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ONE DAY IN CHOSHI

銚子・犬吠埼日帰りガイド|ローカル線で岬へ行き、灯台にのぼる

短いローカル線に揺られて、関東の東のはしへ。
重要文化財の灯台にのぼり、午後は砂浜から岬を眺める。

浜から見上げた犬吠埼灯台。緑に覆われた崖の上に白い灯台が立ち、左手に岩の磯と波、手前に砂地が広がっている
犬吠埼の浜から灯台を見上げる(撮影当時):At by At / CC BY-SA 3.0(長辺1920pxに縮小)

千葉県・銚子市/海・灯台・ローカル線
情報確認日:2026年10月3日

関東のいちばん東に、犬吠埼という岬があります。その先端に立つのが犬吠埼灯台です。公益社団法人燈光会によると、世界の灯台100選に選ばれ、見学者数が日本一の歴史的灯台で、2020年(令和2年)12月23日に国の重要文化財に指定されました。点灯したのは明治7年11月15日です。犬吠埼灯台(燈光会) ↗

銚子は遠い行先です。銚子市観光協会によると、東京駅から銚子駅までは特急「しおさい」で約1時間50分かかります。そのぶん、着いてからの移動は短く、銚子電鉄に乗り換えて16分走れば、もう岬のそばです。交通のご案内(銚子市観光協会) ↗

今回ご紹介するのは、JRで銚子駅まで行き、銚子電鉄で犬吠駅へ、灯台と君ヶ浜を見て帰る日帰りコースです。行きも帰りも乗り継ぎがあるので、帰りの接続を先に決めてから歩き出すのが、この旅のいちばんのコツになります。

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に銚子市観光協会 ↗と各施設の公式サイトでご確認ください。

こんな気分の日に

  • 少し遠くまで行って、何もない水平線を見てきたい
  • 短いローカル線に、ゆっくり揺られたい
  • 歩く距離より、座って眺める時間を長く取りたい

日帰り旅の基本情報

項目このコースの目安
出発地東京都心(東京駅からJR総武本線)
交通手段電車+ローカル線+徒歩
現地まで銚子駅で銚子電鉄に乗り換え、犬吠駅へ
現地滞在(基本)10:00〜15:30の約5時間半
予算(基本)大人1人9,500〜19,700円程度を用意する想定
歩く量岬と海岸の散策で約3〜4kmの見込み。灯台にのぼるなら螺旋階段がある

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。特急を使うかどうか、灯台にのぼるかどうかで変わります。

銚子・犬吠埼で楽しみたい、3つのこと

1. 銚子電鉄に乗って、犬吠駅まで行く

銚子電鉄の車内。通路の両側に赤い布張りのロングシートが続き、天井につり革と網棚、両側の窓に日よけが下りている
銚子電鉄3000形の車内(撮影当時)。写真:MaedaAkihiko / CC0 · 2024年9月撮影(長辺1600pxに縮小)

銚子駅で乗り換えるのが銚子電鉄です。燈光会によると、銚子駅から犬吠駅までは約16分、そこから灯台までは徒歩約10分です。

乗るなら1日乗車券が便利です。銚子電鉄によると、「弧廻手形」は銚子から外川間の全線が1日乗り降り自由で、大人700円・小児350円。発売場所は列車内と、仲ノ町・観音・笠上黒生・犬吠・外川の各駅です(銚子駅では買えません)。スマートフォンで買う電子チケットは大人600円・小児300円で、こちらには弧廻手形の特典が付きません。銚子電鉄に加えて京成バス・京成タクシーも使える「銚子1日旅人パス」は大人1,000円・小児500円です。おとくなきっぷ(銚子電気鉄道) ↗

