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国分寺日帰りガイド|殿ヶ谷戸庭園からお鷹の道、武蔵国分寺跡まで、庭と湧水と史跡を歩く

緑の木々に囲まれた、武蔵国分寺の薬師堂
国分寺の薬師堂(2012年7月撮影)。:Saigen Jiro / CC0 1.0(長辺1600pxに縮小)

東京都・国分寺市/庭園・湧水・史跡
情報確認日:2026年10月17日

国分寺市は、東京都の多摩地域にあり、JR中央線と西武線が通る国分寺駅を中心に開けた町です。駅から徒歩2分の殿ヶ谷戸庭園は、池と紅葉亭のある都立の庭園で、11月下旬から12月初めには紅葉の景色が見どころと案内されています。殿ヶ谷戸庭園(東京都公園協会) ↗ 駅から歩ける範囲には、奈良時代に諸国へ建立が命じられた国分寺のうち、武蔵国の寺の跡が残っていて、大正11年(1922年)に国の史跡に指定されました。武蔵国分寺跡(国分寺市) ↗ 東京からは、新宿駅から中央線に乗って向かいます。

今回ご紹介するのは、午前に殿ヶ谷戸庭園を歩き、昼食のあと、真姿の池とお鷹の道の湧水をたどり、おたかの道湧水園の資料館と武蔵国分寺跡の金堂跡、国分寺の薬師堂を見て帰る日帰りコースです。電車の時刻と運賃は、この記事では確かめられていません。確かめられたことと、出かける前に調べることを分けて書いています。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 殿ヶ谷戸庭園の開園時間・入園料と、秋の見どころ
  • お鷹の道と真姿の池湧水群の見どころと、駅からの行き方
  • おたかの道湧水園の資料館の開館時間・休みの日・入園料と、武蔵国分寺跡の見どころ
  • 一日の時間割と、予算の目安

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に殿ヶ谷戸庭園 ↗、おたかの道湧水園 ↗、JR東日本の時刻表をご確認ください。

こんな気分の日に

このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。

  • 都心から電車で行ける範囲で、庭園と湧き水の流れをゆっくり歩いてみたい
  • 秋の一日に、紅葉の庭と、奈良時代の寺の跡を続けて見たい
  • 入園料の負担を抑えながら、歩いて見るものが多い一日を過ごしたい

日帰り旅の基本情報

出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地新宿駅(JR中央線を利用)
交通手段電車(JR中央線)+徒歩
現地まで新宿駅から中央線で国分寺駅(乗車時間は便によるため、時刻表で確認。国分寺駅着は10:00の目安)
現地滞在(基本)10:00〜16:00ごろの約6時間(昼食と見学を含む)
予算(基本)大人1人1,550〜3,050円程度を用意する想定(電車の運賃は別)
歩く量国分寺駅から真姿の池まで徒歩15分、薬師堂から駅まで徒歩18分(歩く量はやや多め)

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。見学や食事の長さで変わります。徒歩の分数はお鷹の道・真姿の池湧水群(国分寺市) ↗、国分寺薬師堂(国分寺市) ↗、殿ヶ谷戸庭園(東京都公園協会) ↗によるものです。

国分寺で楽しみたい、3つのこと

殿ヶ谷戸庭園、お鷹の道と真姿の池、武蔵国分寺跡と薬師堂の順に、楽しみ方をご紹介します。

1. 殿ヶ谷戸庭園で、秋の庭を歩く

緑の木々に囲まれた、島のある殿ヶ谷戸庭園の池
殿ヶ谷戸庭園の池(2011年6月撮影)。紅葉の時期の写真ではありません。写真:Irina Gelbukh / CC BY-SA 3.0 · 2011年6月撮影(長辺1600pxに縮小)

殿ヶ谷戸庭園は、東京都公園協会が管理する都立の庭園で、国分寺駅からJR中央線または西武線で徒歩2分の場所にあります。開園時間は9:00から17:00まで(入園は16:30まで)で、休園は12月29日から1月1日の4日間です。入園料は一般150円、65歳以上70円で、小学生以下と、都内に住むか通う中学生は無料です。殿ヶ谷戸庭園(東京都公園協会) ↗ 紅葉は11月下旬から12月初めが見ごろと案内されているので、10月に行く日は、色づきの前の庭を歩く日になります。

