群馬県・桐生市/町並み・蔵・織物
情報確認日:2026年10月11日
桐生は、約400年前に天満宮を起点に町が開かれ、織物業で栄えた群馬県東部の町です。町の中心の桐生新町には、織物関係の蔵や町屋、のこぎりの歯のような形の屋根の工場が残り、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)になっています。東京駅から新幹線で高崎へ行き、両毛線に乗りかえると、2時間あまりで着きます。次の休日は、織物の町を歩いてみませんか。桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(桐生市) ↗
今回ご紹介するのは、東京駅7:24発の新幹線あさま603号で高崎駅へ行き、両毛線で桐生駅に9:28に着いて、午前に町並みと有鄰館、午後に織物参考館「紫」を歩く日帰りコースです。両毛線は高崎から桐生まで約50分で、桐生駅から町並みまでは歩いて約15分です。重伝建地区へのアクセス(桐生市) ↗
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 桐生新町の町並み、有鄰館、織物参考館「紫」の見どころと、開く時間・料金・休みの曜日
- 新幹線と両毛線の乗りかえ方と、午前は町並み・午後は紫を回る一日の時間割
- 予算の目安と、確認できなかった料金
- 出かける前に確かめたいこと(月曜・火曜の休み、敷地に入るときの決まり)
※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に桐生市(重伝建地区) ↗と織物参考館 紫 ↗の公式ページをご確認ください。
こんな気分の日に
このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。
- 人の暮らしが続いている、古い町並みを歩いてみたい
- 蔵や工場の建物と、織物の仕事の歴史を、ひと続きの一日で見てみたい
- 新幹線と在来線で、群馬の少し奥まで気軽に出かけたい
日帰り旅の基本情報
出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。
| 項目 | このコースの目安 |
|---|---|
| 出発地 | 東京都心(東京駅から新幹線あさま603号を利用) |
| 交通手段 | 新幹線+両毛線+徒歩 |
| 現地まで | 東京駅7:24発で、高崎駅で乗りかえ、桐生駅に9:28着 |
| 現地滞在(基本) | 9:28〜16:11の約6時間40分 |
| 予算(基本) | 大人1人2,300〜4,100円程度を用意する想定(新幹線と両毛線は別) |
| 歩く量 | 駅からの往復と町歩きを合わせて約6km以内の見込み |
滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。見学の長さや食事の待ち時間で変わります。
桐生で楽しみたい、3つのこと
町並みと天満宮、有鄰館、織物参考館「紫」の順に、楽しみ方をご紹介します。
1. 桐生新町の町並みを歩き、まちなか交流館と桐生天満宮に寄る

桐生新町の重伝建地区は、本町一丁目・二丁目の全域と、天神町一丁目の一部です。織物関係の蔵や町屋、のこぎり屋根の工場が残り、当時の敷地の区割りがよく残っていることが特徴です。桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(桐生市) ↗ 地区の拠点の「まちなか交流館」は、明治初期に建てられた旧眞尾邸で、見学は無料です。開館は9:00から17:00まで(入館は16:30まで)で、日本遺産の「御周印」の押印も、ここだけで受けられます。まちなか交流館(桐生市) ↗
桐生天満宮は、町が生まれた起点の神社です。本殿・幣殿は、外壁の前面に極彩色の彫刻があり、県の重要文化財に指定されています。末社の春日社は、桐生で最も古い建物とされています。天満宮(桐生市) ↗ 町並みの建物は、個人が所有して暮らしている場所です。敷地には無断で入らず、写真は許可を得てから撮ります。桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(桐生市) ↗
2. 有鄰館で、江戸から昭和の蔵11棟を見る

有鄰館は、重伝建地区の本町二丁目の南の端にある、蔵の群れです。かつて酒・味噌・醤油をつくって保管していた、江戸時代から昭和時代の蔵が11棟あり、今は展示や演劇、コンサートなどに使われています。有鄰館 施設案内(桐生市) ↗
開館は9:00からで、2025年4月1日からは、催しのない日は17:00に閉まります。休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)と、祝日の翌日、年末年始です。有鄰館 施設案内(桐生市) ↗ 有鄰館 催物と開館案内(桐生市) ↗ 見学の料金は、公式ページで確認できていません。催しの有無と合わせて、出かける前に確かめます。
3. 織物参考館「紫」で、織物の歴史に触れる

