長野県・松本市/城・近代建築・街歩き
情報確認日:2026年10月10日
松本は、新宿駅から特急あずさで約2時間40分の、長野県中部の城下町です。駅から歩いて行ける松本城には、戦国時代に築かれた国宝の天守が残り、五重六階の現存する天守としては日本最古とされています。城のまわりには、明治の擬洋風建築の旧開智学校や、蔵造りの町並みが残る中町通り、カエルが迎える縄手通りが続きます。次の休日は、朝のあずさに乗って、天守の急な階段と、城下町の通りを、ひと続きの一日で歩いてみませんか。アクセス(松本城) ↗
今回ご紹介するのは、新宿駅7:00発の特急あずさ1号で松本駅へ行き、午前に松本城と旧開智学校、午後に中町通りと縄手通りを歩いて、17:20発のあずさ50号で帰る日帰りコースです。特急あずさ1号(JR東日本) ↗
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 松本城、旧開智学校、中町通りと縄手通りの見どころと、開く時間・料金・休みの曜日
- 松本駅から松本城までの行き方(周遊バスと徒歩)と、一日の時間割
- 予算の目安と、2つの施設の共通券があること
- 出かける前に確かめたいこと(旧開智学校の休み、天守の混雑、あずさの運転日)
※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に国宝松本城 ↗と旧開智学校 ↗の公式ページをご確認ください。
こんな気分の日に
このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。
- 国宝の天守に上って、城下町の景色を高いところから眺めたい
- お城と、明治の学校建築と、古い町並みを、駅から近い範囲でまとめて見たい
- 特急でゆったり座って、長めの電車の旅も楽しみたい
日帰り旅の基本情報
出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。
| 項目 | このコースの目安 |
|---|---|
| 出発地 | 東京都心(新宿駅から特急あずさを利用) |
| 交通手段 | 特急あずさ+周遊バス+徒歩 |
| 現地まで | 新宿駅7:00発のあずさ1号で、松本駅に9:38着 |
| 現地滞在(基本) | 9:38〜17:20の約7時間40分 |
| 予算(基本) | 大人1人3,400〜5,200円程度を用意する想定(電車と特急は別) |
| 歩く量 | 松本城の園内と城下町の通りを合わせて約5km以内の見込み |
滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。見学の長さや食事の待ち時間で変わります。
松本で楽しみたい、3つのこと
松本城、旧開智学校、中町通りと縄手通りの順に、楽しみ方をご紹介します。
1. 松本城で、国宝の天守に上り、堀と庭を歩く

松本城の天守は国宝で、戦国時代に築かれた五重六階の天守としては、現存する中で日本最古とされています。戦乱の世に建てられた天守に、平和な時代に増築された月見櫓がつながっているのも、特徴です。国宝 松本城(まつもと観光ガイド) ↗
開城は8:30から17:00まで(最終入場は16:30)で、年末の12月29日から31日を除いて、休みはありません。観覧料は、電子チケット(日時指定券)が一般1,200円、紙のチケットが一般1,300円で、小・中学生は400円です。観覧案内(国宝松本城) ↗ 天守にはエレベーターがなく、階段は狭く急で、段差も大きいと案内されています。天守に入ってから出てくるまでは、空いているときで30〜40分、混んでいるときで60分ほどです。よくあるご質問(国宝松本城) ↗ 階段は急なので、歩きやすい靴で上ります。
2. 旧開智学校で、擬洋風の校舎を見る

旧開智学校は、明治9年(1876年)4月に建った校舎で、設計と施工は地元の大工棟梁の立石清重です。東京や横浜の洋風建築を見学した棟梁が設計した「擬洋風建築」で、令和元年(2019年)には、近代の学校建築として初めて国宝になりました。正面には、西洋由来の天使の看板と、日本の龍の彫刻が並びます。旧開智学校の沿革(松本市立博物館) ↗ 国宝指定(松本市立博物館) ↗
開館は9:00から17:00まで(入館は16:30まで)で、観覧料は一般700円(電子チケットは600円)です。休館日は、3月から11月が第3火曜日(祝日の場合は翌日)、12月から2月は毎週火曜日で、12月29日から1月3日も休みです。松本城からは、徒歩約5分です。ご利用案内・アクセス(旧開智学校) ↗ 国宝旧開智学校校舎(まつもと観光ガイド) ↗ 2026年10月10日から、入口と券売所は敷地の北西側に変わっています。旧開智学校 ↗ 校舎の中ではスリッパに履き替え、飲食とフラッシュ撮影はできません。
3. 中町通りと縄手通りで、城下町の通りを歩く