秋は、10月10日から12月6日まで「もみじスタンプラリー」が開かれ、10月22日から25日には「秋の山野草展」もあります。11月6日と7日には「武蔵野を歩く~晩秋編~」が予定されています。殿ヶ谷戸庭園(東京都公園協会) ↗ 園内に売店はなく、飲み物の自動販売機がサービスセンター前にあります。お弁当などは、酒類を除いて、ベンチか紅葉亭の四阿(あずまや)で食べられます。ペットを連れての入園はできません。よくあるご質問(殿ヶ谷戸庭園) ↗ 2026年8月17日から、日付を指定するオンライン入園券が導入されたと案内されています。窓口での扱いは確かめられていないので、行く前に公式の案内で確認します。

2. お鷹の道と真姿の池で、湧水をたどる

底の砂利が見える、澄んだ真姿の池の水面
真姿の池(2017年7月撮影)。写真:Miyuki Meinaka / CC BY-SA 4.0 · 2017年7月撮影(長辺1600pxに縮小)

お鷹の道は、国分寺崖線の下に湧き出た水が集まって野川に注ぐ流れに沿った、約350mの遊歩道です。名前は、江戸時代に周辺が尾張徳川家の鷹場だったことにちなみます。真姿の池をはじめとする湧水群は、昭和60年に環境省の名水百選に選ばれ、平成15年には東京の名湧水57選にも選ばれています。お鷹の道・真姿の池湧水群(国分寺市) ↗

真姿の池には、『医王山縁起』によると、嘉祥元年(848年)に重い病を患った玉造小町が、池の水で身を清めると病が癒えて元の姿に戻った、という伝えがあります。池のほとりには弁財天が祀られています。駅からは、国分寺駅の南口から徒歩15分、西国分寺駅の南口から徒歩12分です。駐車場はありません。お鷹の道・真姿の池湧水群(国分寺市) ↗ 春から初夏には沿道に「カラー」の花が咲くと案内されていますが、10月の見どころは、澄んだ水の流れと、周りの緑です。

3. 武蔵国分寺跡と薬師堂で、奈良時代の寺を思う

芝生の広がる武蔵国分寺跡の金堂跡と、奥の木立と案内板
武蔵国分寺跡の金堂跡(2012年7月撮影)。写真:Saigen Jiro / CC0 1.0 · 2012年7月撮影(長辺1600pxに縮小)

武蔵国分寺は、聖武天皇の命で天平13年(741年)に諸国へ建立が命じられた国分寺の一つで、東山道武蔵路の東に僧寺、西に尼寺が置かれました。僧寺の金堂跡は、桁行が7間(約36m)、梁行が4間(約17m)の大きさで、多くの礎石が残っています。諸国の国分寺の金堂の中でも最大級とされています。金堂跡と講堂跡の東約200mには、高さが約60mと推定される七重塔の跡があります。武蔵国分寺跡(国分寺市) ↗

おたかの道湧水園は、市立の公園で、園の北側は国分寺崖線にかかり、武蔵国分寺跡資料館が併設されています。開園時間は9:00から17:00まで(入園は午後4時45分まで)で、休園は月曜日です。月曜日が祝日・振替休日にあたるときは、その直後の平日が休みになります。入園料は一般100円で、中学生以下は無料です。おたかの道湧水園(国分寺市) ↗ 資料館では、武蔵国分寺の発掘で見つかったものと、1/200の復元模型などを見られ、2026年10月10日から12月6日までは、秋季企画展「大昔のこくぶんじ ー旧石器時代・縄文時代ー」が開かれています。武蔵国分寺跡資料館(国分寺市) ↗

国分寺の薬師堂は、国分寺の境内にあり、市の重要有形文化財です。建武2年(1335年)に新田義貞が寄進したと伝えられ、現在の堂は宝暦年間(1751〜1764年)に今の場所へ建て替えられました。堂の中の厨子には、国指定重要文化財の木造薬師如来坐像が安置されています。本尊が開帳されるのは年に一度、10月ごろとされていますが、2026年の日は確かめられていません。 国分寺薬師堂(国分寺市) ↗

