日帰りトリップ行先の一覧 ↗

江の島日帰りガイド|橋を渡って神社と展望灯台へ、岩屋から船で戻る島歩きの一日

片瀬海岸の砂浜の向こうに、緑の島と展望灯台が見える江の島
片瀬海岸から見た江の島:Σ64 / CC BY 4.0(長辺1600pxに縮小)

神奈川県・藤沢市/島歩き・神社・海
情報確認日:2026年10月4日

江の島は、片瀬海岸から弁天橋でつながる周囲約4kmの島です。神奈川県観光協会は、江島神社を中心に、江の島サムエル・コッキング苑と江の島シーキャンドル、稚児ヶ淵、江の島岩屋(洞窟)までを1日で楽しめる島だと紹介しています。江の島(観光かながわNOW・神奈川県観光協会) ↗

東京からは小田急線で片瀬江ノ島駅へ向かいます。駅を出て弁天橋を渡れば、そこから先は島の中を歩いて回る一日です。江の島エスカー(藤沢市観光協会) ↗

今回ご紹介するのは、江島神社の辺津宮と中津宮に参拝し、島の頂上で展望灯台に上り、昼食のあと奥津宮を経て島の奥の稚児ヶ淵と岩屋まで歩き、遊覧船のべんてん丸で弁天橋へ戻る日帰りコースです。長谷や由比ヶ浜を歩く鎌倉の一日とは別に、島の中だけで一日を組み立てます。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 江島神社・江の島シーキャンドル・江の島岩屋の見どころと、営業時間・料金
  • 島を歩いて回る一日の時間割と、予算の目安
  • エスカーと階段の使い分け、岩屋からべんてん丸で戻る方法と、船が出ない日の帰り方
  • 出かける前に確かめたいこと(しらすの禁漁期、べんてん丸の運航、混み合う日)

※営業時間・料金・運航は変わることがあります。お出かけ前に藤沢市観光協会 ↗と各施設の公式サイトでご確認ください。

こんな気分の日に

江の島の一日が合うのは、たとえば次のような日です。

  • 電車で行ける近さで、海に囲まれた場所を歩きたい
  • 神社にお参りして、高い場所から海を見渡したい
  • 洞窟や岩場のような、街なかにはない景色を見てみたい

日帰り旅の基本情報

このコースの出発地、交通手段、現地での滞在、予算と歩く量の目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地新宿駅(小田急線)
交通手段電車+徒歩(島の中はエスカーと遊覧船も使える)
現地まで新宿駅から小田急線で片瀬江ノ島駅へ。駅から島の入口までは歩いて向かいます
現地滞在(基本)10:00〜16:00の約6時間
予算(基本)大人1人6,000〜13,000円程度を用意する想定
歩く量島内の階段と坂を含めて約4〜6kmの見込み。上り下りが多い

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。エスカーを使うか、帰りをべんてん丸にするかで、歩く量と金額が変わります。

江の島で楽しみたい、3つのこと

島の入口から奥へ歩く順に、江島神社、島の頂上の江の島シーキャンドル、島の奥の江の島岩屋を紹介します。上り下りの多い島なので、エスカーと階段の使い分けも書いています。

1. 江島神社の3つの宮に参拝する

朱色の柱と金色の彫刻が施された江島神社中津宮の社殿の正面。左右を緑の木々が囲む
江島神社の中津宮(撮影当時)。写真:Daderot / CC0 1.0 · 2017年7月撮影(長辺1600pxに縮小)

弁天橋を渡り、青銅の鳥居から参道を上ると江島神社です。神奈川県観光協会によると、江島神社は辺津宮(へつみや)・中津宮(なかつみや)・奥津宮(おくつみや)の3つの宮の総称で、それぞれに三姉妹の女神を祀っています。中津宮は朱色の社殿で、格天井には花鳥画や彫刻が施されています。江島神社(観光かながわNOW・神奈川県観光協会) ↗

辺津宮の境内には、八臂弁財天と妙音弁財天を安置する奉安殿があります。拝観時間は8:30〜16:30、拝観料は大人200円です。

辺津宮までの上りには、有料の屋外エスカレーター「江の島エスカー」が使えます。藤沢市観光協会によると、昭和34年(1959)に国内初の屋外エスカレーターとして登場したもので、4分ほどで上れて、営業時間は8:50〜19:05です。料金は全3区間で大人500円。エスカーは上り専用なので、帰りは階段を下りることになります。江の島エスカー(藤沢市観光協会) ↗ / 料金・チケット(江の島シーキャンドル) ↗

2. 江の島シーキャンドルから海を見渡す

青空の下、島の緑の上に立つ白い展望灯台。左奥に海と対岸の街並み、遠くに山が見える
江の島シーキャンドル(撮影当時)。写真:Maksym Grinenko / CC BY-SA 4.0 · 2018年9月撮影(長辺1600pxに縮小)

