日帰りトリップ行先の一覧 ↗

三鷹日帰りガイド|国立天文台の古い観測所と、山本有三が暮らした洋館を歩く一日

丸いドームを載せた、黄色い壁の小さな観測所。入口へ石段がのび、まわりを木々が囲む
国立天文台三鷹キャンパスの第一赤道儀室(2022年3月撮影)。:Saigen Jiro / CC0(縮小(長辺1600px))

東京都・三鷹市/まち歩き・天文台
情報確認日:2026年11月7日

三鷹は、東京都の三鷹市にある町です。JR中央線の三鷹駅から小田急バスで20分ほどの国立天文台の三鷹キャンパスには、見学が無料の古い観測所の建物が並んでいます。アクセス方法(国立天文台) ↗ 三鷹駅の南口から歩いて約12分の住宅地には、作家の山本有三が1936年から1946年まで家族と住んだ洋館が、記念館として公開されています。三鷹市山本有三記念館 ↗

今回ご紹介するのは、新宿から中央線で三鷹へ向かい、午前にバスで国立天文台と星と森と絵本の家をまわり、昼食のあと駅へ戻って山本有三記念館を見て、夕方前に帰る日帰りコースです。JRの乗車時間と運賃、バスの時刻は、この記事では確かめておらず、時刻表で選びます。確かめられたことと、出かける前に調べることを分けて書いています。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 国立天文台・星と森と絵本の家・山本有三記念館の開館時間、休みの日、料金
  • 三鷹駅からのバスと徒歩の道のり、一日の時間割と、現地での予算の目安
  • 3か所がそろって開く曜日と、2026年11月の休みの日と停電の日
  • 出かける前に確かめたいこと(見学の手続き、バスの時刻、展示と催しの日付)

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に国立天文台三鷹キャンパスの見学案内 ↗、三鷹市星と森と絵本の家の公式ページ ↗、三鷹市山本有三記念館の公式ページ ↗をご確認ください。

こんな気分の日に

このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。

  • 大正から昭和の初めに建てられた、天文台の古い観測所の建物を歩いて見てみたい
  • 森の中の展示施設や、作家が暮らした洋館に立ち寄ってみたい
  • 見学が無料の天文台を中心にして、費用をおさえて一日を過ごしたい

日帰り旅の基本情報

出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地新宿駅(JR中央線を利用)
交通手段電車(JR中央線)+路線バス+徒歩
現地まで新宿駅から三鷹駅まで(便は時刻表で選び、三鷹駅着は10:00の目安)
現地滞在(基本)10:00〜16:00ごろの約6時間(昼食と移動を含む)
予算(基本)大人1人2,300〜3,800円程度を用意する想定(東京からの電車の運賃は別)
歩く量天文台の構内と、駅から記念館までの徒歩約12分が中心。構内の道のりと坂は確かめられておらず、歩く量は中くらい

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。見学や食事の長さで変わります。三鷹駅から天文台前までのバスはアクセス方法(国立天文台) ↗、駅から山本有三記念館までの徒歩はアクセス(山本有三記念館) ↗によるものです。

三鷹で楽しみたい、3つのこと

国立天文台、星と森と絵本の家、山本有三記念館の順に、楽しみ方をご紹介します。

1. 国立天文台で、古い観測所の建物をめぐる

森の中に建つ、白い壁と大きなドームの建物。入口へ外階段がのびる
国立天文台三鷹キャンパスの大赤道儀室(天文台歴史館、2018年11月撮影)。写真:Kakidai / CC BY-SA 4.0 · 2018年11月撮影(縮小(長辺1600px))

国立天文台の三鷹キャンパスは、年末年始(12月28日〜1月4日)を除く毎日、10:00から17:00まで見学でき、入場は無料です。入場は16:30までで、正門を入ってすぐの守衛所で見学の手続きをします。 少人数の自由見学なら、申し込みは要りません。見学のご案内(国立天文台) ↗

第一赤道儀室は、1921年に完成した、三鷹キャンパスでいちばん古い観測用の建物で、ドームの中に口径20センチメートルの望遠鏡があります。第一赤道儀室(国立天文台) ↗ 1926年に完成した天文台歴史館(大赤道儀室)のドームには、65センチメートルの屈折望遠鏡があり、屈折型としては日本最大の口径です。天文台歴史館(国立天文台) ↗ 太陽系ウォークは、太陽系の大きさを140億分の1に縮めた展示で、太陽から土星までが100メートルです。太陽系ウォーク(国立天文台) ↗

