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桐生日帰りガイド|重伝建の町並みと有鄰館の蔵、織物参考館「紫」を歩く

石造りの壁に、のこぎりの歯のように三角の屋根が並ぶ織物工場の建物
桐生新町の旧曽我織物工場(2019年3月撮影)。:Suikotei / CC BY-SA 4.0(長辺1800pxに縮小)

群馬県・桐生市/町並み・蔵・織物
情報確認日:2026年10月11日

桐生は、約400年前に天満宮を起点に町が開かれ、織物業で栄えた群馬県東部の町です。町の中心の桐生新町には、織物関係の蔵や町屋、のこぎりの歯のような形の屋根の工場が残り、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)になっています。東京駅から新幹線で高崎へ行き、両毛線に乗りかえると、2時間あまりで着きます。次の休日は、織物の町を歩いてみませんか。桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(桐生市) ↗

今回ご紹介するのは、東京駅7:24発の新幹線あさま603号で高崎駅へ行き、両毛線で桐生駅に9:28に着いて、午前に町並みと有鄰館、午後に織物参考館「紫」を歩く日帰りコースです。両毛線は高崎から桐生まで約50分で、桐生駅から町並みまでは歩いて約15分です。重伝建地区へのアクセス(桐生市) ↗

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 桐生新町の町並み、有鄰館、織物参考館「紫」の見どころと、開く時間・料金・休みの曜日
  • 新幹線と両毛線の乗りかえ方と、午前は町並み・午後は紫を回る一日の時間割
  • 予算の目安と、確認できなかった料金
  • 出かける前に確かめたいこと(月曜・火曜の休み、敷地に入るときの決まり)

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に桐生市(重伝建地区) ↗と織物参考館 紫 ↗の公式ページをご確認ください。

こんな気分の日に

このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。

  • 人の暮らしが続いている、古い町並みを歩いてみたい
  • 蔵や工場の建物と、織物の仕事の歴史を、ひと続きの一日で見てみたい
  • 新幹線と在来線で、群馬の少し奥まで気軽に出かけたい

日帰り旅の基本情報

出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地東京都心(東京駅から新幹線あさま603号を利用)
交通手段新幹線+両毛線+徒歩
現地まで東京駅7:24発で、高崎駅で乗りかえ、桐生駅に9:28着
現地滞在(基本)9:28〜16:11の約6時間40分
予算(基本)大人1人2,300〜4,100円程度を用意する想定(新幹線と両毛線は別)
歩く量駅からの往復と町歩きを合わせて約6km以内の見込み

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。見学の長さや食事の待ち時間で変わります。

桐生で楽しみたい、3つのこと

町並みと天満宮、有鄰館、織物参考館「紫」の順に、楽しみ方をご紹介します。

1. 桐生新町の町並みを歩き、まちなか交流館と桐生天満宮に寄る

彫刻と赤い飾りが並ぶ、桐生天満宮の本殿・幣殿の屋根と壁
桐生天満宮の本殿・幣殿(2025年1月撮影)。写真:Yuichi Itoda / CC BY-SA 4.0 · 2025年1月撮影(長辺1600pxに縮小)

桐生新町の重伝建地区は、本町一丁目・二丁目の全域と、天神町一丁目の一部です。織物関係の蔵や町屋、のこぎり屋根の工場が残り、当時の敷地の区割りがよく残っていることが特徴です。桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(桐生市) ↗ 地区の拠点の「まちなか交流館」は、明治初期に建てられた旧眞尾邸で、見学は無料です。開館は9:00から17:00まで(入館は16:30まで)で、日本遺産の「御周印」の押印も、ここだけで受けられます。まちなか交流館(桐生市) ↗

桐生天満宮は、町が生まれた起点の神社です。本殿・幣殿は、外壁の前面に極彩色の彫刻があり、県の重要文化財に指定されています。末社の春日社は、桐生で最も古い建物とされています。天満宮(桐生市) ↗ 町並みの建物は、個人が所有して暮らしている場所です。敷地には無断で入らず、写真は許可を得てから撮ります。桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(桐生市) ↗