中津宮からさらに上ると、島の頂上にある江の島サムエル・コッキング苑です。苑内に展望灯台の江の島シーキャンドルが立っています。

運営する江ノ島電鉄の案内では、コッキング苑の営業は9:00〜20:00(最終入場19:30)です。江の島シーキャンドルは有料で、料金は2025年10月から変わっています。いまの料金は料金・チケットのページでご確認ください。コッキング苑は9時から17時までは入苑無料ですが、イベント開催時は17時以降の退苑が有料になります。この一日は昼前に苑を出る組み立てなので、苑そのものは無料で歩けます。営業時間(江の島シーキャンドル) ↗ / 料金・チケット(江の島シーキャンドル) ↗

支払いは現金のほか、クレジットカード、交通系ICカード、PayPayに対応しています。展望灯台から海を眺めたあとは、苑内の庭やカフェで少し休んでから、昼食へ向かいます。

3. 稚児ヶ淵の岩場を歩き、江の島岩屋へ

照明に照らされた江の島岩屋の洞窟の通路。両側にガラス越しの展示が並ぶ
江の島岩屋の洞窟の中(撮影当時)。写真:Daderot / CC0 1.0 · 2017年7月撮影(長辺1600pxに縮小)

昼食のあとは、奥津宮を過ぎて階段を下り、島の奥へ向かいます。海に面した岩場が稚児ヶ淵で、神奈川県観光協会は、神奈川景勝50選の一つに選ばれ、富士山に夕陽が沈む夕景が格別だと紹介しています。入場料はかかりません。稚児ヶ淵(観光かながわNOW・神奈川県観光協会) ↗

稚児ヶ淵から岩場沿いの道を進むと、江の島岩屋です。藤沢市観光協会によると、波の浸食でできた洞窟で、奥行き152mの第一岩屋と56mの第二岩屋があり、ロウソクの明かりに照らされた石像や岩壁を見て回れます。料金は一般(中学生以上)500円、小学生200円、営業時間は9:00〜17:00(季節によって異なります)です。江の島岩屋(藤沢市観光協会) ↗

台風などの荒天の日は、岩屋が閉洞したり時間が変わったりすることがあります。神奈川県観光協会も、荒天の際は閉洞または時間を変更する場合があると案内しています。江の島岩屋(観光かながわNOW・神奈川県観光協会) ↗ 波が高い日は、稚児ヶ淵の岩場にも近づかないでください。

一日の過ごし方

午前を江島神社と島の頂上、午後を島の奥の稚児ヶ淵と岩屋にあてて、帰りは船で弁天橋へ戻る組み立てです。

以下の時刻は旅の組み立て例で、電車や遊覧船の発車時刻ではありません。

一日のルート
  1. 10:00片瀬江ノ島駅
  2. 徒歩10:30江島神社(辺津宮・中津宮)
  3. 徒歩11:30江の島シーキャンドル
  4. 徒歩12:30島の食事処で昼食
  5. 徒歩13:30稚児ヶ淵と江の島岩屋
  6. 徒歩14:20べんてん丸で弁天橋へ
  7. 船・徒歩15:00片瀬東浜
  8. 徒歩16:00片瀬江ノ島駅
時刻の目安過ごし方
10:00片瀬江ノ島駅から弁天橋を渡って島へ
10:30江島神社の辺津宮と中津宮に参拝
11:30江の島サムエル・コッキング苑とシーキャンドル
12:30島の食事処で昼食
13:30奥津宮から稚児ヶ淵と江の島岩屋へ
14:20べんてん丸で弁天橋へ戻る
15:00片瀬東浜で海を眺めてひと休み
16:00片瀬江ノ島駅から帰路へ

べんてん丸は、弁天橋の中ほどと稚児ヶ淵を約6分で結ぶ遊覧船です。運航時間の目安は平日が11:00頃〜14:30頃、土・日・祝が10:30頃〜14:30頃で、運航するかどうかは当日の午前10:30頃に決まります。岩屋の見学は、べんてん丸の最終の目安14:30頃に間に合うように切り上げてください。乗船料は大人(中学生以上)500円、小人200円で、現金のみです。べんてん丸(藤沢市観光協会) ↗

1月・2月・12月の平日はべんてん丸が欠航し、強風・高波・干潮の日も途中で欠航することがあります。船が出ない日は、稚児ヶ淵から階段を上って奥津宮へ戻り、島の中の道を歩いて弁天橋へ向かいます。雨の日は、稚児ヶ淵と岩屋を外して、江島神社とコッキング苑を中心にした短い一日にすると歩きやすくなります。

アクセスと予算

新宿駅から小田急線で片瀬江ノ島駅へ向かいます。特急ロマンスカーは一部の列車だけが片瀬江ノ島駅に停まります。片瀬江ノ島駅(小田急電鉄) ↗ ロマンスカーの特急料金は、乗車券とは別に必要です。ロマンスカー料金表(新宿⇔片瀬江ノ島・小田急電鉄) ↗

