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ONE DAY IN KAWAGUCHIKO

河口湖日帰りガイド|大石公園の花街道を歩いて、湖畔の美術館まで

湖の向こうに、富士を探す一日。
大石公園の花街道を歩いて、帰りに湖畔の美術館へ。

大石公園から河口湖ごしに望む富士山と、手前に咲く秋の草花
大石公園から見た河口湖と富士山。撮影当時の風景:Alpsdake / CC BY-SA 4.0(長辺2048pxに縮小)

山梨県・富士河口湖町/自然・湖畔散策
情報確認日:2026年9月23日

新宿を出て2時間足らずで、正面に大きな山がある土地に着きます。登らなくても、その姿は十分に近い。次の休日は、湖の北岸だけに行き先を絞って、河口湖を歩いてみませんか。

今回ご紹介するのは、河口湖駅から周遊バスに乗って大石公園へ向かい、湖畔の遊歩道を歩いて、帰りに河口湖美術館へ寄る日帰りコースです。湖を一周するのではなく、北岸だけに一日を使います。歩く道は平らで、登山の装備は要りません。大石公園(富士河口湖町観光連盟) ↗

※富士山が見えるかどうかは、その日の雲と天候によります。施設の営業時間と料金も変わります。お出かけ前に河口湖自然生活館 ↗河口湖美術館 ↗の案内をご確認ください。

こんな気分の日に

  • 視界の開けた場所で、遠くまで眺めていたい
  • 歩く距離は短くていいので、景色のいい場所に長く座りたい
  • 山に登らずに、富士山のそばまで行ってみたい

日帰り旅の基本情報

項目このコースの目安
出発地東京都心(バスタ新宿から高速バスを利用)
交通手段高速バス+路線バス
現地までバスタ新宿から河口湖駅まで、高速バスで約1時間45分。道路状況で前後します
現地滞在(基本)10:00〜16:00の約6時間
予算(基本)大人1人8,400〜10,700円程度を用意する想定
歩く量全体で約3kmの見込み。湖畔の遊歩道は平坦です

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。道路の混み具合、選ぶ飲食店、美術館に入るかどうかで変わります。

河口湖で楽しみたい、3つのこと

1. 大石公園の花街道を、湖に沿って歩く

大石公園の遊歩道。石畳の道の両側に花壇が並び、奥に河口湖と山並みが見える
大石公園の遊歩道と、湖に沿って続く花壇。写真:Olaf2 / CC BY-SA 4.0 · 2025年4月撮影(長辺1600pxに縮小)

大石公園は、河口湖北岸の大石地区にある湖畔の公園です。園内からは湖越しに富士山を望むことができ、湖と山が重なって見えます。視界をさえぎるものが少なく、湖畔らしい広がりのある風景が続きます。全長約350メートルの花街道をはじめとする遊歩道が整備されていて、ベンチも置かれています。公園のため入園は自由で、定休日はありません。大石公園(富士河口湖町観光連盟) ↗

花の見ごろは、公園を管理する富士河口湖ふるさと振興財団が月ごとに示しています。4月中旬から5月下旬がネモフィラ、5月下旬から6月中旬がバラ、6月下旬から7月中旬がラベンダー、7月上旬から7月下旬がカサブランカ。8月上旬から10月中旬は緑のコキアで、10月下旬から11月中旬に赤く色づきます。河口湖自然生活館・大石公園(富士河口湖ふるさと振興財団) ↗

富士山がいつも見えるとは限りません。雲に隠れた日でも、湖と対岸の山並み、足元の花壇は変わらずそこにあります。見えたら立ち止まる、見えなければ花街道を端まで歩く。そのくらいの構えで出かけると、天気に予定を振り回されずに済みます。

2. 河口湖自然生活館で、ひと休みする

河口湖自然生活館の外観。時計塔のある建物の前に人が集まり、手前に花壇が広がる
大石公園に立つ河口湖自然生活館。雨の日の様子。写真:Olaf2 / CC BY-SA 4.0 · 2025年4月撮影(長辺1600pxに縮小)

