日帰りトリップ行先の一覧 ↗

四万温泉日帰りガイド|積善館の元禄の湯と、川沿いの温泉街を歩く

清らかな四万川の流れの向こうに、山を背にした温泉宿が建ち並ぶ
四万川と温泉宿(2013年9月撮影)。:Kentaro Ohno / CC BY 2.0(長辺1600pxに縮小)

広告:この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由の予約などにより、当サイトが報酬を受け取る場合があります。

群馬県・中之条町/温泉・まち歩き
情報確認日:2026年10月8日

東京から特急一本で行ける温泉地のなかでも、四万温泉は山あいの静けさが残る湯の里です。川沿いに宿が並ぶ谷の奥には、江戸時代の湯宿の流れをくむ積善館があり、朱塗りの橋の向こうに古い木造の本館が見えます。次の休日は、湯と川の音に包まれる一日にしてみませんか。

今回ご紹介するのは、上野駅から特急「草津・四万」で中之条駅へ行き、関越交通のバスで四万温泉へ入る日帰りコースです。昼は積善館の食事処でとり、午後は日帰り入浴の元禄の湯につかって、慶雲橋のあたりを歩いて帰ります。滞在は短めなので、湯に絞った組み立てです。四万温泉(中之条町観光協会) ↗

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 積善館の日帰り入浴(元禄の湯)の料金・受付時間・利用の条件
  • 昼食処の営業時間と定休日、温泉街の歩き方
  • 特急「草津・四万」とバスをつなぐ一日の時間割と、予算の目安
  • 出かける前に確かめたいこと(帰りの列車・バスの本数・休みの曜日)

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に積善館の日帰り入浴・昼食処 ↗と四万温泉線の時刻表(関越交通) ↗の案内をご確認ください。

こんな気分の日に

このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。

  • 古い湯宿の建物を眺めて、歴史のある湯に入ってみたい
  • 乗り換えの少ない特急で、東京から一気に山あいの温泉へ行きたい
  • 川の音を聞きながら、のんびり歩く時間がほしい

日帰り旅の基本情報

出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地東京都心(上野駅から特急を利用)
交通手段特急「草津・四万」+関越交通バス
現地まで上野駅から特急で中之条駅まで約2時間、中之条駅からバスで約31分
現地滞在(基本)13:30〜16:00の約2時間半
予算(基本)大人1人3,000〜4,100円程度を用意する想定(鉄道・バスの運賃は別)
歩く量温泉街の散策を含めて約2km以内の見込み

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。バスの待ち時間や、湯に入る長さで変わります。

四万温泉で楽しみたい、3つのこと

昼、湯、散策の順に、楽しみ方をご紹介します。

1. 積善館の元禄の湯で、歴史ある湯につかる

朱塗りの慶雲橋の向こうに、三層の木造の積善館本館が建つ
慶雲橋と積善館本館(2013年9月撮影)。写真:Kentaro Ohno / CC BY 2.0 · 2013年9月撮影(長辺1600pxに縮小)

積善館は、四万温泉にある老舗の湯宿です。本館は群馬県の重要文化財に指定されていて、公式サイトは日本最古の湯宿建築として紹介しています。映画『千と千尋の神隠し』の舞台のモデルのひとつと言われていることでも知られています。本館(積善館) ↗ 積善館(中之条町観光協会) ↗

日帰りで入れるのは、元禄の湯(男女別)です。1925年に建てられた浴場で、登録有形文化財になっています。料金は大人1,500円(フェイスタオルと歯ブラシ付き)、子どもは3〜12歳が1,100円で、受付は10:00から17:30まで、最後の入浴受付は17:00です。バスタオルのレンタルは550円で、予約は要りませんが、人数を制限することがあります。日帰り入浴・昼食処(積善館) ↗

日帰りで使える浴場は元禄の湯だけで、ほかの浴場は宿泊する人のためのものです。宿泊棟には入れず、営業日は不定休なので、出かける前に電話(0279-64-2101)で確かめると安心です。よくある質問(積善館) ↗

2. 昼は積善館の食事処で、温かいものをいただく

昼食処の「積善や」は、釜揚げうどんや豚汁など、体にやさしいメニューを出す食事処です。11:00から15:00までの営業で、ラストオーダーは14:30、予約は要りません。日帰り入浴の人も利用できます。定休日は金曜日で、祝日や連休のときは営業します。日帰り入浴・昼食処(積善館) ↗

同じ敷地の茶屋「薬膳や 向新」は、薬膳粥や薬膳茶を出す店で、営業は金曜から日曜と祝日、連休の11:00から15:00です。積善やの定休日は金曜日なので、金曜に行く日は薬膳や 向新に寄るか、食事の場所を変えます。ここで触れた飲食は編集上の候補で、訪問した体験の紹介ではありません。営業日は、当日の公式の案内でお確かめください。