2. 星と森と絵本の家で、森の中の建物に寄る

三鷹市星と森と絵本の家は、国立天文台の協力のもとで三鷹市が運営する展示施設です。天文台の森の中にある大正時代の建物を保存し、絵本の展示や、絵本を楽しむ場を設けています。三鷹市星と森と絵本の家 ↗ 展示は、絵本展示室、回廊ギャラリー、建築展示室に分かれています。

開館は10:00から17:00までで、休みは火曜日と年末年始(12月28日〜1月4日)で、ほかにメンテナンスで休館する日があります。 入館料は、公式の利用案内に書かれておらず、確かめられていません。国立天文台の正門または裏門から入り、天文台の構内もあわせて見学するときは、守衛所での手続きが要ります。利用案内(三鷹市星と森と絵本の家) ↗

3. 山本有三記念館で、作家が暮らした洋館を見る

れんが色の壁と白い壁、緑の屋根をもつ二階建ての洋館の正面
旧山本有三邸(三鷹市山本有三記念館、2012年3月撮影)。写真:Kakidai / CC BY-SA 3.0 · 2012年3月撮影(縮小(長辺1600px))

三鷹市山本有三記念館は、作家の山本有三が1936年から1946年まで家族と住んだ家です。有三はここで「路傍の石」や戯曲「米百俵」の執筆を始めました。もとは清田龍之助の住宅として建てられた洋館で、1996年に記念館として開館しています。施設案内(山本有三記念館) ↗ 建物平面図のページには、旧応接間の暖炉とステンドグラスの窓、玄関ホールのイングルヌック、和室書斎などの写真が並んでいます。建物平面図(山本有三記念館) ↗

開館は9:30から17:00までで、入館料は300円です。中学生以下は無料です。休みは月曜日(月曜日が祝日の場合は開館して、祝日を除く翌日と翌々日が休み)で、2026年11月は24日と25日も休みです。 土曜・日曜・祝日の13:00から16:00には、ボランティアガイドが解説をしています。申し込みは要りません。施設案内(山本有三記念館) ↗

動画で、記念館の建物の中を先に見る

三鷹市スポーツと文化財団の公式YouTubeチャンネルが公開している「三鷹市山本有三記念館 建物の魅力」を紹介します。学芸員が、建物の来歴と山本有三を紹介しながら、建物の内部を案内する動画です。

この日の順路を案内する動画ではなく、映っているのは山本有三記念館の建物の中です。国立天文台や星と森と絵本の家は出てきません。開館時間や休みの日は、この記事の本文と公式ページでご確認ください。

出典:MitakaArtsClub(三鷹市スポーツと文化財団、YouTube)
YouTubeで動画を見る ↗ / 山本有三記念館の公式ページ ↗

※動画プレーヤーの読み込み時にGoogle/YouTubeへ接続します。プライバシー強化モードでもIPアドレス等の送信を完全には防げません。自動再生はしません。詳細はGoogleのプライバシーポリシー ↗をご確認ください。再生できない場合は上のYouTubeリンクをご利用ください。

一日の過ごし方

午前にバスで国立天文台と星と森と絵本の家をまわり、昼食のあと三鷹駅へ戻って、午後に山本有三記念館を見る組み立てです。

以下の時刻は、2026年11月の水曜日から日曜日を想定した旅の組み立て例です。JRとバスの便は時刻表で選びます。

一日のルート
  1. 09:30新宿駅
  2. JR中央線10:00三鷹駅
  3. バス10:45国立天文台
  4. 徒歩11:45星と森と絵本の家
  5. バス12:30三鷹駅
  6. 徒歩13:15駅の周辺で昼食
  7. 徒歩14:30山本有三記念館
  8. 徒歩15:45三鷹駅
時刻の目安過ごし方
09:30新宿駅からJR中央線に乗る(便は時刻表で選ぶ)
10:00三鷹駅に着き、南口5番乗り場から小田急バス「鷹51」に乗る(便は時刻表で選ぶ)
10:45「天文台前」で降り、守衛所で手続きをして、国立天文台の古い観測所と展示を歩く(バスで20分程度、10:00に公開)
11:45星と森と絵本の家で、展示を見る(10:00に開館)
12:30「天文台前」からバスで三鷹駅へ戻る(20分程度、便は時刻表で選ぶ)
13:15三鷹駅の周辺で昼食をとる(店は当日の営業を確かめて選ぶ)
14:30三鷹駅の南口から山本有三記念館へ歩き、洋館と展示を見る(徒歩約12分、9:30に開館)
15:45記念館から三鷹駅へ歩いて戻り、JR中央線に乗る(徒歩約12分、便は時刻表で選ぶ)

