日帰りトリップ行先の一覧 ↗

寄居日帰りガイド|鉢形城跡の堀と土塁を歩き、川の博物館の大水車まで

土塁の間に立つ、復元された鉢形城の木造の門と石を並べた階段
鉢形城跡の復元された門(2019年9月撮影)。:柴錬アワー / CC BY-SA 4.0(長辺1920pxに縮小)

埼玉県・寄居町/城跡・歴史・博物館
情報確認日:2026年10月17日

寄居町は、埼玉県の北西部にあり、荒川が秩父の山あいから平野へ流れ出すあたりに開けた町です。戦国時代の城跡として知られる鉢形城跡は、荒川と深沢川に挟まれた断崖の上に築かれ、昭和7年に国指定史跡になりました。2006年には日本100名城にも選ばれています。鉢形城公園案内(寄居町) ↗ 東京からは、池袋駅から東武東上線に乗って向かいます。

今回ご紹介するのは、鉢形城公園で堀と土塁を歩き、鉢形城歴史館で城の歴史を見て、昼食のあと、川の博物館で荒川の展示と大水車を見て帰る日帰りコースです。電車とバスの時刻と運賃は、この記事では確かめられていません。確かめられたことと、出かける前に調べることを分けて書いています。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 鉢形城公園と鉢形城歴史館、川の博物館の開館時間・休みの日・料金
  • 駅から各施設までの徒歩の目安と、月曜に休みが重なること
  • 一日の時間割と、予算の目安
  • 出かける前に確認したい、歩く距離と電車・バスの時刻

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に鉢形城歴史館(寄居町) ↗、埼玉県立川の博物館 ↗、東武鉄道の時刻表をご確認ください。

こんな気分の日に

このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。

  • 天守のない、堀と土塁の城跡を、ゆっくり歩いてみたい
  • 城の歴史を学んだあと、川と水をテーマにした博物館にも立ち寄りたい
  • 電車で行ける範囲で、入場料の負担が軽い一日を過ごしたい

日帰り旅の基本情報

出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地池袋駅(東武東上線を利用)
交通手段電車(東武東上線)+徒歩
現地まで池袋駅から東武東上線で鉢形駅(乗車時間は便によるため、時刻表で確認。鉢形駅着は10:00の目安)
現地滞在(基本)10:00〜16:15ごろの約6時間(昼食と見学を含む)
予算(基本)大人1人2,000〜3,500円程度を用意する想定(電車の運賃は別)
歩く量鉢形駅から鉢形城跡まで徒歩約15分、川の博物館まで徒歩20分(歩く量はやや多め)

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。見学や食事の長さで変わります。徒歩の分数は寄居町の名所案内 ↗と埼玉県立川の博物館のアクセス案内 ↗によるものです。

寄居で楽しみたい、3つのこと

鉢形城公園、鉢形城歴史館、川の博物館の順に、楽しみ方をご紹介します。

1. 鉢形城公園で、堀と土塁の城跡を歩く

石積みの土塁の内側に、復元された小屋と池が広がる鉢形城跡
鉢形城跡に復元された池と小屋(2019年9月撮影)。写真:柴錬アワー / CC BY-SA 4.0 · 2019年9月撮影(長辺1920pxに縮小、画質を調整)

鉢形城は、文明8年(1476年)に長尾景春が築いたと伝わります。のちに北条氏康の四男・氏邦が整備を広げ、関東でも有数の規模の城になりました。鉢形城公園案内(寄居町) ↗ 天守のある城ではなく、堀や土塁がよく残り、本曲輪や二の曲輪といった区画を、いまも地面の起伏から確かめられます。三の曲輪では、石積みの土塁や四脚門、池が復元されています。鉢形城公園案内(寄居町) ↗

園内の遊歩道は、深沢川の渓谷やカタクリの群生地、町指定天然記念物のエドヒガンのそばを巡ります。鉢形城公園案内(寄居町) ↗ 公園の入園は無料で、休園日は「管理上やむを得ないとき」とされています。 寄居町の名所案内では、寄居駅や東武東上線の鉢形駅から徒歩約15分とされています。鉢形城跡(寄居町) ↗ カタクリの花は春のものなので、この時期は堀と土塁の起伏と、木々の色を楽しむ歩き方になります。