公園の中に立っているのが河口湖自然生活館です。入館料は無料、駐車場も無料で、年中無休。ショップでは富士山にちなんだ商品やラベンダー関連の品、手作りのブルーベリージャムなどを扱っています。喫茶コーナーでは地元産のブルーベリージュースや山梨県産のピーチジュース、カフェコーナーではブルーベリーやラベンダーのソフトクリームが並びます。河口湖自然生活館 ↗

営業時間は区画ごとに違います。3月から10月は、売店が9:00〜17:45、喫茶(富士山の見えるカフェ)とソフトクリームのオオイシパークカフェが9:15〜16:45、2階のキッチン「フジヤマビュー」が9:00〜17:00。喫茶とカフェは11月から2月が〜16:30、キッチンは10月から2月が〜16:30になります。

館の公式のお知らせによると、ジャム作り体験は現在休止中です(2026年4月1日付)。ブルーベリーとさくらんぼのフルーツ狩りも、本年度はすでに終了しています(2026年8月15日付)。

公式サイトが挙げているのは、ジュース、ソフトクリーム、焼き菓子や焼き芋といった品です。しっかり食事をとりたい日は、公園周辺の飲食店の営業を先に調べておくほうが安心でしょう。ここで挙げた飲食は編集上の候補で、訪問した体験の紹介ではありません。当日に何が出ているかは、館内の表示でご確認ください。

3. 河口湖美術館で、描かれた富士山を見る

河口湖美術館の外観。ガラス張りの展望ラウンジと、手前に広がる芝生広場
河口湖美術館と、前に広がる芝生広場。写真:663highland / CC BY-SA 4.0 · 2017年5月撮影(長辺1600pxに縮小)

帰りは周遊バスで北岸を東へ戻り、河口湖美術館で降ります。1991年4月に、富士五湖地方で初めての公立美術館として開館した施設で、富士山を描いた絵画・版画・写真を中心に収集しています。エントランスの奥には、高さ9メートルのガラスに囲まれた展望ラウンジがあり、芝生広場と河口湖の景色を見渡せます。河口湖美術館 ↗

開館時間は9時30分から17時まで、最終入館は16時30分。休館日は火曜日です。入館料は、企画展が一般・大学生800円、中学生・高校生500円、小学生以下は無料。所蔵品展は一般・大学生500円、中学生・高校生300円、小学生以下は無料です。

午前に窓の外で見た山を、午後は描かれた形でもう一度見ることになります。展示の入れ替えで休みになる日もあるので、ここを一日の柱にするなら、開いているかを先に確かめておくほうが確実です。なお、館内のカフェは現在営業していません。

一日の過ごし方

湖畔で立ち止まる時間と、バスの待ち時間を見込んだ組み立てです。

以下の時刻は旅の組み立て例で、バスの発車時刻ではありません。

時刻の目安過ごし方
10:00河口湖駅に到着。周遊バスの乗り場と帰りの便を確かめる
11:00大石公園で降りて、花街道を湖に沿って歩く
12:00河口湖自然生活館で昼のひと休み。湖を見ながら座る
13:15周遊バスで北岸を戻り、河口湖美術館へ
14:30駅方面へ戻って、買い物とお茶
16:00予約した高速バスで帰路へ

高速バスの到着が遅れた日は、美術館を外して大石公園の滞在を長く取るほうが無理がありません。逆に雨で湖畔を短くする日は、美術館の時間を厚くすると一日の形が崩れずに済みます。

アクセスと予算

バスタ新宿から河口湖駅までは、新宿〜富士五湖線の高速バスが走っています。片道運賃は大人2,200円〜、子供1,100円〜。インターネット予約のWEB決済なら、新宿〜富士急ハイランド・河口湖駅は大人2,000円に割引されます。座席指定制で、予約は乗車日の1ヶ月前の同日から始発出発時刻の30分前まで受け付けています。新宿駅〜河口湖駅の高速バス(富士急バス) ↗

電車で行く場合は、大月駅で富士急行線に乗り換えて河口湖駅へ向かいます。区間ごとの金額は富士急行線の運賃表 ↗に一覧で出ています。

現地の足は河口湖周遊バスです。大石公園へは河口湖駅からレッドラインで約30分、「河口湖自然生活館」で降りてすぐ。乗り降りの多い日は、河口湖・西湖・本栖湖周遊クーポンが便利です。1 Day Passが大人1,500円・小人750円、2 Day Passが大人2,000円・小人1,000円で、河口湖駅のバスきっぷ売り場で買えます。河口湖・西湖・本栖湖周遊バス(富士急バス) ↗