本数は多くありません。着いたら、まず帰りに乗る列車を決めてください。時刻表は銚子電気鉄道の公式サイト ↗にあります。

2. 犬吠埼灯台にのぼる

犬吠埼灯台の内部の螺旋階段を上から見下ろした写真。白い壁に沿って金属の手すりが回り、石の段が中心の柱をめぐって下へ続いている
灯台内部の螺旋階段を見下ろす(撮影当時)。写真:excl-zoo / Public domain(作者によるパブリックドメイン提供) · 2007年4月撮影(縮小なし(原寸1280x960のまま))

灯台は中にのぼれます。燈光会によると、参観寄付金は中学生以上300円で、小学生以下と障害者手帳をお持ちの方・同行者1名は不要です。

参観時間は季節で変わります。3月から9月は8:30〜17:00(ゴールデンウィークと8月10日から8月19日は8:30〜17:30)、10月から2月は8:30〜16:00で、入場は参観終了時刻の30分前までです。秋から冬に行く日は、午後の予定を詰めすぎると間に合いません。犬吠埼灯台(燈光会) ↗

のぼるのは石の螺旋階段で、手すりはありますが段差が続きます。燈光会によると、地上から灯火までの高さは27メートル、構造物の頂部までは31メートルです。階段が負担なら、のぼらずに外から眺めるだけでもかまいません。灯台と霧笛舎が重要文化財で、国内最大級の第一等フレネルレンズも展示されています。

灯台の上は吹きさらしです。海からの風は、街なかで想像するより強く吹きます。帽子は飛ばされるものと思って、上着を一枚持っていってください。

3. 君ヶ浜から、岬と海を眺める

犬吠埼から見下ろした君ヶ浜。弧を描く砂浜が奥へ続き、手前は黒い岩礁と白い波頭、右手に青い太平洋が広がっている
犬吠埼から君ヶ浜を望む。手前は岩礁(撮影当時)。写真:Σ64 / CC BY 4.0 · 2019年5月撮影(長辺1600pxに縮小)

灯台の北側に続くのが君ヶ浜です。銚子市観光協会によると、犬吠埼灯台の北方から海鹿島にいたる白砂青松の海岸で、日本の渚100選に選ばれた銚子を代表する景勝地のひとつです。銚子電鉄の君ケ浜駅から徒歩約5分の場所にあります。君ケ浜しおさい公園(銚子市観光協会) ↗

弧を描く砂浜の向こうに、岬と灯台が立っているのが見えます。眺める場所としてはいいところですが、ここは海水浴場ではありません。 銚子市観光協会によると、2026年に開設された海水浴場は長崎海水浴場と銚子マリーナ海水浴場の2か所で、期間は7月25日から8月23日まで、遊泳できるのは9時から16時のライフセーバー配置時間内です。君ヶ浜はそこに含まれていません。銚子の海で泳ごう・遊ぼう(銚子市観光協会) ↗

この記事は、海に入らない前提で組んでいます。波打ち際には近づかず、堤防や遊歩道の側から眺めてください。岩場は濡れると滑ります。

一日の過ごし方

午前を灯台、午後を海岸にあてる組み立てです。

以下の時刻は旅の組み立て例で、電車の発車時刻ではありません。

時刻の目安過ごし方
10:00銚子駅に到着、ローカル線へ
11:00犬吠駅から犬吠埼へ歩く
12:00犬吠埼周辺で魚料理の昼食
13:00灯台の参観、または海の景色を楽しむ
14:15君ヶ浜しおさい公園へ
15:30犬吠駅へ戻り、銚子経由で帰路へ

風の強い日や雨の日は、灯台の外周と君ヶ浜の散策を省いて、営業している屋内の施設と食事を中心にしてください。強風や高波の予報が出ている日は、日を改めるのがいちばん確実です。

アクセスと予算

東京駅から銚子駅までは、銚子市観光協会によるとJR総武本線の特急「しおさい」で約1時間50分です。高速バスはバスターミナル東京八重洲から約2時間30分かかります。銚子駅から先は銚子電鉄で、犬吠駅まで約16分、灯台までは徒歩約10分です。