2. 鉢形城歴史館で、城の歴史と構造を知る

木の柱が立つ入口の先に見える、鉢形城歴史館の建物
鉢形城歴史館の建物(2019年9月撮影)。写真:柴錬アワー / CC BY-SA 4.0 · 2019年9月撮影(長辺1920pxに縮小)

鉢形城歴史館は、鉢形城跡のガイダンス施設で、2004年10月に公園の開園と同時に開館しました。常設展示室では、鉢形城の歴史や構造を、映像などを交えて紹介しています。施設案内(鉢形城歴史館) ↗ 展示室には、「鉢形城ヒストリーウォール」や「鉢形城フィールドマップ」などの展示があります。

開館時間は9:30から16:30まで(入館は16:00まで)で、入館料は一般200円、学生等100円です。70歳以上、小学生・中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料です。開館時間・休館日・入館料(鉢形城歴史館) ↗ 休館日は、月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、年末・年始です。 令和8年度の開館カレンダーが公開されており、臨時休館もありえるため、行く日は事前に確かめます。開館カレンダー(鉢形城歴史館) ↗ 日本100名城のスタンプは、駐車場正面入口の郵便ポストに置かれています。

3. 川の博物館で、荒川の流れと大水車を見る

青空を背に立つ、木組みの巨大な水車
埼玉県立川の博物館の大水車(2011年1月撮影)。写真:京浜にけ / CC BY-SA 3.0 · 2011年1月撮影(長辺1920pxに縮小)

埼玉県立川の博物館(愛称「かわはく」)は、荒川の河川敷の上にあります。寄居町観光協会 ↗ 10月1日から通常どおり開館していて、開館時間は9:00から17:00まで(入館は閉館の30分前まで)です。ご利用案内(埼玉県立川の博物館) ↗ 観覧料は一般410円、学生200円で、中学生以下は無料です。

休館日は月曜日で、祝日・振替休日・県民の日・夏休み期間は開館します。 施設の整備に伴う臨時休館もあります。ご利用案内(埼玉県立川の博物館) ↗ 館内には本館の展示室のほか、荒川大模型173や大水車、渓流観察窓などの施設があります。施設のご紹介(埼玉県立川の博物館) ↗ 2026年7月11日から12月13日までは、企画展「アンモナイト 〜太古の海からのたより〜」が開かれています。埼玉県立川の博物館 ↗ 屋外の「荒川わくわくランド」は水遊びの施設で、春分の日から11月中旬まで開き、別料金(高校生以上210円)です。施設のご紹介(埼玉県立川の博物館) ↗ この時間割には入れていません。

一日の過ごし方

午前に鉢形城公園と歴史館を見て、川の博物館で昼食をとり、展示を見たあと、夕方の電車で帰る組み立てです。

以下の時刻は、2026年10月の旅の組み立て例です。電車の時刻は時刻表で便を選びます。

一日のルート
  1. 08:30池袋駅
  2. 東武東上線10:00鉢形駅
  3. 徒歩10:30鉢形城公園
  4. 徒歩11:30鉢形城歴史館
  5. 徒歩13:00川の博物館
  6. 徒歩16:15鉢形駅
時刻の目安過ごし方
08:30池袋駅から東武東上線に乗る(便は時刻表で選ぶ)
10:00鉢形駅に着く
10:10鉢形城公園へ歩く(徒歩約15分)
10:30鉢形城公園で、堀と土塁、復元された門や池を歩く
11:30鉢形城歴史館で、常設展示を見る
12:15川の博物館へ歩く(鉢形駅から徒歩20分)
13:00川の博物館のレストランで昼食をとる
14:00本館の展示と大水車を見る
15:45川の博物館を出て、鉢形駅へ歩く
16:15鉢形駅から東武東上線に乗る(便は時刻表で選ぶ)

