静岡県・熱海市/海・温泉・グルメ
情報確認日:2026年9月30日
静岡県の東の端、神奈川県との境に近い相模灘沿いに、温泉の町・熱海があります。駅は山の中腹にあり、そこから海へ向かって坂道と商店街が続いています。坂を下りきった先には、ヤシの並木に縁どられた砂浜と、海沿いの公園が広がっています。
今回ご紹介するのは、熱海駅前の2つの商店街から歩き始め、午前は熱海サンビーチと親水公園で海を眺め、午後は海を見下ろす日帰り温泉で過ごして、送迎バスで駅へ戻る日帰りコースです。駅と海のあいだには高低差があるので、下りは歩き、上りは交通機関に任せる組み立てにしています。東京駅から熱海駅までは、こだまで約45分です。アクセス(起雲閣公式) ↗
※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に熱海市観光協会 ↗と各施設の公式サイトでご確認ください。
こんな気分の日に
- 遠出はしたくないけれど、広い海を見て一日を過ごしたい
- 観光地を次々に回るより、ひとつの温泉で長めにくつろぎたい
- 帰りの電車に乗る前に、おみやげをゆっくり選びたい
日帰り旅の基本情報
| 項目 | このコースの目安 |
|---|---|
| 出発地 | 東京都心(東京駅・品川駅方面から) |
| 交通手段 | 新幹線または在来線+徒歩+路線バス・送迎バス |
| 現地まで | 東京駅からこだまで約45分、在来線で約1時間50分 |
| 現地滞在(基本) | 10:00〜16:30の約6時間半 |
| 予算(基本) | 大人1人15,130〜18,960円程度を用意する想定 |
| 歩く量 | 駅から海への下り坂と、海沿いの散策で約3kmの見込み。帰りの上りは送迎バスを使います |
滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。新幹線を使うか在来線にするか、温泉で何時間過ごすかで大きく変わります。
熱海で楽しみたい、3つのこと
1. 駅前の2つの商店街で、おみやげの下見をする

熱海駅の改札を出てすぐの場所に、「平和通り」と「仲見世」という2つの商店街があります。創業60年、70年といった老舗もあり、小さな店が軒を連ねています。干物屋や寿司店、カフェ、伊豆半島のおみやげをそろえた店が並び、温泉まんじゅうを片手に歩く人の姿も見られます。熱海駅前商店街(仲見世・平和通り)(熱海市観光協会) ↗
このコースでは、朝のうちに商店街をひと回りして、帰りに買うものの目星をつけておきます。午後は温泉から送迎バスで駅前に戻るので、干物や生菓子のように持ち歩きたくない品は、帰る直前に買うのが気楽です。朝の商店街は、店が開きはじめる時間でもあります。開店時刻は店ごとに違うので、目当ての店があるなら、その店の営業時間を確かめておいてください。
2. 熱海サンビーチと親水公園を、海沿いに歩く

商店街を抜けて坂を下ると、海に出ます。熱海サンビーチは、ホテルが立ち並ぶ市街地にありながら、ヤシの並木が続く長さ400メートルの砂浜です。波が穏やかで、夜には砂浜がライトアップされます。施設案内 熱海サンビーチ(熱海市) ↗ ライトアップは毎晩、日没から22:00までです(花火の打ち上げ時は消灯)。JR熱海駅からは徒歩約20分。バスなら、熱海港・紅葉ガ丘方面行きで約5分、サンビーチで降りて徒歩約3分です。熱海サンビーチ(熱海市観光協会) ↗
サンビーチの南には、海沿いに親水公園が続いています。熱海市が北イタリアのサンレモ市と姉妹都市であることから、地中海沿岸のリゾート地をイメージして整備された公園です。噴水のある「ムーンテラス」を含む第1工区「スカイデッキ」はレンガ、第2工区「レインボーデッキ」は石を基調につくられ、第3工区「渚デッキ」にはヤシの木やジャカランダなどが植えられています。親水公園・ムーンテラス(熱海市観光協会) ↗
海水浴場として開かれるのは夏の一時期だけで、2026年は7月11日から8月30日まで、遊泳できるのは9:00〜16:00でした。この期間以外は監視員がいないので、この日の過ごし方は砂浜と遊歩道を歩くことにとどめ、海には入らない前提で組んでいます。気象状況によっては海水浴期間中でも遊泳禁止になります。施設案内 熱海サンビーチ(熱海市) ↗
