茨城県・古河市/歴史・まち歩き
情報確認日:2026年10月15日
古河は、江戸時代に古河藩の城下町、日光街道の宿場町として栄えたまちで、いまも市内には古い蔵や武家屋敷、神社が残っています。古河市観光協会 こがナビ ↗ 古河駅の西側には、石蔵を改修した篆刻美術館や、古河藩家老の鷹見泉石の屋敷を使った記念館など、歩いてまわれる文化施設が集まっています。古河歴史博物館(古河市) ↗
今回ご紹介するのは、東京駅から宇都宮線で古河へ行き、篆刻美術館、古河街角美術館、古河歴史博物館、鷹見泉石記念館、雀神社を歩いて、夕方の電車で帰る日帰りコースです。古河駅の時刻表・下り(JR東日本) ↗ 乗り換えなしで行けて、見学施設の多くが駅から歩ける範囲にあります。
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 篆刻美術館・古河歴史博物館・古河街角美術館・鷹見泉石記念館の開館時間・入館料・休館日
- 雀神社の由来と、駅からの徒歩の目安
- 行きと帰りの電車の時刻
- 一日の時間割と、予算の目安
※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に古河歴史博物館 ↗、篆刻美術館 ↗、JR東日本の時刻表 ↗をご確認ください。
こんな気分の日に
このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。
- 乗り換えのない電車で、気軽に城下町へ出かけたい
- 石蔵や武家屋敷、古い社殿をゆっくり見てまわりたい
- 入館料の安い小さな美術館と博物館を、歩いてはしごしたい
日帰り旅の基本情報
出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。
| 項目 | このコースの目安 |
|---|---|
| 出発地 | 東京都心(東京駅からJR宇都宮線を利用) |
| 交通手段 | 電車(JR宇都宮線)+徒歩 |
| 現地まで | 東京駅から古河駅まで約71分(8:30発・9:41着) |
| 現地滞在(基本) | 9:41〜16:47の約7時間 |
| 予算(基本) | 大人1人1,900〜3,600円程度を用意する想定(篆刻美術館と古河歴史博物館の入館料600円を含む。電車の運賃は別) |
| 歩く量 | 駅から各館と雀神社をまわって駅へ戻る距離で、約4〜5kmの見込み |
滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。食事の待ち時間や見学の長さで変わります。電車の時刻は8:30発の宇都宮行き ↗・古河駅16:47発 ↗(いずれもJR東日本、平日)の時刻表によるものです。
古河で楽しみたい、3つのこと
篆刻美術館と古河街角美術館、古河歴史博物館と鷹見泉石記念館、雀神社の順に、楽しみ方をご紹介します。
1. 篆刻美術館と古河街角美術館で、石蔵と古河ゆかりの作品を見る

篆刻美術館は、平成3年に開館した、日本で初めての篆刻専門の美術館です。旧城下町の石町通りに面して大正9年に建てられた3階建ての石蔵を改修したもので、国の登録有形文化財になっています。篆刻美術館のホームページ(古河市) ↗
開館は9:00から17:00まで(最終入館は16:30)で、入館料は一般200円、小中高生50円です。 古河駅西口から徒歩約8分です。利用案内(篆刻美術館) ↗ 2026年10月時点では、企画展「開館35周年篆刻美術館まるごと鑑賞」が12月6日まで開かれています。常設展「生井子華の篆刻」は現在観覧できず、2027年3月上旬に再開の予定です。篆刻美術館のホームページ(古河市) ↗ 篆刻美術館は屋根の改修工事のため、長期休館になる予定とも案内されています。古河街角美術館のホームページ(古河市) ↗
近くの古河街角美術館は、古河市ゆかりの作家の作品を中心に、1階で常設展示をしています。入館料は1階も2階も無料で、開館は9:00から17:00まで(入館は16:30まで)です。古河駅西口から徒歩約8分とされています。古河街角美術館のホームページ(古河市) ↗
2. 古河歴史博物館と鷹見泉石記念館で、古河藩の歴史と武家屋敷にふれる

古河歴史博物館は、平成2年に旧古河城出城跡に開館しました。常設展示は、古河藩家老の鷹見泉石が集めた蘭学関係の資料、原始古代から近現代までの古河の歴史、奥原晴湖や河鍋暁斎らの書画の3室です。古河歴史博物館(古河市) ↗
開館は9:00から17:00まで(入館は16:30まで)で、入館料は一般400円、小中高生100円です。 休館日は月曜日、国民の祝日の翌日、年末年始、毎月第4金曜日です。利用案内(古河歴史博物館) ↗ 2026年10月10日から11月23日までは企画展「鎌倉から古河へ」が開かれ、企画展の開催中は特別料金になる場合もあります。古河歴史博物館(古河市) ↗ 古河駅西口から徒歩15分で、駅からは市の循環バス「ぐるりん号」で約12分でも行けます。アクセスマップ(古河歴史博物館) ↗
博物館の約70m先にある鷹見泉石記念館は、古河藩が藩士のために用意した武家屋敷の一つで、鷹見泉石が最晩年を送った家と伝わります。入館は無料で、開館は9:00から17:00まで(入館は16:30まで)です。鷹見泉石記念館とは(古河市) ↗ 鷹見泉石記念館・奥原晴湖画室のご利用について(古河市) ↗ 博物館の隣(約200m、徒歩約3分)には古河文学館もあり、篆刻美術館・古河歴史博物館・古河文学館の三館共通券は600円です。利用案内(古河歴史博物館) ↗
3. 雀神社で、古河城主ゆかりの社殿と大欅を見る

