神奈川県・横浜/街歩き・海辺
情報確認日:2026年9月22日
地下から地上に出ると、風の匂いが変わる。都心からそう遠くない場所に、そういう街があります。次の休日は、行き先を港のまわりだけに絞って、横浜を歩いてみませんか。
今回ご紹介するのは、みなとみらい線の元町・中華街駅から歩き始めて、山下公園、横浜中華街、象の鼻パーク、横浜赤レンガ倉庫とたどる日帰りコース。道はほとんど平らで、大きな段差もありません。みなとみらいの高層ビルや郊外の施設までは足を延ばさず、海沿いの一本道に一日を使う組み立てです。山下公園へのアクセス(横浜市) ↗
※施設の開館時間、料金、催しによる混雑は変わります。お出かけ前に日本郵船氷川丸のご利用案内 ↗と横浜赤レンガ倉庫の公式サイト ↗で最新の案内をご確認ください。
こんな気分の日に
- 坂や階段の少ない道を、のんびり歩きたい
- 昼ごはんは、その日の気分で選びたい
- 遠出はしないけれど、いつもと違う景色に出たい
日帰り旅の基本情報
| 項目 | このコースの目安 |
|---|---|
| 出発地 | 東京都心(JR線・東急線・みなとみらい線などを利用) |
| 交通手段 | 電車+徒歩 |
| 現地まで | 横浜駅などで乗り換えて、みなとみらい線の元町・中華街駅へ。出発駅と経路で変わります |
| 現地滞在(基本) | 10:00〜17:00の約7時間 |
| 予算(基本) | 大人1人4,300〜6,800円程度を用意する想定 |
| 歩く量 | 全体で約4kmの見込み。海沿いは平坦で、階段はほとんどありません |
滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。混雑や、選ぶ飲食店、船内を見学するかどうかで変わります。
横浜で楽しみたい、3つのこと
1. 山下公園と氷川丸で、港の朝を過ごす

山下公園は昭和5年3月に開園した、横浜でいちばん知られた公園です。関東大震災の復興事業として、大正14年から4年がかりで市内の瓦礫を埋め立て、上部を良質な土で覆って造成されました。海に向かって開けた園地に、沈床花壇のバラと、歌碑や記念碑が並びます。バラ園は「未来のバラ園」として再整備されていて、約160種1,900株が植えられています。山下公園(横浜市) ↗
みなとみらい線の元町・中華街駅、出口4から徒歩3分。JR石川町駅の中華街口からは徒歩15分、JR関内駅南口からは徒歩20分と案内されています。桜木町駅前からは市営バス26系統で「山下公園前」下車です。
公園の岸壁に係留されているのが日本郵船氷川丸です。開館時間は10:00から17:00まで、入館は16:30まで。休館日は月曜日で、祝日の場合は開館し、翌平日が休館になります。入館料は一般300円、シニア(65歳以上)200円、中学生・高校生と小学生が100円。日本郵船歴史博物館とのセット券は一般500円です。支払いは現金のみと案内されています。日本郵船氷川丸・ご利用案内 ↗
船内を見るかどうかで、午前の使い方が変わります。見学しない日は、海に向いたベンチで港の動きを眺める時間に充てても、この公園は十分に楽しめます。
2. 横浜中華街で、昼食をゆっくりとる

山下公園から中華街までは、歩いてすぐです。横浜中華街発展会協同組合の案内によると、料理・雑貨・土産などを含む対消費者向けの総店舗数は約630店、そのうち中国料理店は約200店(2022年5月調べ)。東西南北の牌楼(門)に囲まれた範囲は約500m四方で、大通りの長さは善隣門から交番までが約300mです。横浜中華街に関するQ&A ↗
広東、上海、四川、北京、福建、台湾、香港と料理の系統が分かれていて、点心・飲茶の店、粥の店、火鍋の店もあります。どこで食べるかは、当日の気分と行列の長さで決めるのが現実的です。ここで挙げた料理は編集上の候補で、訪問した体験の紹介ではありません。店ごとの営業日と受付の方法は、各店の案内でご確認ください。
食べ歩きについては、発展会から注意が出ています。いちご飴のような串にささったフードは、歩きながら食べると転んだときに喉や顔に刺さる恐れがあり、狭い道や混雑した場所では他の人に刺さる、服を汚すといったトラブルにつながることもある、とされています。串付きのものは立ち止まって安全な場所で食べること、中華街内の山下町公園でゆっくり食べることもできること、買った店以外の店先を占有しないこと。「立ち止まりグルメ」という言い方で呼びかけられています。食べ歩きについてのお願いとご案内 ↗
3. 象の鼻パークを抜けて、赤レンガ倉庫へ