山本有三記念館は月曜日、星と森と絵本の家は火曜日が休みなので、3か所とも開いているのは水曜日から日曜日です。2026年11月は、14日(土)に天文台が停電で見学を中止し、25日(水)に記念館が休みなので、この2日は避けます。 構内の食堂は平日だけの営業なので、この時間割は、土曜・日曜でも動けるように、昼食を駅の周辺にしています。雨の日は、天文台歴史館や展示室、絵本の家、記念館の屋内を中心にして、構内の屋外を歩く時間を短くします。

アクセスと予算

東京からは、JR中央線で三鷹駅まで行きます。JRの乗車時間と運賃は確かめておらず、書いていません。乗る前にJRの時刻表でご確認ください。

三鷹駅の南口から国立天文台へは、5番乗り場の小田急バス「鷹51」(調布駅北口行き)に乗り、「天文台前」で降ります。現金運賃は250円で、20分程度です。国際基督教大学行き、大沢十字路行き、大沢行きは天文台前に停まらないので、行き先を確かめて乗ってください。8番乗り場の「鷹58」は、本数が非常に少ないと案内されています。アクセス方法(国立天文台) ↗ 山本有三記念館は、三鷹駅の南口から徒歩約12分です。バスなら、みたかシティバスで「むらさき橋」で降りて徒歩約2分です。アクセス(山本有三記念館) ↗

車で出かける場合、国立天文台には、裏門側に見学者用の有料駐車場があります。54台で、3時間まで500円、以降は1時間ごとに200円です。アクセス方法(国立天文台) ↗ 山本有三記念館にも駐車場がありますが、スペースに限りがあるため、公共交通機関の利用をすすめています。アクセス(山本有三記念館) ↗ 酒類を出す店もあるので、運転する人は飲まない前提で、店と過ごし方を選んでください。

費目大人1人の想定
国立天文台の見学(確認済み)無料
三鷹駅と天文台前の間のバス往復(現金運賃、確認済み)500円
山本有三記念館の入館料(一般、確認済み)300円
昼食1,000〜2,000円
カフェ・おやつ・おみやげ500〜1,000円
計画上の合計2,300〜3,800円

星と森と絵本の家の入館料は、公式に書かれていないので、上の合計に含んでいません。JRの運賃も含んでいません。昼食とおやつ、おみやげは編集上の目安です。

出かける前に確認したいこと

休みの日と停電の日、バスと構内の決まり、展示と催しの日付が、行く日を決めるときの手がかりになります。

休みの日と停電の日。 山本有三記念館の2026年の休館日は、11月が2日、9日、16日、24日、25日、30日、12月が7日、14日、21日、28日から31日で、年始は1月4日まで休みです。休館日(山本有三記念館) ↗ 国立天文台は、2026年11月14日が電気設備の定期点検に伴う停電のため、施設公開を中止します。見学のご案内(国立天文台) ↗

バスの時刻と、構内の決まり。 三鷹駅からのバスは、行きも帰りも、先に時刻表で便を決めておくと動きやすくなります。国立天文台の構内では、見学コース以外の場所や建物、草むらに立ち入れません。ペットを連れての来訪はできず、補助犬は入れます。飲食は休憩室か屋外のベンチで、見学コース内の撮影は私的利用に限り自由です。見学のご案内(国立天文台) ↗

構内の食堂。 構内のマルベル天文台食堂は、平日だけ営業していて、午前11時40分から午後1時15分までです。教職員と学生の利用が多く、午後0時から午後0時30分は混み合います。コスモス会館(食堂)(国立天文台) ↗

展示と催しの日付。 山本有三記念館では、企画展「開館30周年 建物の記録と記憶」が2027年3月7日まで開かれています。11月20日(金)は、20:00まで開館時間が延びます。企画展(山本有三記念館) ↗ 国立天文台の第一赤道儀室では、11月15日、21日、29日に、晴れていれば太陽の黒点を見る太陽観察会があります。10:30から15:00ごろまでで、無料、申し込みは要りません。天候などで中止になる場合があります。第一赤道儀室(国立天文台) ↗ 4D2Uドームシアターの定例公開は、事前の予約が必要です。4D2Uドームシアター(国立天文台) ↗

東京の町歩きなら、同じ中央線沿いの吉祥寺の日帰りガイド →や国分寺の日帰りガイド →もあります。吉祥寺は美術館と池のボート、自然文化園を歩く一日、国分寺は湧水の庭園と武蔵国分寺跡を歩く一日で、本記事の天文台と洋館の一日とは違う過ごし方です。山本有三が生まれたのは、栃木県の栃木町(現・栃木市)です。山本有三 紹介(山本有三記念館) ↗ 蔵の町を歩く一日なら、栃木・蔵の街の日帰りガイド →もあります。

森の中の古い観測所と、作家が暮らした洋館を。次の休みは、三鷹へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

← 次の日帰り旅を探す