茨城県・水戸市/歴史・庭園
情報確認日:2026年10月9日
水戸は、徳川斉昭が藩政改革を進めた城下町です。藩校の弘道館と、日本三名園のひとつの偕楽園は、斉昭が対にして造ったもので、学び鍛える場所と、心身を休める場所として考えられていました。偕楽園は梅の名所として知られますが、庭の造りは梅の季節だけのものではありません。東京駅から特急ひたちで、水戸駅まで約1時間10分です。次の休日は、学んでから休むという順で、水戸の城下を歩いてみませんか。偕楽園の歴史(偕楽園公園) ↗
今回ご紹介するのは、東京駅から特急ひたちで水戸駅へ行き、午前に弘道館、午後に偕楽園の好文亭と庭を回る日帰りコースです。見どころを2つの施設と庭の3つに絞り、バスの乗り換えも少なくしました。弘道館について(弘道館) ↗
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 弘道館、偕楽園、好文亭の開く時間・休み・料金
- 水戸駅から弘道館と偕楽園へのバスの行き方と、帰りの特急に間に合う時刻の組み方
- 午前に弘道館、午後に偕楽園を回る一日の時間割と、予算の目安
- 出かける前に確かめたいこと(梅まつりの料金、もみじ谷の紅葉、冬の閉館時刻)
※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に偕楽園 ↗と弘道館 ↗の公式ページをご確認ください。
こんな気分の日に
このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。
- 梅の季節ではない時期に、水戸の名所を見てみたい
- 藩校と庭園を、ひとつの流れで見て、歴史の背景をつかみたい
- 特急で一本、日帰りで城下町の庭を歩きたい
日帰り旅の基本情報
出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。
| 項目 | このコースの目安 |
|---|---|
| 出発地 | 東京都心(東京駅から特急ひたちを利用) |
| 交通手段 | 特急ひたち+茨城交通などの路線バス |
| 現地まで | 東京駅9:53発のひたちで、水戸駅に11:05着 |
| 現地滞在(基本) | 11:05〜17:27の約6時間 |
| 予算(基本) | 大人1人2,470〜4,320円程度を用意する想定(東京からの特急とバスは別) |
| 歩く量 | 弘道館と偕楽園の園内を含めて約5km以内の見込み |
滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。バスの待ち時間や、見学の長さで変わります。
水戸で楽しみたい、3つのこと
弘道館、偕楽園の好文亭、偕楽園の庭の順に、楽しみ方をご紹介します。
1. 弘道館で、藩校の正門と正庁をたずねる

弘道館は、徳川斉昭が1841年に仮開館した藩校です。藩士とその子弟が学ぶ場所で、学問と武芸の両方を重んじました。正門、正庁、至善堂は幕末の戦火を免れ、国の重要文化財に指定されています。弘道館について(弘道館) ↗
開館は9:00から、10月1日から2月19日は16:30まで、2月20日から9月30日は17:00までです。観覧料は、大人420円、小中学生と70歳以上は210円で、休館日は12月29日から31日です。ご利用案内(弘道館) ↗ 水戸駅北口4番のりばの「10偕楽園行き」のバスで約3分ですが、弘道館に停まらない便もあるので、乗る前に確かめます。アクセス(弘道館) ↗
2. 偕楽園の好文亭で、殿様の別邸の座敷から眺める

好文亭は、斉昭が建てた藩主の別邸です。「好文」は梅の異名で、斉昭が名づけました。1945年の水戸空襲で全焼し、1955年から3年かけて復元されています。3階の楽寿楼からは、近くに千波湖、遠くに筑波山を望むと紹介されています。好文亭(偕楽園公園) ↗
入館料は大人230円、小人120円で、70歳以上は半額です。10月1日から2月中旬は、9:00から16:30まで(入館は16:15まで)で、2月中旬から9月30日は17:00まで(入館は16:45まで)です。休館日は12月29日から31日です。ご利用案内(偕楽園公園) ↗ 冬の時期は、好文亭の入館が16:15で終わるので、庭歩きより先に好文亭を見ておきます。館内は飲食と三脚が禁止です。
3. 孟宗竹林と吐玉泉を歩いて、偕楽園の「陰と陽」を感じる