午後は海沿いを北へ。山下公園に戻り、大さん橋の付け根を回り込むと象の鼻パークに出ます。横浜市が開港150周年にあたる平成21年6月2日の開港記念日に開いた広場で、園内の象の鼻テラスは開館時間が10:00から18:00まで、入場は無料で年中無休です。みなとみらい線の日本大通り駅、出口1から徒歩約3分。象の鼻テラス・アクセス ↗ / 横浜港 象の鼻地区(横浜市) ↗
そのまま海沿いを進むと、横浜赤レンガ倉庫です。営業時間は1号館が10:00から19:00まで、2号館が11:00から20:00まで。法定点検日を除いて毎日営業していて、入館に入場料はかかりません。横浜赤レンガ倉庫 ↗ カフェやレストラン、1号館のホールとスペースは時間が異なり、時期や催しで一部が変わることもあります。
最寄りは馬車道駅または日本大通り駅から徒歩約6分。みなとみらい駅からは徒歩約12分、桜木町駅からは汽車道を経て徒歩約15分と案内されています。横浜赤レンガ倉庫・アクセス ↗ 帰りは馬車道駅からでも、歩く元気が残っていれば汽車道を渡って桜木町駅からでも構いません。往復せず別の駅から帰ると、同じ道を二度歩かずに済みます。
一日の過ごし方
海沿いで立ち止まる時間と、中華街で店を選ぶ時間を見込んだ組み立てです。
以下の時刻は旅の組み立て例で、列車やバスの発車時刻ではありません。
| 時刻の目安 | 過ごし方 |
|---|---|
| 10:00 | 元町・中華街駅から山下公園へ。港を眺めて、氷川丸を見学するかどうかを決める |
| 11:30 | 中華街へ歩いて、早めの昼食。混み合う前に席につく |
| 13:00 | 牌楼と店先を見ながら中華街を歩き、お茶や土産を選ぶ |
| 14:00 | 山下公園に戻り、象の鼻パークを抜けて赤レンガ倉庫へ |
| 15:30 | 館内で買い物をして、座ってひと休み |
| 17:00 | 馬車道駅、または汽車道を渡って桜木町駅から帰路へ |
氷川丸の船内見学を入れる日は、午前を30分ほど長く取るか、中華街での散策を短くして調整してください。催しのある週末は通りが混むので、先に見たい場所の順番を決めておくと動きやすくなります。
アクセスと予算
みなとみらい線は東急東横線と直通運転していて、渋谷方面から乗り換えずに元町・中華街駅まで行ける列車もあります。横浜駅から元町・中華街駅までのきっぷは230円。一日乗車券は大人460円、小児230円で、当日は何度でも乗り降りできます。みなとみらい線・運賃・定期券 ↗
| 費目 | 大人1人の想定 |
|---|---|
| 電車の往復として確保 | 2,000円 |
| 日本郵船氷川丸の入館料(確認済みの料金) | 300円 |
| 昼食(中華街) | 1,500〜3,000円 |
| 甘味・おみやげ | 500〜1,500円 |
| 計画上の合計 | 4,300〜6,800円 |
電車の2,000円は出発駅と経路を決めない予算枠で、確認済みの運賃ではありません。実際の金額は各社の運賃案内でご確認ください。象の鼻テラスは入場無料、赤レンガ倉庫も入館に入場料はかからないので、この日の出費は電車と食事と買い物が中心になります。
動画で、港の景色を眺めてみる
横浜市の観光公式サイト「横浜観光情報」が公開している「横浜ベイエリア」を紹介します。2分半ほどの短い映像で、港のまわりの景色が続けて出てきます。
ひとつ断っておくと、これは風景をまとめた素材の映像で、この日の順路を案内するものではありません。歩く前に景色の雰囲気をつかむものとしてご覧ください。同じ動画ライブラリーには、山下公園、横浜中華街、汽車道など、場所ごとの短い映像も並んでいます。
出典:横浜観光情報(横浜市観光公式サイト)
YouTubeで動画を見る ↗ / 横浜市観光協会・プロモーション動画/動画ライブラリー ↗
※動画プレーヤーの読み込み時にGoogle/YouTubeへ接続します。プライバシー強化モードでもIPアドレス等の送信を完全には防げません。自動再生はしません。詳細はGoogleのプライバシーポリシー ↗をご確認ください。再生できない場合は上のYouTubeリンクをご利用ください。
出かける前に確認したいこと
海沿いは、季節がそのまま出る。 このコースは歩く距離を約4kmと見込んでいます。道は平らですが、山下公園から赤レンガ倉庫までの海沿いには日陰も風よけもほとんどありません。夏は帽子と飲み物を用意して、館内や木陰でこまめに休むほうが無理がありません。冬は海からの風が強く、体感温度が下がります。羽織れるものを一枚多めに持ち、強風や雨の予報が出た日は海沿いを短くして、中華街の食事と赤レンガ倉庫の館内を中心に組み替えてください。
閉まる時刻から、逆算しておく。 日本郵船氷川丸は入館が16:30までで、月曜日が休館日です。午後に船内を見たい日は、中華街での時間を先に決めておくと間に合います。買い物を最後に回す日は、赤レンガ倉庫の営業時間が1号館と2号館で違うことも頭に置いておきましょう。日本郵船氷川丸・ご利用案内 ↗
中華街では、立ち止まって食べる。 串にささったフードを歩きながら食べるのは危険だと、発展会が注意を出しています。買った店の前や山下町公園など、立ち止まれる場所で。買っていない店の店先を占有しないことも、あわせて呼びかけられています。食べ歩きについてのお願いとご案内 ↗
公園の情報は横浜市 ↗、店と催しの情報は横浜中華街 ↗と横浜赤レンガ倉庫 ↗、市内全体の見どころは横浜観光情報 ↗で確認できます。
海を見て、湯気の立つものを食べて、レンガの壁の前をゆっくり歩く。次の休日は、坂のない横浜へ。
