日帰りトリップ行先の一覧 ↗

高尾山日帰りガイド|ケーブルカーで登って、杉並木と薬王院を歩く

高尾山の林に差し込む日光
高尾山の木立。撮影当時の風景:Yoshikazu TAKADA / CC BY 2.0(表示に合わせてトリミング)

東京都・八王子/自然・寺社・街歩き
情報確認日:2026年10月16日

電車で山のふもとまで行って、ケーブルカーで中腹へ。次の休日は、無理のない歩き方で山の空気に触れてみませんか。

今回ご紹介するのは、ケーブルカーで高尾山の中腹まで上がり、1号路を歩いて高尾山薬王院を参拝する日帰りコース。午後は下山して、麓の参道と高尾599ミュージアムをめぐります。登山口は京王線の高尾山口駅で、ケーブルカー乗り場の清滝駅までは徒歩約5分です。高尾登山電鉄の交通アクセス ↗

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • ケーブルカー・リフトの運賃と始発・終発、高尾山薬王院までの歩き方
  • 麓の高尾599ミュージアムの開館時間と休館日
  • 中腹から麓まで回る一日の時間割と、高尾山きっぷも含めた予算の考え方
  • 出かける前に気をつけたいこと(靴と上着・下山の時刻・雨の日)

※山の天気と運行状況で予定は変わります。お出かけ前に高尾登山電鉄のお知らせ ↗で運行案内を、登山道の通行止めは高尾599ミュージアムの緊急情報 ↗などでご確認ください。

こんな気分の日に

このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。

  • 山の空気を吸いたいけれど、本格的な登山はしたくない
  • 歩く時間と、座って休む時間の両方がほしい
  • 都心から乗り換え少なく出かけて、夕方には帰りたい

日帰り旅の基本情報

出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地東京都心(京王線を利用)
交通手段電車+ケーブルカー+徒歩
現地まで高尾山口駅まで京王線。所要時間と運賃は出発駅で変わります
現地滞在(基本)9:30〜15:00の約5時間30分
予算(基本)大人1人2,600〜4,100円程度を用意する想定(東京からの電車の運賃は別)
歩く量山上はケーブルカー高尾山駅から薬王院まで片道約20分。坂道・階段あり

滞在時間・歩行時間・予算は、この旅程のための編集上の目安です。混雑や、選ぶ飲食店、山頂まで足を延ばすかどうかで変わります。

高尾山で楽しみたい、3つのこと

ケーブルカーで中腹へ上がり、薬王院を参拝して、麓へ戻るまでの流れに沿ってご紹介します。

1. ケーブルカーで、中腹まで一気に上がる

高尾山のケーブルカーの駅。急勾配の線路が山へ続く
ケーブルカーの駅と、急勾配の線路。写真:Syced / CC0(パブリックドメイン提供) · 2024年1月撮影(長辺1600pxに縮小)

高尾山口駅から清滝駅までは徒歩約5分。ケーブルカーは清滝駅と高尾山駅を結び、乗車時間は約6分です。運転は15分間隔で、混雑時は臨時の増発もあります。最急勾配は31度18分で、ケーブルカーの線路としては日本一の急勾配だと案内されています。

運賃は大人が片道490円、往復980円。2人乗りの観光リフトも同額で、こちらは乗車時間が約12分です。始発は8:00(リフトは5月〜11月が9:00)。終発は月によって変わり、9月から11月は平日17:45、土・日・祝日は18:00です。ケーブルカー・リフトの時刻表と運賃 ↗

2026年11月1日(日)の始発からは、ケーブルカーとリフトにSuica・PASMOなどの交通系ICカードでそのまま乗れるようになる予定です。1枚で乗れるのは1人だけで、オートチャージには対応しないので、残額を先に確かめておきましょう。交通系ICカードによる直接乗車について(高尾登山電鉄) ↗

歩いて登ることもできます。登山口から1号路を歩くと薬王院まで約70分が目安です。薬王院の参拝案内 ↗

2. 高尾山薬王院を、木立の中で参拝する

高尾山薬王院の本堂と、参拝する人たち
高尾山薬王院の本堂。写真:KENPEI / CC BY-SA 4.0 · 2015年4月撮影(長辺1600pxに縮小)

ケーブルカーの高尾山駅から1号路を歩いて、薬王院までは約20分。リフトの山上駅からは約30分が目安です。杉並木の道を進み、境内では天狗像や堂宇を眺めながらひと休みしましょう。

階段を上るのが負担に感じる日は、参拝の範囲を絞って折り返す計画でも十分に楽しめます。山頂まで足を延ばす場合は、薬王院から1号路を歩いて約20分。往復と休憩の時間を別に確保し、午後の予定を短くして調整してください。

3. 下山後は、麓の参道と599ミュージアムへ

高尾599ミュージアムの建物と、前に広がる芝生広場
高尾599ミュージアムと芝生広場。写真:Syced / CC0(パブリックドメイン提供) · 2025年2月撮影(長辺1600pxに縮小)

午後はケーブルカーで麓に戻り、参道でおみやげや甘味を探す時間に。高尾山口駅から徒歩約4分の高尾599ミュージアムは、高尾山の自然や歴史を展示で紹介している施設です。

開館時間は4月〜11月が8:00〜17:00(最終入館16:30)、12月〜3月が8:00〜16:00(最終入館15:30)。入館料は無料です(イベントや特別展示で有料になる場合があります)。年中無休ですが、メンテナンスの休館日が設定されることがあり、2026年は次に12月3日(木)が休館の予定です。館内のカフェのラストオーダーは閉館30分前です。高尾599ミュージアムの来館案内 ↗