中町通りは、白と黒のなまこ壁の土蔵造りの町並みが残る通りで、民芸家具やクラフトの店、カフェが並びます。松本駅のお城口から、歩いて約15分です。中町通り(まつもと観光ガイド) ↗
縄手通りは、松本城の南総堀と女鳥羽川にはさまれた細長い土手が名前のもとで、昔ながらの果物屋や、たい焼き、パン、雑貨の店が並びます。通りのシンボルはカエルで、年間を通じて歩行者天国です。通りの片側には、明治12年に建った四柱神社があり、縄手通りはその参道として発展しました。縄手通り(まつもと観光ガイド) ↗ どちらの通りも、店ごとに休みと営業時間が違うので、歩く前に確かめておきます。
一日の過ごし方
午前に松本城と旧開智学校、午後に2つの通りを歩き、夕方に帰る組み立てです。
以下の時刻は旅の組み立て例で、あずさはJR東日本の時刻表の便です。松本駅から松本城へは、周遊バスなら約10分、歩くと約20分です。
- 07:00新宿駅
- 特急あずさ09:38松本駅
- 周遊バス・徒歩10:00松本城
- 徒歩12:00旧開智学校
- 徒歩13:00昼食(中町通り)
- 徒歩15:15縄手通り
- 徒歩17:20松本駅
| 時刻の目安 | 過ごし方 |
|---|---|
| 07:00 | 新宿駅から特急あずさ1号に乗る(約2時間40分) |
| 09:38 | 松本駅に着き、松本城へ向かう(周遊バスで約10分、歩くと約20分) |
| 10:00 | 松本城に着き、天守に上る(天守の見学は空いていて30〜40分) |
| 11:15 | 本丸庭園と、堀のまわりを歩く |
| 11:45 | 旧開智学校へ歩く(松本城から徒歩約5分) |
| 12:00 | 旧開智学校の校舎を見学する |
| 13:00 | 中町通りへ歩き、昼食をとる |
| 14:15 | 中町通りの蔵造りの町並みを歩く |
| 15:15 | 縄手通りを歩き、四柱神社に寄る |
| 16:30 | 松本駅へ戻り、おみやげを選ぶ |
| 17:20 | 松本駅から特急あずさ50号で帰る(新宿駅に20:09着) |
午前のうちに、天守と旧開智学校の2つを済ませておくと、午後は通りを歩きながら、時間を気にせず過ごせます。昼食の店は編集上の候補で、営業日や定休日を確かめてから決めます。雨の日は、天守と旧開智学校の屋内を中心にして、通りの散策を短くします。
アクセスと予算
新宿駅から松本駅までは、特急あずさで約2時間40分です。7:00発のあずさ1号は、松本駅に9:38に着きます。日によって、9:43に着く日があります。特急あずさ1号(JR東日本) ↗ 帰りの松本駅17:20発のあずさ50号は、新宿駅に20:09に着きます。日によって、20:08に着く日があります。特急あずさ50号(JR東日本) ↗ 運賃と特急料金は、JR東日本の案内で確かめます。
松本駅から松本城へは、JR篠ノ井線の松本駅から歩いて約20分です。周遊バス「タウンスニーカー」の北コースに松本駅お城口から乗り、「松本城・市役所前」で降りる方法もあり、乗車時間は約10分です。アクセス(松本城) ↗ 旧開智学校へは、同じ北コースの「旧開智学校」で降りて徒歩1分です。ご利用案内・アクセス(旧開智学校) ↗
| 費目 | 大人1人の想定 |
|---|---|
| 松本城の観覧料・電子チケット(確認済みの料金) | 1,200円 |
| 旧開智学校の観覧料・窓口(確認済みの料金) | 700円 |
| 昼食 | 1,000〜1,800円 |
| おみやげ・喫茶 | 500〜1,500円 |
| 計画上の合計 | 3,400〜5,200円 |
松本城と旧開智学校の共通券は、一般1,600円と案内されています。ご利用案内・アクセス(旧開智学校) ↗ 昼食とおみやげは編集上の目安です。新宿駅と松本駅を結ぶあずさの運賃・特急料金は、上の合計に含んでいません。実際の金額は、乗る前にご確認ください。
出かける前に確認したいこと
休みの曜日や、天守の混み具合、あずさの運転日で、組み立てが変わります。出発前に次の点を確かめておきましょう。
旧開智学校は火曜日に休みの日がある。 3月から11月は第3火曜日、12月から2月は毎週火曜日が休館日です。休日にあたる場合は、翌日が休みになります。出かける日を決めたら、先に休館日の予定を確かめます。ご利用案内・アクセス(旧開智学校) ↗
天守は、混む時期に入城を制限することがある。 ゴールデンウイークや、お盆の前後は、入城を制限することがあり、天守に入るまで長く待つことがあります。よくあるご質問(国宝松本城) ↗ 混みそうな日は、松本城を一日のいちばん先にします。
あずさの時刻は、運転日で違う。 1号と50号は、日によって、松本駅の着発や新宿駅の着が、1〜5分違います。座席の予約と、その日の時刻を、乗る前にJR東日本の案内で確かめます。特急あずさ1号(JR東日本) ↗
長野で、ほかの日帰りを探すなら、長野・善光寺の日帰りガイド →や、上田・別所温泉の日帰りガイド →もあります。長野は参道と門前町を歩く一日、上田は城跡とローカル線と温泉の一日で、本記事とは違う、長野県の楽しみ方です。
天守の急な階段と、城下町の通り。次の休日は、松本へ。