鉢形城歴史館と川の博物館はどちらも月曜が休みなので、両方が開いているのは火曜から日曜です(歴史館は祝日の翌日も休み)。 鉢形城公園から川の博物館までの直接の距離は確かめられていません。時間割は、公式が案内する駅からの徒歩分数をもとに、余裕を見て組んでいます。雨の日は、鉢形城公園の歩きを短くして、歴史館と川の博物館の展示を中心にします。

アクセスと予算

東京からは、池袋駅から東武東上線に乗り、鉢形駅で降ります。寄居町観光協会の案内では、池袋駅から寄居駅まで急行で約95分です。寄居町へのアクセス(寄居町観光協会) ↗ 鉢形駅までの乗車時間と運賃は確かめられていないため書いていません。乗る前に東武鉄道の時刻表でご確認ください。

寄居駅から歴史館へは、徒歩約25分とされています。イーグルバスの和紙の里行きに乗り、「鉢形城歴史館前」で降りて徒歩約5分の行き方もあります。アクセス(鉢形城歴史館) ↗ バスの時刻と運賃は確かめられていません。川の博物館へは、寄居駅からタクシーで7分とされています。アクセス(埼玉県立川の博物館) ↗ タクシーの運賃は確かめられていないため書いていません。

車で行く場合、関越自動車道の花園ICから国道140号バイパスを秩父・長瀞方面へ約6km、約15分で歴史館に着きます。歴史館の駐車場は開館日の9:00から17:00まで使えます。アクセス(鉢形城歴史館) ↗ 川の博物館の駐車場は、普通車が300円です。ご利用案内(埼玉県立川の博物館) ↗ 飲食店で酒類を出す場合もあるため、運転する人は飲まない前提で、立ち寄る店を選びます。

帰りは、川の博物館から鉢形駅まで歩き、東武東上線で池袋駅へ戻ります。16:15ごろの発を基本にして、時刻表で便を選びます。

費目大人1人の想定
鉢形城公園(確認済み)無料
鉢形城歴史館 入館(確認済み)200円
川の博物館 観覧(確認済み)410円
昼食1,000〜1,800円
おやつ・おみやげ300〜1,000円
計画上の合計2,000〜3,500円

昼食とおやつ、おみやげは編集上の目安です。池袋駅から鉢形駅までの電車の運賃と、車で行く場合の駐車料金は、上の合計に含んでいません。実際の金額は、乗る前にご確認ください。

出かける前に確認したいこと

休みの日と、駅からの徒歩の距離、季節のイベントが、行く日を決めるときの手がかりになります。

昼食の店。 昼食の候補の一つは、川の博物館の2階にあるレストラン「ウォーターミル」です。2024年4月にリニューアルした大水車を望む店で、営業は11:00から16:00(ラストオーダー15:30)です。施設のご紹介(埼玉県立川の博物館) ↗ メニューの価格は確かめられておらず、上の予算は編集上の目安です。ほかの店を選ぶ場合も、営業日と時間は行く前に確かめます。

歩く距離。 鉢形駅から鉢形城跡までは徒歩約15分、鉢形駅から川の博物館までは徒歩20分です。歴史館の案内では、寄居駅から歴史館まで徒歩約25分とされています。アクセス(鉢形城歴史館) ↗ 公園の中の歩く距離と、公園から川の博物館までの道のりは確かめられていません。足に自信がない日は、鉢形城公園と歴史館だけにして帰る選び方もあります。

イベントの日。 2026年10月31日(土)と11月1日(日)は、寄居町の中心部で寄居秋祭りが開かれ、山車が市街地を巡行します。新着情報(寄居町観光協会) ↗ 当日は人出が増えるかもしれません。また、11月7日から12月20日までは、鉢形城歴史館の企画展示室で共催展「埼玉の古代窯業」が開かれます。令和8年度秋の企画展(鉢形城歴史館) ↗ 入館料は常設展と同じ一般200円と案内されています。

関東のほかの城跡と歴史の町なら、白石の日帰りガイド →もあります。白石は復元された天守にのぼる一日で、本記事の堀と土塁を歩く一日とは違う楽しみ方です。

堀の跡を歩いて、荒川の流れを見る。次の休みは、寄居へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

← 次の日帰り旅を探す