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深谷日帰りガイド|東京駅を模した駅舎から、誠之堂と渋沢栄一の生家まで

赤いレンガと白い帯が組み合わさった、深谷駅の駅舎
深谷駅の駅舎(2013年1月撮影)。:京浜にけ / CC BY-SA 3.0(長辺1600pxに縮小)

埼玉県・深谷市/歴史・まち歩き
情報確認日:2026年10月15日

深谷は、実業家の渋沢栄一が生まれた町です。市の北部には、栄一が生まれ育った旧渋沢邸「中の家」や、従兄で学問の師だった尾高惇忠の生家、栄一の資料を並べた渋沢栄一記念館などが集まっています。渋沢栄一記念館(深谷市) ↗ 深谷駅の駅舎は、深谷産のレンガが使われた東京駅をイメージして造られたと市が案内しています。レンガのまち深谷(深谷市) ↗

今回ご紹介するのは、東京駅から高崎線で深谷へ行き、市のコミュニティバス「くるリン」の北部シャトル便で、誠之堂・清風亭、渋沢栄一記念館、尾高惇忠生家、旧渋沢邸「中の家」をまわって夕方の電車で帰る日帰りコースです。コミュニティバス「くるリン」定時定路線(深谷市) ↗ 見学の施設はいずれも入館無料で、深谷駅からはバスで行きます。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 誠之堂・清風亭・渋沢栄一記念館・尾高惇忠生家・中の家の開館時間・料金・休みの日
  • 渋沢栄一記念館のアンドロイド講義に予約が要ること
  • 深谷駅からのバスの時刻と、行き帰りの電車の時刻
  • 一日の時間割と、予算の目安

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に渋沢栄一記念館(深谷市) ↗、くるリン(深谷市) ↗、JR東日本の時刻表 ↗をご確認ください。

こんな気分の日に

このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。

  • 渋沢栄一が生まれ育った土地を、建物と資料で知りたい
  • 大正時代のレンガの洋館を、入館無料でゆっくり見たい
  • 乗り換えのない電車と、路線バスで行く静かな日帰りをしたい

日帰り旅の基本情報

出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地東京都心(東京駅からJR高崎線を利用)
交通手段電車(JR高崎線)+路線バス(くるリン北部シャトル便)
現地まで東京駅から深谷駅まで約88分(7:43発・9:11着)。深谷駅北口からバスで約14〜18分
現地滞在(基本)9:11〜16:23の約7時間(昼食と見学を含む)
予算(基本)大人1人1,800〜3,500円程度を用意する想定(バスの一日乗車券500円を含む。電車の運賃は別)
歩く量バス停から各施設への徒歩が中心(各施設の間の距離は公式で確かめられず、距離は書いていません)

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。食事の待ち時間や見学の長さで変わります。電車の時刻は7:43東京駅発の高崎行き(JR東日本、平日) ↗と深谷駅16:23発の上り(JR東日本、平日) ↗の時刻表によるものです。

深谷で楽しみたい、3つのこと

誠之堂・清風亭、渋沢栄一記念館、尾高惇忠生家と中の家の順に、楽しみ方をご紹介します。

1. 誠之堂・清風亭で、世田谷から移された大正の建物を見る

赤いレンガの壁と煙突、スレートの屋根が見える誠之堂
誠之堂(2010年3月撮影)。写真:Abasaa / Public Domain(著作者による権利放棄) · 2010年3月撮影(長辺1600pxに縮小)

誠之堂と清風亭は、渋沢栄一にゆかりの2つの建物です。平成11年に東京都世田谷区から深谷市の大寄公民館の敷地内へ移されました。誠之堂は大正5年(1916)の竣工で、平成15年に国の重要文化財になりました。清風亭は大正15年(1926)の竣工で、平成16年に埼玉県の指定有形文化財になっています。誠之堂・清風亭のご案内(深谷市) ↗