3. オーシャンスパ Fuuaで、相模灘を見ながら湯に浸かる
午後は、サンビーチから海沿いに北東へ進んだ先にある日帰り温泉「オーシャンスパ Fuua(フーア)」で過ごします。相模灘を一望する日帰り温泉施設で、全長約25mの露天立ち湯からは、日中は空と海が、夜には熱海の市街の夜景が見渡せます。浴場のほかに、海を眺められるラウンジや岩盤浴、カフェもあります。オーシャンスパ Fuua(熱海市観光協会) ↗
営業時間は10:00〜22:00(最終入館21:00)です。入館料は大人が平日3,080円、土日祝日・特定日3,410円、小人(4歳〜小学生)が平日2,310円、土日祝日・特定日2,530円で、別に入湯税(大人1人150円)がかかります。入館料には館内着とタオルのレンタル料が含まれ、事前の予約は受け付けていません。営業時間・料金(オーシャンスパ Fuua) ↗
利用にはいくつか条件があります。0〜3歳の子どもは入館できず、18歳未満は保護者(20歳以上)の同伴が必要です。4歳〜小学生は同性の保護者の同伴が必要で、露天立ち湯や岩盤浴など一部の設備は使えません。露天立ち湯は身長135cm未満では利用できません。入れ墨・タトゥーのある人は入館できません。営業時間・料金(オーシャンスパ Fuua) ↗
2026年9月28日からは、展望サウナのリニューアル工事のため、浴場の一部が使えなくなっています。展望サウナは12月中旬まで、かけ流し露天湯は10月16日まで休止で、露天立ち湯や眺望内湯は通常どおり使えます。また、リニューアルオープンの日から土日祝日・特定日の料金が改定される予定です。サウナリニューアル工事に伴う一部サービス利用休止のお知らせ(オーシャンスパ Fuua) ↗
一日の過ごし方
午前は駅前と海辺を歩き、午後は温泉で過ごす組み立てです。駅から海へは下り坂なので歩き、帰りの上りは送迎バスに任せます。
以下の時刻は旅の組み立て例で、列車やバスの発車時刻ではありません。
| 時刻の目安 | 過ごし方 |
|---|---|
| 10:00 | 熱海駅前の平和通り・仲見世をひと回りし、帰りに買うものを下見する |
| 11:00 | 坂を下って海へ。親水公園とサンビーチを海沿いに歩く |
| 12:00 | 海に近い市街地で、魚料理などの昼食 |
| 13:30 | 海沿いを歩くか、タクシーでオーシャンスパ Fuuaへ |
| 14:00 | 入浴と、ラウンジでの湯上がりの休憩 |
| 16:30 | 送迎バスで熱海駅へ戻り、商店街でおみやげを買って帰路へ |
昼食の店は、この記事では特定していません。駅前の商店街や、海に近い銀座商店街の周辺から、営業を確認した店を選んでください。雨の日は海辺の散策を短くし、温泉で過ごす時間を長めに取るか、市街地にある起雲閣(後述)の見学を組み込むと、屋根の下で過ごす時間が増えます。
アクセスと予算
東京駅から熱海駅へは、こだまで約45分、ひかりで約35分、在来線では約1時間50分です。品川駅からは、こだまで約35分です。アクセス(起雲閣公式) ↗
熱海駅から市内各所へは、駅のバスターミナルから路線バスが出ています。熱海港・後楽園方面は7番のりばです。路線バス(熱海市観光協会) ↗ 市内の観光名所を回る東海バスの「湯〜遊〜バス」は、2025年10月11日から当面のあいだ全便運休しています。1日乗り放題の東海バスフリーきっぷ「熱海1日券」は、10月1日から大人950円に改定されます。熱海市内名所めぐり「湯〜遊〜バス」(東海バス) ↗
オーシャンスパ Fuuaへは、熱海駅から無料の送迎シャトルバスが出ていて、所要時間は約10分です。乗り場は改札を出て右手のロータリーです。定員があり、乗れない場合もあります。運行時間外は、路線バス7番の「熱海後楽園行き」かタクシーを使います。アクセス(ATAMI BAY RESORT KORAKUEN) ↗
| 費目 | 大人1人の想定 |
|---|---|
| 東京〜熱海の新幹線(自由席)の往復として確保 | 8,800円 |
| 市内の路線バス・タクシーの分担として確保 | 600円 |