織物参考館「紫」は、織物の歴史を伝える資料を1,200点あまり展示する、体験型の織物博物館です。木造瓦葺きの古い建物で、日本遺産「かかあ天下 ぐんまの絹物語」の構成文化財の一つです。染色と手織りの教室も開かれています。織物参考館 紫(桐生市) ↗
開館は10:00から16:00までで、入館料は大人800円、大学生・専門学生700円、高校生・中学生600円、小学生400円です。休館日は毎週月曜日で、夏季と冬季は水曜日も休みです。織物参考館 紫(公式) ↗ 桐生駅からは、徒歩約15分です。夏季と冬季の期間は、公式の案内で確かめます。
一日の過ごし方
午前に桐生新町の町並みと有鄰館、午後に織物参考館「紫」を回り、夕方の新幹線で帰る組み立てです。
以下の時刻は旅の組み立て例で、新幹線と両毛線はJR東日本の時刻表の便です(平日・土曜・休日とも同じ時刻です)。町並みと紫の間は、市の「まち歩きマップ」で道順を確かめます。
- 07:24東京駅
- 新幹線08:19高崎駅
- 両毛線09:28桐生駅
- 徒歩09:45まちなか交流館
- 徒歩10:30有鄰館
- 徒歩11:30桐生天満宮
- 徒歩12:15昼食
- 徒歩13:30織物参考館「紫」
- 徒歩16:11桐生駅
- 両毛線17:32高崎駅
| 時刻の目安 | 過ごし方 |
|---|---|
| 07:24 | 東京駅から新幹線あさま603号に乗る(約55分) |
| 08:19 | 高崎駅に着き、両毛線に乗りかえる(8:36発) |
| 09:28 | 桐生駅に着き、重伝建地区へ歩く(徒歩約15分) |
| 09:45 | まちなか交流館に寄り、本町通りを歩く |
| 10:30 | 有鄰館の蔵を見る |
| 11:30 | 桐生天満宮に参る |
| 12:15 | 本町通りの周辺で昼食をとる |
| 13:30 | 徒歩で織物参考館「紫」へ向かい、見学する |
| 15:30 | 紫を出て、桐生駅へ歩く(徒歩約15分) |
| 16:11 | 桐生駅から両毛線で高崎駅へ(17:09着) |
| 17:32 | 高崎駅から新幹線とき76号で帰る(東京駅に18:20着) |
月曜日は、有鄰館と紫のどちらも休みなので、この順で回れるのは火曜日から日曜日です。まちなか交流館は火曜日が休みなので、火曜日は交流館を外して、有鄰館から回ります。昼食の店は編集上の候補で、営業日や定休日を確かめてから決めます。雨の日は、有鄰館と紫の屋内を長めにして、町並みの散策を短くします。
アクセスと予算
東京駅から高崎駅までは、新幹線で約55分です。東京駅7:24発のあさま603号は、高崎駅に8:19に着きます。新幹線あさま603号(JR東日本) ↗ 高崎駅8:36発の両毛線は、桐生駅に9:28に着きます。両毛線 高崎-小山(JR東日本) ↗ 帰りは、桐生駅16:11発の両毛線で高崎駅に17:09に着き、17:32発の新幹線とき76号で、東京駅に18:20に着きます。両毛線 小山-高崎(JR東日本) ↗ 新幹線とき76号(JR東日本) ↗ 運賃と特急料金は、JR東日本の案内で確かめます。
東武線の浅草駅から、特急りょうもう号で約1時間40分の新桐生駅へ行く方法もあります。新桐生駅から町並みへは、バスかタクシーで約10分です。重伝建地区へのアクセス(桐生市) ↗ 2026年9月と10月は土曜日と日曜日に、桐生駅から有鄰館などをまわる、無料の低速電動バス「MAYU」も走ります。予約はできず、先着順で、雨や雪の日は休むことがあります。「MAYU」による観光案内(桐生市) ↗
車で行く場合は、重伝建地区の中に駐車場がありません。近くの有料のまちなか駐車場を使います。重伝建地区へのアクセス(桐生市) ↗ 有鄰館には無料の駐車場がありますが、大型バスは停められません。有鄰館 施設案内(桐生市) ↗ 桐生には酒類を出す店もあるので、運転する人は飲まない前提で店を選びましょう。
| 費目 | 大人1人の想定 |
|---|---|
| 織物参考館「紫」の入館料(確認済みの料金) | 800円 |
| まちなか交流館の見学料(確認済みの料金) | 無料 |
| 昼食 | 1,000〜1,800円 |
| 喫茶・おみやげ | 500〜1,500円 |
| 計画上の合計 | 2,300〜4,100円 |
昼食とおみやげは編集上の目安です。東京と桐生を結ぶ新幹線と両毛線の運賃・特急料金は、上の合計に含んでいません。有鄰館の見学料は、公式ページで確認できていないため、合計に入れていません。実際の金額は、乗る前にご確認ください。
出かける前に確認したいこと
休みの曜日と、町並みでの決まりで、回れる順番が変わります。出発前に次の点を確かめておきましょう。
月曜日と火曜日は、休みの施設がある。 有鄰館と紫は月曜日が休みで、まちなか交流館は火曜日(祝日の場合は翌日)が休みです。祝日の翌日や翌々日にも休む日があるので、年間の開館カレンダーで確かめます。まちなか交流館(桐生市) ↗
町並みでは、暮らしの場所への配慮をする。 重伝建地区の建物は、個人などが所有し、生活の場として使っています。敷地に無断で入らず、写真は許可を得てから撮り、周囲に配慮して歩きます。桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(桐生市) ↗
よく歩く一日なので、季節に合わせた備えを。 駅からの往復と町歩きで約6kmを見込んでいます。夏は帽子と飲み物、冬は防寒具を用意し、歩きやすい靴で出かけます。
帰りの電車は、乗る直前の時刻を確かめる。 桐生駅から高崎駅へ戻る便は、1本遅れると、高崎駅での新幹線の乗りかえ便も変わります。桐生駅には、余裕をもって戻ります。両毛線 小山-高崎(JR東日本) ↗
群馬で、ほかの日帰りを探すなら、高崎の日帰りガイド →や、富岡の日帰りガイド →もあります。高崎はだるまの寺と白衣大観音を回る一日、富岡は国宝の建物を見学する一日で、本記事とは違う、群馬の楽しみ方です。同じ両毛線で行ける足利の日帰りガイド →もあります。
織物の町を、蔵と工場の屋根の下へ。次の休日は、桐生へ。