雀神社は、平安時代の貞観元年(859)に出雲大社から勧請したと伝わる神社です。室町時代の初代古河公方・足利成氏が祈願して以来、歴代の古河城主に厚く信仰されました。雀神社(古河市) ↗
現在の社殿は、慶長10年(1605)に古河城主の松平康長が造営したと伝わり、市の指定文化財です。境内には市指定の天然記念物の大欅もあります。雀神社(古河市) ↗ 古河駅から約1.7km、徒歩約21分とされているので、ほかの施設より歩く距離が長くなります。 所在地は古河市宮前町4-52です。雀神社(古河市観光協会) ↗ 参拝の時間や料金は公式の案内に記載がなく、この記事では書いていません。
一日の過ごし方
古河駅に午前中に着き、駅に近い美術館から博物館へと歩き、最後に雀神社をまわって駅へ戻る組み立てです。
以下の時刻は、2026年10月の旅の組み立て例です。電車の時刻は、JR東日本の2026年10月号の時刻表によるものです。
- 08:30東京駅
- 電車・徒歩09:55篆刻美術館
- 徒歩11:30昼食
- 徒歩12:40古河歴史博物館
- 徒歩14:30雀神社
- 徒歩16:47古河駅
| 時刻の目安 | 過ごし方 |
|---|---|
| 08:30 | 東京駅から宇都宮線に乗る(古河駅に9:41着) |
| 09:55 | 篆刻美術館を見学する(駅から徒歩約8分、入館料200円) |
| 10:50 | 古河街角美術館に歩き、無料の展示を見る |
| 11:30 | 昼食をとる |
| 12:40 | 古河歴史博物館を見学する(入館料400円、街角美術館から約700m) |
| 14:00 | 鷹見泉石記念館を見る(博物館から約70m、入館無料) |
| 14:30 | 雀神社へ歩いて参拝する(駅から徒歩約21分とされる) |
| 15:45 | 古河駅へ歩いて戻り、駅前で休む |
| 16:47 | 古河駅から宇都宮線に乗る(東京駅に18:00着) |
月曜日は各館が休みなので、この時間割は火曜日から日曜日(祝日の翌日と第4金曜日を除く)の日に使います。 古河街角美術館から古河歴史博物館までは約700m、徒歩約10分です。アクセスマップ(古河歴史博物館) ↗ 早く帰る場合は、古河駅15:49発の電車が東京駅に16:56に着きます。古河駅15:49発(JR東日本) ↗ 昼食の店は編集上の候補で、店名は挙げていません。雨の日は、雀神社を省いて、四つの施設の屋内の見学を中心にします。
アクセスと予算
東京駅8:30発の宇都宮行きは、上野駅、大宮駅を経て、古河駅に9:41に着きます(平日)。8:30発の宇都宮行き・平日(JR東日本) ↗ 土曜・休日は東京駅8:21発で、古河駅に9:33に着く電車があります。8:21発・土曜休日(JR東日本) ↗ 運賃は、乗る前にJR東日本でご確認ください。
帰りの古河駅16:47発は、東京駅に平日18:00、土曜・休日17:58に着きます。古河駅16:47発・平日(JR東日本) ↗ 古河駅16:47発・土曜休日(JR東日本) ↗ 古河駅の時刻表は上りと下りでページが分かれています。古河駅の時刻表・上り・平日(JR東日本) ↗
施設の間は徒歩が中心です。古河歴史博物館は古河駅西口から徒歩15分で、新古河駅(東武日光線)からは徒歩25分です。アクセスマップ(古河歴史博物館) ↗
| 費目 | 大人1人の想定 |
|---|---|
| 篆刻美術館の入館料(確認済みの料金) | 200円 |
| 古河歴史博物館の入館料(確認済みの料金) | 400円 |
| 昼食 | 800〜1,500円 |
| 喫茶・おみやげ | 500〜1,500円 |
| 計画上の合計 | 1,900〜3,600円 |
昼食と喫茶・おみやげは編集上の目安です。東京から古河までの電車の運賃は、上の合計に含んでいません。古河街角美術館と鷹見泉石記念館は入館無料です。実際の金額は、乗る前にご確認ください。
出かける前に確認したいこと
休館日が施設ごとに少しずつ違い、歩く距離もあるので、出発前に次の点を確かめておきましょう。
各館の休みと展示。 古河歴史博物館・鷹見泉石記念館・古河街角美術館は、月曜日と国民の祝日の翌日、毎月第4金曜日に休みです。篆刻美術館は月曜日(祝日は開館)と第4金曜日が休みで、展示替えなどの臨時の休館日もあります。利用案内(古河歴史博物館) ↗ 篆刻美術館のホームページ(古河市) ↗ 篆刻美術館は、屋根の改修工事による長期休館が案内されているので、行く前に開館予定をご確認ください。
歩く量と季節。 駅から雀神社までは徒歩約21分とされ、各館を結ぶ道も合わせると、歩く距離はそれなりにあります。夏は暑さが厳しいので、水分と帽子を用意します。冬は日が短いので、15時台には駅へ向かい始めます。
帰りの電車。 16:47発のあとも、古河駅からは東京方面の電車があります。古河駅の時刻表・上り・平日(JR東日本) ↗ 乗る列車は、JR東日本の案内で決めておきます。春には古河公方公園で桃まつりが開かれますが、この記事の時間割には入れていません。古河市観光協会 こがナビ ↗
茨城で、ほかの行先を探すなら、つくばの日帰りガイド →や水戸の日帰りガイド →、土浦の日帰りガイド →もあります。つくばは体験型の展示、水戸は藩校の弘道館と偕楽園、土浦は城跡と蔵の通りを歩く一日で、本記事の石蔵と武家屋敷を見てまわる一日とは違う茨城の楽しみ方です。
石蔵の美術館から武家屋敷、古い社殿まで、歩いて城下町を知る一日。次の休日は、古河へ。