見学は無料で、開館は9:00から17:00まで(入館は16:30まで)です。 休館日は年末年始(12月29日から翌年1月3日)です。2026年は誠之堂が創建110周年、清風亭が創建100周年にあたります。誠之堂・清風亭のご案内(深谷市) ↗ 深谷駅北口から北へ約4kmで、くるリンの北部シャトル便が「大寄公民館・誠之堂・清風亭」に停まります。誠之堂・清風亭のご案内(深谷市) ↗

2. 渋沢栄一記念館で、資料とアンドロイド講義にふれる

円柱が並ぶ2階建ての渋沢栄一記念館の外観
渋沢栄一記念館の外観(2010年3月撮影)。写真:Abasaa / Public Domain(著作者による権利放棄) · 2010年3月撮影(長辺1600pxに縮小)

渋沢栄一記念館は、「渋沢栄一翁と論語の里」にある施設です。資料室には、栄一ゆかりの遺墨や写真などが展示されています。講義室では、渋沢栄一アンドロイドによる講義を見学できます。渋沢栄一記念館(深谷市) ↗

アンドロイド講義は、人数にかかわらず予約が必要です。 見学希望日の2日前まで、市の予約システムで申し込みます。1回の定員は最大40名で、所要は約60分、開始後は入室できません。渋沢栄一記念館等の見学予約について(深谷市) ↗ 資料室は9:00から17:00まで、講義室は9:30から16:30まで(最終の講義は15:30から)で、どちらも見学は無料です。渋沢栄一記念館(深谷市) ↗

3. 尾高惇忠生家と旧渋沢邸「中の家」で、生まれ育った家を見る

尾高惇忠生家は、栄一の従兄で学問の師だった尾高惇忠の生家です。江戸時代後期に惇忠の曽祖父が建てたといわれ、市の指定史跡になっています。惇忠は、富岡製糸場の設立に大きく関わり、初代場長を務めました。尾高惇忠生家(深谷市) ↗ 家の中は、土間の部分が通路として公開されています。

旧渋沢邸「中の家」は、栄一の生誕地に、栄一の妹夫妻が明治28年に建てた主屋です。栄一が帰郷したときに滞在した建物で、県の旧跡と市の史跡に指定されています。旧渋沢邸「中の家」(深谷市) ↗ 主屋の内部は靴を脱いで上がり、段差が多いので、靴下を用意しておきます。 どちらも入館は無料で、開館は9:00から17:00までです。中の家は入場が16:30までで、12月22日は主屋の清掃のため休館です(庭は見学できます)。旧渋沢邸「中の家」(深谷市) ↗

一日の過ごし方

駅舎を見てからバスで北へ向かい、午前に誠之堂・清風亭、午後に記念館と2つの旧家をまわって、夕方の電車で帰る組み立てです。

以下の時刻は、2026年10月の旅の組み立て例です。電車の時刻はJR東日本の2026年10月号の時刻表、バスの時刻は深谷市の令和7年4月版の時刻表によるものです。

一日のルート
  1. 07:43東京駅
  2. 電車09:35深谷駅北口
  3. バス09:50誠之堂・清風亭
  4. 徒歩12:04大寄公民館
  5. バス13:00渋沢栄一記念館
  6. 徒歩15:00旧渋沢邸「中の家」
  7. バス16:23深谷駅
時刻の目安過ごし方
07:43東京駅から高崎線に乗る(深谷駅に9:11着)
09:20深谷駅の駅舎を見て、北口のバス停へ行く
09:35深谷駅北口から北部シャトル便に乗る(大寄公民館に9:49着、運賃200円)
09:50誠之堂・清風亭を見学する(入館無料)
12:04大寄公民館から北部シャトル便に乗る(渋沢栄一記念館に12:08着)
12:10昼食をとる
13:00渋沢栄一記念館の資料室とアンドロイド講義を見学する(講義は予約した時間)
14:30尾高惇忠生家を見る
15:00旧渋沢邸「中の家」を見る
15:35中の家から北部シャトル便に乗る(深谷駅北口に15:56着)
16:23深谷駅から高崎線に乗る(東京駅に17:52着)