2. 有鄰館で、江戸から昭和の蔵11棟を見る

赤レンガの壁と瓦屋根の長い蔵が続き、右に黒い板壁の蔵が並ぶ有鄰館の敷地
有鄰館の蔵(2014年5月撮影)。写真:Abasaa / Public Domain(著作者による権利放棄) · 2014年5月撮影(長辺1600pxに縮小)

有鄰館は、重伝建地区の本町二丁目の南の端にある、蔵の群れです。かつて酒・味噌・醤油をつくって保管していた、江戸時代から昭和時代の蔵が11棟あり、今は展示や演劇、コンサートなどに使われています。有鄰館 施設案内(桐生市) ↗

開館は9:00からで、2025年4月1日からは、催しのない日は17:00に閉まります。休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)と、祝日の翌日、年末年始です。有鄰館 施設案内(桐生市) ↗ 有鄰館 催物と開館案内(桐生市) ↗ 見学の料金は、公式ページで確認できていません。催しの有無と合わせて、出かける前に確かめます。

3. 織物参考館「紫」で、織物の歴史に触れる

瓦屋根の入口の前に、織物参考館の看板と専用駐車場の看板が立つ
織物参考館「紫」の入口(2014年5月撮影)。写真:Abasaa / Public Domain(著作者による権利放棄) · 2014年5月撮影(長辺1600pxに縮小)

織物参考館「紫」は、織物の歴史を伝える資料を1,200点あまり展示する、体験型の織物博物館です。木造瓦葺きの古い建物で、日本遺産「かかあ天下 ぐんまの絹物語」の構成文化財の一つです。染色と手織りの教室も開かれています。織物参考館 紫(桐生市) ↗

開館は10:00から16:00までで、入館料は大人800円、大学生・専門学生700円、高校生・中学生600円、小学生400円です。休館日は毎週月曜日で、夏季と冬季は水曜日も休みです。織物参考館 紫(公式) ↗ 桐生駅からは、徒歩約15分です。夏季と冬季の期間は、公式の案内で確かめます。

一日の過ごし方

午前に桐生新町の町並みと有鄰館、午後に織物参考館「紫」を回り、夕方の新幹線で帰る組み立てです。

以下の時刻は旅の組み立て例で、新幹線と両毛線はJR東日本の時刻表の便です(平日・土曜・休日とも同じ時刻です)。町並みと紫の間は、市の「まち歩きマップ」で道順を確かめます。

一日のルート
  1. 07:24東京駅
  2. 新幹線08:19高崎駅
  3. 両毛線09:28桐生駅
  4. 徒歩09:45まちなか交流館
  5. 徒歩10:30有鄰館
  6. 徒歩11:30桐生天満宮
  7. 徒歩12:15昼食
  8. 徒歩13:30織物参考館「紫」
  9. 徒歩16:11桐生駅
  10. 両毛線17:32高崎駅
時刻の目安過ごし方
07:24東京駅から新幹線あさま603号に乗る(約55分)
08:19高崎駅に着き、両毛線に乗りかえる(8:36発)
09:28桐生駅に着き、重伝建地区へ歩く(徒歩約15分)
09:45まちなか交流館に寄り、本町通りを歩く
10:30有鄰館の蔵を見る
11:30桐生天満宮に参る
12:15本町通りの周辺で昼食をとる
13:30徒歩で織物参考館「紫」へ向かい、見学する
15:30紫を出て、桐生駅へ歩く(徒歩約15分)
16:11桐生駅から両毛線で高崎駅へ(17:09着)
17:32高崎駅から新幹線とき76号で帰る(東京駅に18:20着)