費目大人1人の想定
電車の往復として確保6,000〜12,000円
銚子電鉄の1日乗車券(弧廻手形)700円
犬吠埼灯台の参観寄付金300円
昼食(魚料理)1,500〜3,500円
飲み物・休憩500〜1,200円
おみやげ500〜2,000円
計画上の合計9,500〜19,700円

電車の枠は、出発駅と特急の利用を決めない想定で、確認済みの運賃ではありません。区間の金額はJR東日本 ↗の運賃案内でご確認ください。銚子電鉄と灯台の枠は、公式の案内する金額をそのまま置いています。

車で行く場合、燈光会によると東関東自動車道の大栄インターから東総有料道路、国道126号、県道286号・254号を経由して約1時間です。ただし銚子は港町で、昼食に魚料理を選ぶと酒類を出す店も多くあります。運転する人が飲まない前提で店を選んでください。なお、ここまでの時間割は電車と銚子電鉄で動く想定で書いています。

動画で、銚子の夏を見てみる

銚子市の公式YouTubeチャンネルが公開している「銚子市観光ショートフィルム『夏かしい街 銚子』」を紹介します。8分半ほどの映像で、銚子市は制作のねらいについて、路線バスや銚子電鉄を使ったのんびりした旅で起こる偶然の出会いや語らいは、自家用車では体験できない旅の楽しみのひとつだと提案しています。銚子市公式YouTube動画一覧(銚子市) ↗

俳優が出演する物語仕立ての短編で、観光案内の映像ではありません。夏祭りの場面が中心なので、季節もこの記事の一日とは限りません。2016年の作品なので、いまの様子とは違うところもあります。参観時間や料金は、この記事の本文と公式サイトでご確認ください。

出典:千葉県銚子市(YouTube)
YouTubeで動画を見る ↗ / 銚子市観光協会 ↗

※動画プレーヤーの読み込み時にGoogle/YouTubeへ接続します。プライバシー強化モードでもIPアドレス等の送信を完全には防げません。自動再生はしません。詳細はGoogleのプライバシーポリシー ↗をご確認ください。再生できない場合は上のYouTubeリンクをご利用ください。

出かける前に確認したいこと

帰りの乗り継ぎを、先に決める。 このコースはJRと銚子電鉄の二段構えで、どちらも本数が多くありません。東京駅から銚子駅まで特急で約1時間50分かかる距離なので、帰りの列車を逃すと帰宅がかなり遅くなります。出発前にJRと銚子電鉄の両方の時刻を調べ、犬吠駅を何時に出るかを決めてから歩き出してください。おとくなきっぷ(銚子電気鉄道) ↗

灯台は、季節で閉まる時刻が変わる。 3月から9月は8:30〜17:00、10月から2月は8:30〜16:00で、入場は参観終了時刻の30分前までです。秋冬に午後から灯台へ向かうと、着いたときには入場が締め切られていることがあります。風の強い日や天候の悪い日は、当日の参観の可否を現地の案内で確かめてください。犬吠埼灯台(燈光会) ↗

君ヶ浜は、泳ぐ場所ではない。 銚子市観光協会が案内する海水浴場は長崎海水浴場と銚子マリーナ海水浴場の2か所で、ライフセーバーが配置されるのも開設期間中の9時から16時だけです。君ヶ浜も灯台下の磯も、見るための場所と考えてください。岬の周辺は岩礁が多く、昔から海の難所と言われてきた海域です。波の高い日は、堤防や遊歩道からでも近づきすぎないようにしてください。銚子の海で泳ごう・遊ぼう(銚子市観光協会) ↗

同じように岬の海を眺める一日にしたいなら、三崎・城ヶ島の日帰りガイド ↗もあります。あちらは漁港とまぐろが中心で、銚子は灯台とローカル線が中心です。同じ千葉県で水辺の町を歩く組み立てでは、佐原の日帰りガイド ↗とも重なります。

ローカル線に揺られて、灯台にのぼる。次の休日は、銚子・犬吠埼へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

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