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駒込日帰りガイド|六義園と旧古河庭園、二つの庭を歩いてめぐる一日

背の低い緑の植え込みとマツの木々に囲まれて、砂利の園路が奥へ続く六義園の庭
六義園の園路(2013年撮影)。:Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0(縮小(長辺1600px))

東京都・文京区/北区・庭園めぐり
情報確認日:2026年10月22日

駒込は、JR山手線の駅から歩いて、江戸時代につくられた大名庭園と、大正時代に和と洋を一つの敷地に合わせた庭園の、二つの都立庭園に行ける町です。六義園は駒込駅から徒歩7分、旧古河庭園は駒込駅から徒歩12分で、電車に長く乗らなくても、庭だけで一日が組めます。六義園(東京都公園協会) ↗

今回ご紹介するのは、駒込駅から六義園へ歩き、昼食をはさんで旧古河庭園へ向かい、最寄りの駅から帰る日帰りコースです。確かめられたことと、出かける前に調べることを分けて書いています。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 六義園と旧古河庭園の開園時間、休園日、入園料(共通入園券の値段もあわせて)
  • 2026年の秋に見られるもの(秋バラ、紅葉、雪吊り)と、行く前に知りたい工事・休園の案内
  • 駒込駅から歩く一日の時間割と、料金・予算の目安
  • 出かける前に確かめたいこと(工事の範囲、洋館の見学、確かめられなかった項目)

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に六義園 ↗、旧古河庭園 ↗の公式ページをご確認ください。

こんな気分の日に

このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。

  • 電車に長く乗らず、東京の中で、庭を2つ見くらべて歩きたい
  • 日本庭園と、洋館とバラの庭を、一日で両方見たい
  • 入園料を抑えて、季節の景色を味わう一日にしたい

日帰り旅の基本情報

出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地東京(JR山手線の駒込駅から歩く)
交通手段電車+徒歩
現地まで駒込駅から六義園まで徒歩7分、旧古河庭園まで徒歩12分
現地滞在(基本)10:00〜15:30ごろの約5時間半(昼食と移動を含む)
予算(基本)大人1人2,000〜3,500円程度を用意する想定
歩く量園内の園路と、庭の間の移動で歩く。旧古河庭園には階段や勾配が多い

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。庭の中の過ごし方や食事の長さで変わります。徒歩の分数は、各庭園の公式のアクセス案内によるものです。

駒込で楽しみたい、3つのこと

六義園、旧古河庭園の洋風庭園、旧古河庭園の日本庭園の順に、楽しみ方をご紹介します。

1. 六義園で、和歌の景色の庭を歩く

手入れされた芝生の上に、丸く刈り込まれた植え込みと、枝を広げたマツの木が立つ六義園の一角
六義園の芝生とマツ(2013年撮影)。写真:Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0 · 2013年撮影(縮小(長辺1600px))

六義園は、1695年(元禄8年)に、五代将軍の徳川綱吉から駒込の地を下屋敷として与えられた柳澤吉保が、自分で設計して7年の歳月をかけてつくった「回遊式築山泉水庭園」です。六義園(東京都公園協会) ↗ 名前は、中国の古い漢詩集にある「詩の六義」を、紀貫之が和歌の「六体」に使った分け方に由来します。大きな池(大泉水)には中の島があり、紀州の和歌の浦の景色や、和歌に詠まれた名所が、八十八境として映されています。園内には、妹山・背山という築山、石の橋の渡月橋、滝の音が聞こえる滝見茶屋などがあり、つつじの古木でつくった「つつじ茶屋」は、11月下旬にはモミジに囲まれる見どころです。開園は9:00から17:00まで(入園は午後4時30分まで)で、休園日は12月29日から翌年1月1日です。 入園料は一般300円、65歳以上150円で、小学生以下(要付添)と都内在住・在学の中学生は無料です。

2. 旧古河庭園で、洋館とバラの庭をながめる

刈り込んだ低い生け垣で区切られた花壇に、赤やピンクのバラが咲く旧古河庭園の洋風庭園
旧古河庭園のバラ園(2014年撮影)。春のバラの時期の写真で、いまの咲き具合とは関係ありません。写真:Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0 · 2014年撮影(縮小(長辺1600px))

旧古河庭園は、北側の小高い丘に洋館を建て、斜面に洋風庭園、低地に日本庭園を置いた庭です。洋館と洋風庭園を設計したのは、英国人のジョサイア・コンドルで、洋館は1917年(大正6年)5月に竣工しました。旧古河庭園(東京都公園協会) ↗ 洋風庭園は、左右対称のフランス整形式庭園と、石の欄干や石段を使ったイタリア露壇式庭園の技法を合わせたつくりで、バラと洋館がそろう景色が見どころです。2026年は一般開園から70周年で、秋のバラフェスティバルが10月10日から11月6日まで開かれています。約100種200株のバラが咲き競い、10月19日の時点では約100種のうち80種が咲いていました。秋のバラフェスティバルのお知らせ ↗ 秋バラの開花状況(10月19日現在) ↗ 開園は9:00から17:00まで(入園は午後4時30分まで)で、入園料は一般150円、65歳以上70円です。

3. 旧古河庭園の日本庭園で、心字池と紅葉をたずねる

池のむこうに赤く色づいたモミジが並び、中央に雪吊りの円すい形の支柱が立つ旧古河庭園の日本庭園
旧古河庭園の日本庭園の秋(2013年撮影)。写真:Guilhem Vellut from Annecy, France / CC BY 2.0 · 2013年撮影(縮小(長辺1600px))