一日の過ごし方

午前に殿ヶ谷戸庭園を歩いて昼食をとり、午後に湧水と史跡をまわって、夕方の電車で帰る組み立てです。

以下の時刻は、2026年10月の旅の組み立て例です。電車の時刻は時刻表で便を選びます。

一日のルート
  1. 09:30新宿駅
  2. JR中央線10:00国分寺駅
  3. 徒歩10:10殿ヶ谷戸庭園
  4. 徒歩11:30国分寺駅の周辺
  5. 徒歩13:15真姿の池・お鷹の道
  6. 徒歩13:45おたかの道湧水園
  7. 徒歩15:00国分寺の薬師堂
  8. 徒歩16:00国分寺駅
時刻の目安過ごし方
09:30新宿駅からJR中央線に乗る(便は時刻表で選ぶ)
10:00国分寺駅に着く(殿ヶ谷戸庭園まで徒歩2分)
10:10殿ヶ谷戸庭園で、池と紅葉亭の庭を歩く
11:30国分寺駅の周辺で、昼食をとる
12:45国分寺駅の南口から歩き、真姿の池とお鷹の道へ向かう(徒歩15分)
13:15真姿の池とお鷹の道を歩く
13:45おたかの道湧水園で、武蔵国分寺跡資料館を見る
14:30武蔵国分寺跡の金堂跡を歩く
15:00国分寺の薬師堂に参る
15:30国分寺駅へ歩く(薬師堂から徒歩18分)
16:00国分寺駅からJR中央線に乗る(便は時刻表で選ぶ)

湧水園と資料館は月曜が休みなので、火曜から日曜に行くのが基本です。 11月は23日(月曜日・祝日)が開園で、24日(火曜日)が休園になります。日が短くなる11月から12月は、庭園の入園が16:30まで、湧水園の入園が午後4時45分までなので、午後は早めに動き始めます。雨の日は、資料館の展示を中心にして、お鷹の道の歩きを短くします。

アクセスと予算

東京からは、新宿駅からJR中央線に乗り、国分寺駅で降ります。乗車時間と運賃は確かめられておらず、書いていません。乗る前にJR東日本の時刻表でご確認ください。

国分寺駅から殿ヶ谷戸庭園までは、徒歩2分です。殿ヶ谷戸庭園(東京都公園協会) ↗ 湧水園と資料館へは、国分寺駅から徒歩約20分、西国分寺駅から徒歩約15分です。バスでは、国分寺市のコミュニティバス「ぶんバス」(万葉・けやきルート)の「史跡武蔵国分寺跡」から徒歩約8分、または国分寺駅南口から京王バス(寺83・寺87・寺88系統)で「泉町一丁目」まで行き、徒歩約8分です。おたかの道湧水園(国分寺市) ↗ バスの時刻と運賃は確かめられていません。殿ヶ谷戸庭園にも湧水園にも駐車場はないため、車での来園は向きません。

帰りは、薬師堂から国分寺駅まで徒歩18分、西国分寺駅まで徒歩15分です。国分寺薬師堂(国分寺市) ↗

費目大人1人の想定
殿ヶ谷戸庭園(確認済み)150円
おたかの道湧水園・資料館(確認済み)100円
お鷹の道・真姿の池・薬師堂(拝観料は確認できず)公式に記載なし(予算に含めない)
昼食1,000〜1,800円
おやつ・おみやげ300〜1,000円
計画上の合計1,550〜3,050円

昼食とおやつ、おみやげは編集上の目安です。電車とバスの運賃は、上の合計に含んでいません。実際の金額は、乗る前にご確認ください。

出かける前に確認したいこと

休みの日と、紅葉の色づき、薬師堂の開帳が、行く日を決めるときの手がかりになります。

昼食の店。 昼食は、国分寺駅の周辺で選ぶ組み立てです。この記事では、特定の店を取り上げていません。店は、行く日の営業日と時間を確かめて決めます。庭園の中には売店がないので、お弁当を持っていくときは、ベンチか紅葉亭の四阿を使います。

歩く距離と靴。 国分寺駅から真姿の池まで徒歩15分、薬師堂から駅まで徒歩18分で、庭園と史跡の中の歩きを足すと、歩く量はやや多めです。遊歩道や園路は、雨のあとに滑りやすくなることがあるので、歩きやすい靴で出かけます。日が暮れる前に駅へ着くよう、薬師堂を出る時刻から逆算して動きます。

史跡ガイド。 おたかの道湧水園の史跡の駅では、湧水園が開いている日に、1日2回(11:00〜11:30、13:30〜14:00)、市民ボランティアによる無料の史跡ガイドが、おたカフェの前で待っていると案内されています。予約は要らず、1人から案内してもらえます。季節やガイドの都合で行われない日もあります。史跡の駅(国分寺市) ↗

展示の会期と紅葉。 資料館の秋季企画展は、2026年12月6日までです。殿ヶ谷戸庭園の紅葉は、11月下旬から12月初めが見ごろと案内されているので、色づきを見たい日は、公式のお知らせで様子を確かめます。

東京近郊で、庭と古い神社を歩く日帰りなら、府中の日帰りガイド →もあります。府中は神社と並木、美術館の一日で、本記事の庭園と湧水、史跡の一日とは違う過ごし方です。

池のほとりを歩いて、湧水の流れをたどる。次の休みは、国分寺へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

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