バスは1回200円で、現金か市の地域通貨「negi」だけが使えます。 1日に何度でも乗れる一日乗車券は500円です。くるリン定時定路線(深谷市) ↗ 北部シャトル便+周遊便の時刻表(令和7年4月版・PDF) ↗ 北部シャトル便の停留所は、記念館から尾高惇忠生家前、中の家の順に続いています。帰りは中の家15:35発の次が17:37発なので、乗り遅れないようにします。昼食の店は、公式の案内で確かめられなかったため、店名は挙げていません。軽食を持って行くと安心です。雨の日は、屋内の誠之堂・清風亭と記念館の見学を中心にします。

アクセスと予算

東京駅7:43発の高崎線は、上野駅、大宮駅、熊谷駅を経て、深谷駅に9:11に着きます(平日)。7:43発・平日(JR東日本) ↗ 土曜・休日は東京駅7:50発で、深谷駅に9:15に着く電車があります。7:50発・土曜休日(JR東日本) ↗ 運賃は、乗る前にJR東日本でご確認ください。

帰りは深谷駅16:23発の電車が、東京駅に平日は17:52、土曜・休日は17:51に着きます。深谷駅16:23発・平日(JR東日本) ↗ 深谷駅16:23発・土曜休日(JR東日本) ↗ 深谷駅の時刻表は、上りと下りで平日と土曜・休日に分かれています。深谷駅の時刻表・上り・平日(JR東日本) ↗

深谷駅から記念館への交通は、市の案内ではバスとタクシーです。タクシーは、駅から記念館まで約16分と案内されています。渋沢栄一記念館(深谷市) ↗ 北部シャトル便は毎日運行ですが、12月29日から1月3日は運休です。くるリン定時定路線(深谷市) ↗

費目大人1人の想定
バス(一日乗車券・確認済みの料金)500円
誠之堂・清風亭、記念館、尾高惇忠生家、中の家の入館料(確認済みの料金)0円
昼食800〜1,500円
喫茶・おみやげ500〜1,500円
計画上の合計1,800〜3,500円

昼食と喫茶・おみやげは編集上の目安で、軽食を持参すれば昼食はかかりません。東京から深谷までの電車の運賃は、上の合計に含んでいません。実際の金額は、乗る前にご確認ください。

出かける前に確認したいこと

バスの本数が限られ、見学の予約もあるので、出発前に次の点を確かめておきましょう。

予約と休みの日。 アンドロイド講義は、見学の2日前までに予約します。記念館は年末年始のほか、2026年は11月16日が館全体の休室で、10月26日と12月21日は資料室だけが休室です。渋沢栄一記念館(深谷市) ↗ 日程を決めたら、この日に当たらないかを確かめます。

バスの時刻と歩く量。 バスの時刻表は令和7年4月版で、改定されることがあります。乗る前に、深谷市の「くるリン」のページで最新の時刻をご確認ください。くるリン定時定路線(深谷市) ↗ バス停から施設までの徒歩があるので、夏は暑さ、冬は日の短さに気をつけ、15時台には中の家のバス停へ向かいます。

旧煉瓦製造施設。 ホフマン輪窯と旧事務所(煉瓦資料館)は、現在、公開・見学を休止しています。ホフマン輪窯は、工事終了後の令和9年度中の公開が予定されているため、この記事の時間割には入れていません。旧煉瓦製造施設(深谷市) ↗

埼玉で、ほかの行先を探すなら、行田の日帰りガイド →や長瀞の日帰りガイド →もあります。尾高惇忠が初代場長を務めた富岡製糸場は、富岡の日帰りガイド →で紹介しています。行田は古墳と足袋蔵、長瀞は渓谷、富岡は製糸場を歩く一日で、本記事の渋沢栄一ゆかりの建物をまわる一日とは違う楽しみ方です。

レンガの駅舎から、大正の洋館、栄一が育った家まで、バスで巡る一日。次の休日は、深谷へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

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