月曜日は、有鄰館と紫のどちらも休みなので、この順で回れるのは火曜日から日曜日です。まちなか交流館は火曜日が休みなので、火曜日は交流館を外して、有鄰館から回ります。昼食の店は編集上の候補で、営業日や定休日を確かめてから決めます。雨の日は、有鄰館と紫の屋内を長めにして、町並みの散策を短くします。

アクセスと予算

東京駅から高崎駅までは、新幹線で約55分です。東京駅7:24発のあさま603号は、高崎駅に8:19に着きます。新幹線あさま603号(JR東日本) ↗ 高崎駅8:36発の両毛線は、桐生駅に9:28に着きます。両毛線 高崎-小山(JR東日本) ↗ 帰りは、桐生駅16:11発の両毛線で高崎駅に17:09に着き、17:32発の新幹線とき76号で、東京駅に18:20に着きます。両毛線 小山-高崎(JR東日本) ↗ 新幹線とき76号(JR東日本) ↗ 運賃と特急料金は、JR東日本の案内で確かめます。

東武線の浅草駅から、特急りょうもう号で約1時間40分の新桐生駅へ行く方法もあります。新桐生駅から町並みへは、バスかタクシーで約10分です。重伝建地区へのアクセス(桐生市) ↗ 2026年9月と10月は土曜日と日曜日に、桐生駅から有鄰館などをまわる、無料の低速電動バス「MAYU」も走ります。予約はできず、先着順で、雨や雪の日は休むことがあります。「MAYU」による観光案内(桐生市) ↗

車で行く場合は、重伝建地区の中に駐車場がありません。近くの有料のまちなか駐車場を使います。重伝建地区へのアクセス(桐生市) ↗ 有鄰館には無料の駐車場がありますが、大型バスは停められません。有鄰館 施設案内(桐生市) ↗ 桐生には酒類を出す店もあるので、運転する人は飲まない前提で店を選びましょう。

費目大人1人の想定
織物参考館「紫」の入館料(確認済みの料金)800円
まちなか交流館の見学料(確認済みの料金)無料
昼食1,000〜1,800円
喫茶・おみやげ500〜1,500円
計画上の合計2,300〜4,100円

昼食とおみやげは編集上の目安です。東京と桐生を結ぶ新幹線と両毛線の運賃・特急料金は、上の合計に含んでいません。有鄰館の見学料は、公式ページで確認できていないため、合計に入れていません。実際の金額は、乗る前にご確認ください。

出かける前に確認したいこと

休みの曜日と、町並みでの決まりで、回れる順番が変わります。出発前に次の点を確かめておきましょう。

月曜日と火曜日は、休みの施設がある。 有鄰館と紫は月曜日が休みで、まちなか交流館は火曜日(祝日の場合は翌日)が休みです。祝日の翌日や翌々日にも休む日があるので、年間の開館カレンダーで確かめます。まちなか交流館(桐生市) ↗

町並みでは、暮らしの場所への配慮をする。 重伝建地区の建物は、個人などが所有し、生活の場として使っています。敷地に無断で入らず、写真は許可を得てから撮り、周囲に配慮して歩きます。桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(桐生市) ↗

よく歩く一日なので、季節に合わせた備えを。 駅からの往復と町歩きで約6kmを見込んでいます。夏は帽子と飲み物、冬は防寒具を用意し、歩きやすい靴で出かけます。

帰りの電車は、乗る直前の時刻を確かめる。 桐生駅から高崎駅へ戻る便は、1本遅れると、高崎駅での新幹線の乗りかえ便も変わります。桐生駅には、余裕をもって戻ります。両毛線 小山-高崎(JR東日本) ↗

群馬で、ほかの日帰りを探すなら、高崎の日帰りガイド →や、富岡の日帰りガイド →もあります。高崎はだるまの寺と白衣大観音を回る一日、富岡は国宝の建物を見学する一日で、本記事とは違う、群馬の楽しみ方です。同じ両毛線で行ける足利の日帰りガイド →もあります。

織物の町を、蔵と工場の屋根の下へ。次の休日は、桐生へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

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