神社と公園と食べ歩きを、半日ずつに分けずに一日で回りたい
日帰り旅の基本情報
| 項目 | このコースの目安 |
|---|---|
| 出発地 | 東京都心(東京駅・上野駅方面から) |
| 交通手段 | 新幹線またはJR在来線+徒歩(市内は路線バスも併用可) |
| 現地まで | JR宇都宮駅へ。西口から中心街へ徒歩、負担が大きい日はバス |
| 現地滞在(基本) | 10:00〜16:00の約6時間 |
| 予算(基本) | 大人1人9,000〜18,000円程度を用意する想定 |
| 歩く量 | 中心街の徒歩中心で約4〜5kmの見込み。二荒山神社に石段あり |
滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。新幹線を使うかどうか、餃子を何軒で食べるかで大きく変わります。
宇都宮で楽しみたい、3つのこと
1. 二荒山神社の石段を上がる

宇都宮二荒山神社は、街の中心部の小高い場所にあります。大通りに面した鳥居をくぐると石段があり、上りきったところが境内です。宇都宮観光ナビによると、起源は約1,600年前で、下野「一の宮」と呼ばれていたことが宇都宮の地名の由来という説があります。源頼朝や徳川家康も戦勝祈願をしたと伝えられています。宇都宮二荒山神社(宇都宮観光ナビ) ↗
栃木県の観光サイトでは、宇都宮の始祖とされる豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)を祀る神社として紹介されています。宇都宮二荒山神社(とちぎ旅ネット) ↗
参拝時間は6時から18時、社務所は9時から16時までと案内されています。ただし栃木県の観光サイトでは8時30分から16時までと記載されており、両者で内容が異なります。御朱印や授与品を目当てにする日は、出かける前に神社へ直接確かめてください。石段は段数が多いので、ゆっくり上がってください。
2. 餃子通りで、宇都宮の餃子を食べる

宇都宮観光ナビによると、餃子通りは宮島町通りにある160メートルの通りで、焼きたて餃子をかたどった街灯、横断幕、電柱の看板、自動販売機、マンホールと、至るところに餃子のモチーフが並ぶ「昭和レトロ感溢れる通り」です。餃子通り(宇都宮観光ナビ) ↗
この通りを含め、市内の店をまとめているのが協同組合宇都宮餃子会です。餃子会によると、餃子を通じた地域活性化と餃子文化の普及振興を目指して1993年7月に任意団体として発足し、2001年2月に協同組合として認可された、日本で唯一の餃子の協同組合です。2023年5月現在で145店が加盟しています。宇都宮餃子会について ↗
同じページによると、総務庁統計局の家計調査年報で、宇都宮の一世帯当たりの餃子の年間購入金額は日本一を継続し、2011年に15年連続を達成しました。2018年の調査では、入込客数約1,512万人のうち餃子を食べた人が56.8%、餃子に興味のある人が76.6%だったとしています。
どの店に入るかはこの記事では決めていません。複数の店を回りたい日は、一軒目で量を控えめにしておくと二軒目に進めます。
3. 宇都宮城址公園で、復元された櫓と土塁を見る