偕楽園の表門を入ると、左に孟宗竹林が広がります。孟宗竹が1,000本以上あり、右側の杉の大木群と対になっています。吐玉泉は、豊かな湧水で、1日約100トンが湧き出ています。偕楽園本園(偕楽園公園) ↗
公式のおすすめルートAは、好文亭表門、孟宗竹林、吐玉泉、好文亭の順で、楽寿楼までゆっくり歩いて45分です。好文亭から東門までは徒歩10分とされています。おすすめルートA(偕楽園公園) ↗ 11月初旬から中旬は、もみじ谷の紅葉の時期で、約170本のカエデやモミジが色づき、例年ライトアップもあります。年間行事(偕楽園公園) ↗
一日の過ごし方
午前に弘道館、午後に偕楽園を回り、夕方の特急で帰る組み立てです。
以下の時刻は旅の組み立て例で、バスや特急の発車時刻ではありません。バスの時刻は、乗る日の案内で確かめてください。
- 09:53東京駅
- 特急ひたち11:05水戸駅
- バス11:20弘道館
- 徒歩12:30昼食
- バス14:00偕楽園(好文亭)
- 徒歩15:00孟宗竹林・吐玉泉
- バス17:27水戸駅
| 時刻の目安 | 過ごし方 |
|---|---|
| 09:53 | 東京駅から特急ひたちに乗る(約1時間10分) |
| 11:05 | 水戸駅に着き、バスで弘道館へ(約3分) |
| 11:20 | 弘道館で、正門・正庁・至善堂を見学する |
| 12:30 | 昼食をとる |
| 13:30 | 水戸駅北口から、バスで偕楽園へ |
| 14:00 | 偕楽園の好文亭を見学する |
| 15:00 | 孟宗竹林と吐玉泉を歩いて、庭を巡る |
| 16:30 | 偕楽園から、バスで水戸駅へ戻る |
| 17:27 | 水戸駅から特急ひたちで帰る |
好文亭は16:30に閉まるので、14:00のうちに入り、庭は好文亭のあとに回します。昼食の店は編集上の候補で、営業日や定休日を確かめてから決めます。雨の日は、弘道館と好文亭の建物の中を長めに見て、庭は傘をさして、短めに回ります。
アクセスと予算
東京駅から水戸駅までは、特急ひたちで約1時間10分です。東京駅9:53発のひたちは、水戸駅に11:05に着きます。特急ひたち7号(JR東日本) ↗ 帰りの水戸駅発は、品川行きのひたちが17:27、18:27、ときわが17:53で、平日・休日ともに出ています。水戸駅 時刻表(JR東日本) ↗ 運賃と特急料金は、JR東日本の案内で確かめます。
水戸駅から弘道館へは、北口4番のりばの「10偕楽園行き」で約3分です。偕楽園へのバスは、茨城交通と関東鉄道が走らせています。運賃と時刻は、バス会社の案内で確かめます。アクセス(弘道館) ↗ バスが乗り放題になる「水戸漫遊1日フリー切符」もあります。アクセス(偕楽園公園) ↗
車で行く場合は、弘道館に無料の駐車場が13台分あり、茨城県三の丸庁舎の駐車場は、弘道館の料金所で駐車券を見せると3時間無料です。アクセス(弘道館) ↗ 偕楽園にも、偕楽園下駐車場などがあります。アクセス(偕楽園公園) ↗ 水戸には酒類を出す店もあるので、運転する人は飲まない前提で店を選びましょう。
| 費目 | 大人1人の想定 |
|---|---|
| 弘道館の観覧料(確認済みの料金) | 420円 |
| 偕楽園の入園料(梅まつり期間外、確認済みの料金) | 320円 |
| 好文亭の入館料(確認済みの料金) | 230円 |
| 昼食 | 1,000〜1,800円 |
| 喫茶・おみやげ | 500〜1,500円 |
| 計画上の合計 | 2,470〜4,320円 |
昼食とおみやげは編集上の目安です。東京と水戸を結ぶ特急の運賃・特急料金と、バス運賃は、上の合計に含んでいません。実際の金額は、乗る前にご確認ください。
出かける前に確認したいこと
季節で料金や閉まる時刻が変わります。出発前に次の点を確かめておきましょう。
梅まつりの時期は料金が変わる。 偕楽園の入園料は、梅まつり期間(毎年2月中旬から3月末日ごろ)は大人500円、小人250円になります。それ以外の時期は大人320円、小人160円です。この記事の予算は、梅まつり期間外の料金です。ご利用案内(偕楽園公園) ↗
冬は閉まる時刻が早い。 偕楽園の本園は、10月1日から2月中旬は7:00から18:00までで、2月中旬から9月30日は6:00から19:00までです。弘道館も、10月1日から2月19日は16:30に閉まります。冬の日帰りでは、帰りの特急の前に、2つの施設を回りきれるかを確かめます。偕楽園本園(偕楽園公園) ↗
もみじ谷の紅葉を見るなら、時刻を決めておく。 紅葉は例年11月初旬から中旬で、ライトアップは期間中の日没から21時までです。ライトアップまで残るなら、帰りの水戸駅発は、ひたちの19:27などに遅らせます。年間行事(偕楽園公園) ↗ 水戸駅 時刻表(JR東日本) ↗
水戸の近くで、海や花を楽しむ日帰りを探すなら、大洗の日帰りガイド →もあります。こちらは海辺の町を回る一日で、本記事とは違う、水辺の景色の楽しみ方です。
学んでから、休む。次の休日は、水戸へ。