| オーシャンスパ Fuuaの入館料(確認済みの料金。平日〜土日祝日)+入湯税 | 3,230〜3,560円 |
| 昼食 | 1,500〜3,000円 |
| 飲み物・おみやげ | 1,000〜3,000円 |
| 計画上の合計 | 15,130〜18,960円 |
新幹線の8,800円と市内交通の600円は、出発駅と乗る区間を決めない予算枠で、確認済みの運賃ではありません。在来線を使えば交通費は下がります。区間の金額はJR東日本・JR東海と東海バスの運賃案内でご確認ください。時刻・運賃検索(東海バス) ↗
雨の日の候補にしたい起雲閣は、大正8年(1919年)に別荘として築かれ、のちに旅館として多くの文豪に愛された邸宅で、今は熱海市の文化財として公開されています。開館時間は9:00〜17:00(入館は16:30まで)、休館日は毎週水曜日(祝日の場合は開館)と年末(12月26日〜30日)です。入館料は大人610円、中高生360円、小学生以下無料です。熱海駅から伊豆箱根バスで約10分、起雲閣前で降りてすぐです。起雲閣(熱海市観光協会) ↗
動画で、熱海の町を見てみる
熱海市役所の公式YouTubeチャンネルが公開している「熱海市PR動画」を紹介します。熱海市の公式サイトから、このチャンネルへの案内があります。
1分40秒ほどの短い映像で、芸妓見番の踊りや、昔ながらの喫茶店など、市内のさまざまな場面が映っています。熱海の町全体を紹介する映像なので、この日の順路を案内するものではなく、記事で歩く海辺や日帰り温泉と範囲は重なりません。町の雰囲気をつかむためにご覧ください。営業時間や料金は、この記事の本文と各施設の公式サイトでご確認ください。
出典:熱海市役所公式チャンネル(YouTube)
YouTubeで動画を見る ↗ / 熱海市公式サイト(公式YouTubeチャンネルへの案内) ↗
※動画プレーヤーの読み込み時にGoogle/YouTubeへ接続します。プライバシー強化モードでもIPアドレス等の送信を完全には防げません。自動再生はしません。詳細はGoogleのプライバシーポリシー ↗をご確認ください。再生できない場合は上のYouTubeリンクをご利用ください。
出かける前に確認したいこと
温泉の利用条件と、工事による休止。 オーシャンスパ Fuuaは、年齢や身長による利用の制限があり、0〜3歳の子どもは入館できません。小さな子ども連れの日は、事前に条件を確かめてください。2026年9月28日から12月中旬までは、展望サウナのリニューアル工事で浴場の一部が休止しています。休館日も年に数日あり、2027年は1月5日と6日が休館です。出かける前に公式サイトの営業時間とお知らせを見ておくと安心です。営業時間・料金(オーシャンスパ Fuua) ↗
帰りの坂と、送迎バスの時刻。 熱海駅は海より高い場所にあり、海辺から駅へ戻るには上り坂を歩くことになります。湯上がりに坂を上るのは体に負担がかかるので、このコースでは送迎バスを使います。送迎バスは定員があり、乗れないことがあります。乗りたい便と、その次の便の時刻を控えておくと、慌てずにすみます。運行時間外や混雑時は、路線バスかタクシーに切り替えてください。土日祝日や花火大会の日は、周辺の道路が大変混雑します。アクセス(ATAMI BAY RESORT KORAKUEN) ↗
海辺の暑さ・風と、手荷物。 砂浜と海沿いの公園には、日差しをさえぎるものがほとんどありません。夏は帽子と飲み物を持ち、こまめに日陰で休んでください。風のある日は海沿いが冷えるので、秋から冬は上着を一枚多めに。波の高い日は波打ち際に近づかないようにしましょう。サンビーチでは例年、置き引きの被害が起きています。貴重品は肌身離さず持ってください。熱海サンビーチ(熱海市観光協会) ↗
同じ東海道線沿いで温泉と湖を楽しむなら箱根の日帰りガイド ↗を、城と城下町を歩くなら小田原の日帰りガイド ↗を。熱海のひと駅先で湧き水の町を歩く三島の日帰りガイド ↗や、熱海の隣の温泉地湯河原 ↗の行先ページもあわせてご覧ください。
駅前の商店街で朝の町を歩き、坂を下って海沿いを散歩し、午後は海を見ながら湯に浸かる。次の休日は、熱海へ。