午後は宇都宮城址公園へ。宇都宮観光ナビによると、戊辰戦争で焼失した宇都宮城本丸の一部を江戸時代中期の様式で復元した公園で、平成19年に完成しました。園内には清明台と富士見櫓、土塁、堀があります。宇都宮城址公園(宇都宮観光ナビ) ↗
入園は無料で、公園そのものは24時間開いています。復元された歴史建築物に入れるのは9時から19時までです。園内の歴史資料館「清明館」では出土品や城に関する絵図・文献を展示していて、こちらも入場無料。休館日は年末年始を除いて無休と案内されています。
土塁の上に建つ白い櫓は、公園のどこからでもよく見えます。石段ではなく緩やかな坂で上がれるので、午前に神社の石段を上ったあとでも歩きやすいはずです。
一日の過ごし方
午前に神社と一軒目の餃子、午後に公園と二軒目という組み立てです。
以下の時刻は旅の組み立て例で、列車の発車時刻ではありません。
| 時刻の目安 | 過ごし方 |
|---|---|
| 10:00 | 宇都宮駅から中心街へ |
| 10:45 | 宇都宮二荒山神社を参拝 |
| 11:30 | 一軒目の餃子を味わう |
| 13:00 | 宇都宮城址公園へ |
| 14:30 | 二軒目の餃子か、カフェ休憩 |
| 16:00 | 宇都宮駅から帰路へ |
人気店が混んでいる日は、11:30の枠と13:00の枠を入れ替えて、先に公園を歩いてから食事にする形に組み替えられます。雨の日は神社と公園を短くして、餃子と中心街の買い物・カフェで過ごす時間を増やすと歩きやすくなります。14:30の枠は食べ比べにもカフェにも使えるようにしてあるので、お腹の具合で決めてください。
アクセスと予算
電車の場合、東京方面からJR宇都宮駅へ向かいます。東北新幹線を使う経路と、宇都宮線(JR宇都宮駅まで乗り換えなしの列車もあります)で向かう経路があり、どちらを選ぶかで所要時間と金額が大きく変わります。公式の観光サイトには東京からの所要時間の記載がなかったため、この記事では分数を書いていません。行きと帰りの列車はJR東日本 ↗の時刻・運賃案内で決めておいてください。東武宇都宮線を使う場合は東武鉄道 ↗の案内で確認できます。
駅から中心街までは歩けますが、宇都宮観光ナビはJR宇都宮駅から二荒山神社までバスで約5分、宇都宮城址公園までバスで約15分と案内しています。歩く量を減らしたい日はバスを使い、帰りの駅行き乗り場も先に確かめておくと安心です。車の場合、同サイトは二荒山神社まで宇都宮ICから約20分としています。なお餃子店には酒類を出す店もあります。車で行く日は、運転する人が飲まない前提で店を選んでください。
| 費目 | 大人1人の想定 |
|---|---|
| 電車の往復として確保 | 6,000〜12,000円 |
| 一軒目の餃子 | 1,000〜2,000円 |
| 二軒目の餃子、またはカフェ | 700〜1,500円 |
| 市内のバス代 | 300〜500円 |
| おみやげ(冷凍餃子など) | 1,000〜2,000円 |
| 計画上の合計 | 9,000〜18,000円 |
電車の枠は、新幹線を使う場合を上限、在来線のみを下限とした想定で、確認済みの運賃ではありません。区間の金額はJR東日本の運賃案内でご確認ください。二荒山神社の参拝、宇都宮城址公園の入園、清明館の入場はいずれも無料です。
出かける前に確認したいこと
参拝時間の案内が、公式サイトどうしで食い違っている。 宇都宮観光ナビは参拝6時から18時・社務所9時から16時、とちぎ旅ネットは8時30分から16時と案内しています。どちらも公的な観光サイトですが、内容が一致しません。早朝や夕方に参拝するつもりの日、御朱印や授与品を受けたい日は、神社に直接確かめてから出かけてください。この記事の時間割は10:45の参拝を想定しているので、どちらの案内でも開いている時間帯に収まります。宇都宮二荒山神社(宇都宮観光ナビ) ↗
餃子店の定休日と、受付の方法。 人気店は行列ができることがあり、受付の方法も店によって違います。この記事では店を決めていないので、行きたい店がある場合は定休日と受付方法を事前に調べてください。食べ比べを目当てにする日は、一軒目で注文する量を抑えておくと二軒目に進めます。冷凍餃子を持ち帰るなら、保冷の方法と帰宅までの移動時間を店で確かめてから買うほうが安全です。
石段と、歩く距離。 二荒山神社の境内へは石段を上がります。手すりのある側を使い、急がずに上ってください。駅から中心街、神社、餃子通り、城址公園と回ると4〜5kmほど歩く見込みです。夏は帽子と飲み物を用意し、暑い時間帯は店や資料館の中で休みながら回ってください。歩く量を減らしたい日は、区間ごとに路線バスを挟む前提で組み替えられます。宇都宮城址公園(宇都宮観光ナビ) ↗
同じ栃木県で社寺を歩く日にしたいなら、日光の日帰りガイド ↗もあります。あちらは山あいの社寺と門前が中心で、宇都宮は街なかの神社と食べ歩きが中心です。門前町の通りを歩いて名物を食べるという組み立てでは、成田の日帰りガイド ↗とも重なります。
石段を上がって、餃子を食べて、櫓を見上げる。次の休日は、宇都宮へ。