費目大人1人の想定
高速バスの往復として確保4,400円
周遊バスの1日クーポン(確認済みの料金)1,500円
昼食と喫茶1,200〜2,500円
河口湖美術館の企画展(確認済みの料金)800円
おみやげ500〜1,500円
計画上の合計8,400〜10,700円

高速バスの4,400円は片道2,200円の往復ぶんを置いた枠で、WEB決済で予約すれば下がります。実際の金額は予約時にご確認ください。

動画で、周遊バスの道筋を見てみる

富士急行が運営する観光情報サイト「フジヤマNAVI」のチャンネルから、「ようこそ河口湖へ〜富士山周遊バスで巡る旅〜」を紹介します。3分半ほどの映像で、河口湖駅を発着する周遊バスの立ち寄り先が続けて出てきます。

ふたつ断っておきます。ひとつは範囲で、この映像はレッドラインだけでなく、西湖のグリーンライン、鳴沢・精進湖・本栖湖のブルーラインも合わせて紹介しています。この記事の一日は北岸のレッドラインだけを使うので、重なるのは一部です。もうひとつは時点で、動画の説明には2018年時点の内容だと書かれています。運行の内容は公式の時刻表でご確認ください。

出典:フジヤマNAVI(富士急行株式会社)
YouTubeで動画を見る ↗フジヤマNAVI ↗

※動画プレーヤーの読み込み時にGoogle/YouTubeへ接続します。プライバシー強化モードでもIPアドレス等の送信を完全には防げません。自動再生はしません。詳細はGoogleのプライバシーポリシー ↗をご確認ください。再生できない場合は上のYouTubeリンクをご利用ください。

出かける前に確認したいこと

湖畔は、都心より一段涼しい。 気象庁の平年値(1991〜2020年)で、河口湖の月平均気温は10月が13.0度、1月は氷点下0.4度です。同じ月の東京は18.0度と5.4度で、5度前後の差があります。夏でも河口湖の8月は22.5度、東京は26.9度。湖の上を風が渡ってくるぶん、体感はさらに下がります。春と秋は羽織れるものを一枚、冬は手袋まで用意しておくと、屋外で長く立ち止まれます。その一方で、花街道には日よけになるものがほとんどありません。晴れた夏の日は帽子と飲み物を持って、自然生活館の館内でこまめに休むほうが無理がありません。河口湖の平年値(気象庁) ↗東京の平年値(気象庁) ↗

帰りのバスは、余裕を持って。 新宿への高速バスは座席指定制で、予約が要ります。所要は約1時間45分と案内されていますが、道路状況で前後します。連休や行楽期は渋滞で到着が遅れることもあるので、帰宅後に動かせない予定は入れないほうが安全です。大石公園から河口湖駅までも周遊バスで30分ほどかかるので、出発の1時間前には駅に戻れる組み立てにしておきましょう。新宿駅〜河口湖駅の高速バス(富士急バス) ↗

晴れた日に一つ足すなら、ロープウェイ。 河口湖駅から徒歩または周遊バスで約15分の浅川に、天上山の山頂へ上がる富士山パノラマロープウェイがあります。標高1,075メートルの展望台から、富士山と河口湖の全景を見渡せます。営業時間は8:30から17:00まで(下り最終17:20、7月20日から8月31日は8:30から18:00まで)。個人の運賃は往復が大人1,000円・小人500円、片道が大人600円・小人300円です。ただし大石公園は湖の北岸、ロープウェイは駅寄りの岸で、往復には別に時間が要ります。足すなら、美術館か公園のどちらかを外して組み直してください。〜河口湖〜富士山パノラマロープウェイ・料金・営業案内 ↗アクセス ↗

遠くを眺める休日という意味では、高尾山の日帰りガイド ↗も近い組み立てです。こちらは自分の足で登る一日なので、歩く量は河口湖より増えます。ページの下には、山梨県内の行先と、同じように自然を目当てにした行先も並べてあります。

湖の向こうに山がある。その一点のために、電車やバスに乗って出かける日があってもいい。次の休日は、北岸の花街道へ。

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