片瀬江ノ島駅から江の島エスカーの乗り場までは、藤沢市観光協会の案内で徒歩15分です。小田急電鉄は、江の島と鎌倉をめぐるための「江の島・鎌倉フリーパス」も出しています。江の島エスカー(藤沢市観光協会) ↗ / その他のお得なきっぷ(小田急電鉄) ↗

費目大人1人の想定
電車の往復として確保1,500〜3,000円
江の島エスカー(全3区間)0〜500円
江の島シーキャンドルの入場として確保1,000円
江の島岩屋500円
べんてん丸0〜500円
昼食1,500〜3,000円
カフェ・飲み物500〜1,500円
おみやげ1,000〜3,000円
計画上の合計6,000〜13,000円

電車の枠は、出発駅と特急を使うかどうかを決めない想定で、確認済みの運賃ではありません。区間の金額は小田急電鉄 ↗の運賃案内でご確認ください。シーキャンドルの枠も予算として置いた金額で、実際の料金は料金・チケット(江の島シーキャンドル) ↗でご確認ください。エスカーを使わずに階段で上る日と、帰りを歩く日は、その分が下限になります。奉安殿を拝観する日は、別に200円を見込んでください。

昼食の店は、この記事では決めていません。島の食事処や片瀬側の店で、しらすや魚の料理を出す店は、どれも編集上の候補です。藤沢市によると、しらすの販売時期は3月11日〜12月31日で、1月1日〜3月10日は禁漁期です。シラス(藤沢市) ↗ 生しらすは、その日の漁の有無で出せないことがあります。

車で行く場合、藤沢市観光協会は、観光協会江の島駐車場(24時間営業・74台)や江の島なぎさ駐車場(327台)など、江の島と片瀬海岸の周辺の駐車場を案内しています。満空は「江の島・湘南海岸パーキングインフォメーション」で確かめられます。アクセス(藤沢市観光協会) ↗ 休日は島へ向かう道も駐車場も混み合うので、電車のほうが歩き始めの時刻を読みやすくなります。島には酒類を出す店もあるので、車で行く日は運転する人が飲まない前提で店を選んでください。

動画で、江の島の雰囲気を見てみる

藤沢市の観光公式YouTubeチャンネル「観光藤沢」が公開している、江の島のプロモーション動画を紹介します。1分ほどで、島の雰囲気を先に見ておくための一本です。

この記事の順路を案内する動画ではなく、時間割どおりの場面が出てくるわけではありません。

出典:観光藤沢(藤沢市観光の公式YouTubeチャンネル)
YouTubeで動画を見る ↗ / 藤沢市観光公式ホームページ ↗

※動画プレーヤーの読み込み時にGoogle/YouTubeへ接続します。プライバシー強化モードでもIPアドレス等の送信を完全には防げません。自動再生はしません。詳細はGoogleのプライバシーポリシー ↗をご確認ください。再生できない場合は上のYouTubeリンクをご利用ください。

出かける前に確認したいこと

出かける前に確かめておきたいのは、べんてん丸が出るかどうか、島の上り下り、混み合う日の3つです。

べんてん丸は、当日の朝に運航が決まる。 運航するかどうかは当日の午前10:30頃に確定し、天候と海の状況によっては途中で欠航します。1月・2月・12月の平日は欠航です。乗るつもりの日は、藤沢市観光協会のページで当日の運航情報を見てから、岩屋へ向かってください。べんてん丸(藤沢市観光協会) ↗

島の中は、階段の上り下りが続く。 エスカーは上り専用で、島の頂上から奥津宮、稚児ヶ淵へは階段を下ります。船に乗れない日は、その階段を上り返して戻ることになります。歩きやすい靴で出かけ、夏は飲み物を、冬は海風に備えて羽織るものを持っていくと安心です。江の島エスカー(藤沢市観光協会) ↗

イベントや花火の日は、島も駅も混み合う。 江の島サムエル・コッキング苑では季節ごとにイベントが開かれ、その期間は17時以降の退苑が有料になります。藤沢市観光協会は、2026年10月31日(土)に「ふじさわ江の島花火大会2026」を予定しています(荒天中止)。こうした日は、早めの時間に島を歩き始めると回りやすくなります。料金・チケット(江の島シーキャンドル) ↗ / 藤沢市観光公式ホームページ ↗

お寺を歩いてから海へ出る一日なら、鎌倉の日帰りガイド →が長谷寺と鎌倉大仏から由比ヶ浜へ歩く組み立てです。岬の先から海を眺める日には、三崎・城ヶ島の日帰りガイド →も合います。

橋を渡って、神社に参って、灯台に上って、洞窟から船で戻る。次の休日は、江の島へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

← 次の日帰り旅を探す