洋風庭園の下には、京都の庭師の七代目小川治兵衛(植治)が手がけた日本庭園が広がります。「心」の字に似せた心字池を中心に、枯滝や大滝、中島があり、日本庭園の入口はシイを主体にした濃い植込みで、明るい洋風庭園とは雰囲気が一変します。冬のマツの雪吊りとこも巻きが風物詩で、夏の大滝の水音や、秋の紅葉もおすすめとされています。旧古河庭園(東京都公園協会) ↗ 11月7日から12月6日までは「紅葉とバラ、和と洋の秋」が開かれ、紅葉と秋バラを同じ日に見られるのが、この庭の特徴として案内されています。「紅葉とバラ、和と洋の秋」のお知らせ ↗ 六義園と旧古河庭園の共通入園券(園結びチケット)は一般400円で、別々に買う300円と150円の合計より50円安く、使用期限もありません。

一日の過ごし方

駒込駅から六義園へ歩き、昼食をはさんで旧古河庭園へ向かい、西ヶ原駅から帰る組み立てです。

以下の時刻は、2026年11月上旬の平日を想定した旅の組み立て例です。庭の混み具合や、季節のイベントで過ごし方は変わります。

一日のルート
  1. 10:00駒込駅
  2. 徒歩10:10六義園
  3. 12:00昼食
  4. 徒歩13:15旧古河庭園
  5. 徒歩15:30西ヶ原駅
時刻の目安過ごし方
10:00JR山手線の駒込駅に着く
10:10六義園へ歩き、庭をゆっくり一周する(駒込駅の南口から徒歩7分。見学の目安は約1時間半)
12:00駒込駅の周りで昼食をとる(店は当日の営業を確かめて選ぶ)
13:15旧古河庭園へ(駒込駅から徒歩12分。六義園から直接歩く道のりは確かめておらず、余裕をみる)
13:30洋風庭園のバラと、日本庭園の心字池を見て回る(見学の目安は約2時間)
15:30西ヶ原駅へ歩いて帰る(旧古河庭園から徒歩7分)

六義園と旧古河庭園は、どちらも入園は午後4時30分までなので、午後に旧古河庭園へ行くなら、15時までには入ると景色を見て回る時間が取れます。 雨の日は、園内の園路が滑りやすいので、傘と歩きやすい靴を用意します。

アクセスと予算

六義園は、JR山手線の駒込駅(南口)か、東京メトロ南北線の駒込駅(N14)から徒歩7分、都営地下鉄三田線の千石駅(I14)から徒歩10分です。旧古河庭園は、JR京浜東北線の上中里駅と東京メトロ南北線の西ヶ原駅(N15)から徒歩7分、JR山手線の駒込駅から徒歩12分です。六義園(東京都公園協会) ↗ 旧古河庭園(東京都公園協会) ↗ 東京から駒込駅までの電車の時刻と運賃は、出発する駅によって変わるため、書いていません。乗る前にJR東日本の時刻表 ↗でご確認ください。

どちらの庭園にも駐車場はありません。このコースは電車と徒歩で組んでいます。

費目大人1人の想定
六義園と旧古河庭園の入園(確認済み)450円(共通入園券なら400円)
昼食1,000〜2,000円
おみやげ・飲み物300〜1,000円
計画上の合計2,000〜3,500円

上の合計に、電車代は含んでいません。昼食とおみやげは編集上の目安です。洋館の見学料や、茶室の抹茶の料金は、含めていません。

出かける前に確認したいこと

工事の範囲と、庭ごとの季節のイベントが、行く日を決めるときの手がかりになります。

六義園の工事。 令和8年(2026年)5月から11月(予定)まで、護岸補修工事が行われています。工事中は、大泉水や剡渓流の水位を通常より下げて作業するため、庭の一部の景観に影響があり、工事場所の周りが一部通行止めになります。護岸補修工事のお知らせ(六義園) ↗ 池の景色を目当てにするときは、行く前に公式で工事の範囲を確かめます。

秋のイベントと休園。 六義園は11月1日と15日に、伝統技能見学会「雪吊り」が開かれ、11月25日から12月6日まで「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」が予定されています(夜間の時間と料金は確かめておらず、書いていません)。紅葉期の園内の写生は、11月1日から12月15日までが対象のお知らせが出ています。六義園(東京都公園協会) ↗ 旧古河庭園は、12月14日の月曜日だけ、バラ園と梅林の手入れのため12時閉園(最終入園は11時30分)になります。午後休園のお知らせ ↗

洋館と撮影。 旧古河庭園の洋館と茶室は、庭園とは別の団体(公益財団法人大谷美術館)が管理していて、10月と11月は洋館の休館日や貸し切りがあります。見学や営業時間は、大谷美術館の公式ページで確かめます。この記事の時間割には洋館の見学を入れていません。秋のバラフェスティバルの期間中(11月6日まで)は、日本庭園を含めて、三脚・一脚・自撮り棒の使用が禁止されています。秋バラの開花状況(10月19日現在) ↗ 六義園・旧古河庭園とも、ペットを連れての入園はできません。

確かめられなかったこと。 六義園から旧古河庭園まで直接歩く道のり、駒込駅の周りの昼食の店、洋館の見学時間と料金、六義園の夜間特別観賞の時間と料金は、確かめられませんでした。

駒込のあとは、東京の町を歩く谷中の日帰りガイド →や、上野の日帰りガイド →も選べます。

江戸の庭と、大正の洋館の庭を歩いて、次の休みは、駒込へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

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