一日の過ごし方

ケーブルカーの待ち時間を見込んで、余裕を持たせた組み立てです。

以下の時刻は旅の組み立て例で、列車やケーブルカーの発車時刻ではありません。

一日のルート
  1. 9:30高尾山口駅
  2. 徒歩10:00清滝駅
  3. ケーブルカー10:20高尾山駅
  4. 徒歩11:00高尾山薬王院
  5. 徒歩12:00山上で昼食
  6. ケーブルカー14:00参道でおみやげ
  7. 徒歩15:00高尾山口駅
時刻の目安過ごし方
9:30高尾山口駅から清滝駅へ。身支度を整え、徒歩約5分で乗り場へ
10:00ケーブルカーで高尾山駅へ。案内板を確認して1号路へ
10:20〜11:00杉並木の1号路を、薬王院方面へゆっくり歩く
11:00〜12:00高尾山薬王院を参拝。境内で休憩
12:00〜13:30ケーブルカー駅方面へ戻り、昼食。山上の眺めを楽しむ
13:30〜14:00ケーブルカーで清滝駅へ下山
14:00〜15:00参道でおみやげ探し、または高尾599ミュージアムを見学
15:00ごろ高尾山口駅から帰路へ

山頂まで歩く日は、薬王院から往復で40分に休憩を加えた時間が必要です。その分、午後の麓の散策を省くか、帰りの時刻を後ろにずらしてください。ケーブルカーの終発時刻は月によって変わるので、下山時刻は先に決めておくと安心です。

昼食の候補のひとつが、ケーブルカー高尾山駅前の「高尾山スミカ」です。とろろなどのそば・うどんや丼もの、名物の天狗焼を扱っていて、営業時間は10:00〜16:30(冬期は16:00)です。天候などで臨時に休むことがあるので、出かける前に高尾登山電鉄のお知らせで山上施設の休業日を確かめておきましょう。高尾山スミカ(高尾登山電鉄) ↗ / 高尾登山電鉄のお知らせ ↗

アクセスと予算

京王線で高尾山口駅へ向かい、徒歩で清滝駅からケーブルカーに乗ります。京王電鉄には、京王線・井の頭線の各駅から高尾山口駅までの往復割引乗車券と、ケーブルカーまたはリフトの割引乗車券がセットになった「高尾山きっぷ」があります。各駅の自動券売機で当日発売され、高尾山口駅では購入できません。12月31日〜1月3日は発売されません。京王電鉄のおとくなきっぷ ↗

費目大人1人の想定
ケーブルカー往復(確認済みの運賃)980円
昼食1,000〜1,800円
甘味・飲み物500〜900円
計画上の合計(現地での出費)2,480〜3,680円
電車の往復運賃として確保(合計に含めない)1,400円

電車の1,400円は出発駅を決めない予算枠で、確認済み運賃ではありません。実際の運賃と、高尾山きっぷを使った場合の金額は、上の京王電鉄の案内でご確認ください。高尾599ミュージアムの入館は無料です。おみやげや、山頂まで延ばした場合の追加の飲食費は含みません。予備費を含め、5,500円程度を用意する計画です。

動画で、高尾山の一日を見てみる

八王子市の観光ポータル「いこうよ八王子・高尾山」が公開している動画「近くて、たのしい、日本遺産。高尾山」を紹介します。2組のグループが同じ日の高尾山をそれぞれの歩き方で楽しむ、2分ほどの映像です。

ケーブルカー、男坂、薬王院、山頂、599ミュージアム、表参道と、この記事で紹介した場所がひと通り出てきます。ただし撮影当時の様子なので、運行時刻や施設の営業を案内する動画ではありません。歩く道の雰囲気と、混み具合の目安を知る参考としてご覧ください。

出典:持続可能な高尾観光まちづくり事業推進協議会(事務局:公益社団法人八王子観光コンベンション協会)
YouTubeで動画を見る ↗ / いこうよ八王子・高尾山 ↗

※動画プレーヤーの読み込み時にGoogle/YouTubeへ接続します。プライバシー強化モードでもIPアドレス等の送信を完全には防げません。自動再生はしません。詳細はGoogleのプライバシーポリシー ↗をご確認ください。再生できない場合は上のYouTubeリンクをご利用ください。

出かける前に確認したいこと

ケーブルカーで上がれる山でも、歩くのは坂道と階段のある道です。出発前に次の点を確かめておきましょう。

靴と上着を、山に合わせて。 舗装された1号路でも坂道と階段が続きます。滑りにくい靴を選び、山上と麓の気温差に備えて羽織れるものを持って行きましょう。飲み物も先に用意しておくと安心です。

下山の時刻を、先に決めておく。 ケーブルカーの終発は月と曜日で変わります。リフトは終発がさらに早く、12月〜4月は16:00です。山頂まで歩くかどうかは、下山の時刻から逆算して決めてください。

雨の日は、山頂を目指さない。 足元が悪い日は薬王院で折り返すか、麓の散策と599ミュージアムに切り替えると、無理なく過ごせます。荒天の日は日程そのものを見直しましょう。

登山道の通行止めや季節の見どころは高尾599ミュージアム ↗、運行情報は高尾登山電鉄 ↗、参拝の案内は高尾山薬王院 ↗で確認できます。

杉並木を歩いて、境内でひと休みして、麓でおみやげを選ぶ。次の休日は、歩く時間とくつろぐ時間が半分ずつの高尾山へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

← 次の日帰り旅を探す