3. 慶雲橋のまわりと、川沿いの温泉街を歩く

木造の古い建物と宿が軒を寄せ合う、四万温泉の坂道
四万温泉の温泉街の通り(2018年4月撮影)。写真:Ibaraki101c / CC BY-SA 4.0 · 2018年4月撮影(縮小なし(原寸のまま掲載))

四万温泉は、川沿いに宿や共同湯が並ぶ温泉街です。観光協会のひとり旅モデルコースは、山口バス停を起点に、共同湯の「上の湯」、飲泉所、積善館の本館をつないでいて、各地点の間は徒歩で数分と案内されています。ひとり旅コース(中之条町観光協会) ↗

積善館の前には朱塗りの慶雲橋がかかり、橋の上から古い本館が見えます。湯上がりに、橋のあたりから川沿いを少し歩くと、川音のなかに温泉街の暮らしが感じられます。川沿いは坂道と橋が多く、雨のあとは滑りやすくなるので、足もとの安定した靴で歩き、川には近づきすぎないようにしてください。積善館の本館の駐車場は宿泊する人のものなので、車で行く人は町営の桐の木平駐車場(無料、徒歩5分)を使います。日帰り入浴・昼食処(積善館) ↗

一日の過ごし方

特急で山あいへ入り、昼と湯を重ねて、明るいうちに帰る組み立てです。

以下の時刻は旅の組み立て例で、特急以外は発車時刻ではありません。

一日のルート
  1. 10:00上野駅
  2. 特急11:57中之条駅
  3. バス13:30積善や(昼食)
  4. 徒歩14:30元禄の湯
  5. 徒歩15:30慶雲橋
  6. バス17:08中之条駅
時刻の目安過ごし方
10:00上野駅から特急「草津・四万」1号に乗る
11:57中之条駅に着く。12時台の関越交通バスで四万温泉へ(約31分)
13:30四万温泉に着き、積善館の積善やで昼をとる
14:30元禄の湯で湯につかる
15:30慶雲橋のまわりと、川沿いの温泉街を歩く
16:0016時台のバスで中之条駅へ戻る(約31分)
17:08中之条駅から吾妻線の普通で高崎駅へ。そこから帰路へ

特急「草津・四万」は上野から中之条までの時間が読みやすい一方、上野発10:00の1号の次は12:10の3号で、中之条には14:12に着きます。1号に乗れない日は、滞在が1時間ほどになるので、湯に絞って組み直してください。雨の日は、散策の時間を湯と食事に回せば、屋内が中心の一日になります。

アクセスと予算

東京から四万温泉の最寄りの中之条駅へは、上野駅から特急「草津・四万」で約2時間、乗り換えなしです。全車指定席で、上野10:00発の1号は、大宮・高崎・渋川などに停まり、中之条に11:57に着きます。帰りの4号は中之条を16:06に出て、上野に18:09に着きます。特急草津・四万 1号(JR東日本) ↗特急草津・四万 4号(JR東日本) ↗ 運賃・特急料金はJR東日本の案内で確かめます。

特急に乗らない場合は、上野から上越新幹線で高崎まで約1時間、吾妻線で中之条まで約1時間です。四万温泉のアクセス(JR東日本) ↗ 中之条駅から吾妻線の上りは、17:08発の普通が高崎行きです。中之条駅の時刻表(JR東日本) ↗

中之条駅から四万温泉へは、関越交通の四万温泉線で約31分です。平日用と休日用の時刻表、運賃表は関越交通の案内にあります。運賃は区間で変わるので、乗る前に運賃表でご確認ください。四万温泉線(関越交通) ↗ 2日間乗り降り自由の「四万温泉バス2日フリー乗車券」は大人2,200円です。日帰りでは割高になることがあるため、往復の運賃と比べて選びます。お得な乗車券(関越交通) ↗

車で行く場合は、積善館の本館の駐車場が宿泊者専用なので、無料の桐の木平駐車場に停めて歩きます。車なら、温泉街の奥の奥四万湖まで足をのばせます。湖は一周4kmの周遊路があり、一方通行です。奥四万湖(中之条町観光協会) ↗ 温泉街には酒類を出す店もあるので、運転する人は飲まない前提で店を選びましょう。

費目大人1人の想定
元禄の湯の入浴料(確認済みの料金)1,500円
昼食(積善やなど)1,000〜1,600円
喫茶・おみやげ500〜1,000円
計画上の合計3,000〜4,100円

昼食とおみやげは編集上の目安です。特急の運賃・特急料金とバスの運賃は、上の合計に含んでいません。実際の金額は、乗る前にご確認ください。

出かける前に確認したいこと

帰りの列車、湯の休み、現地の足は、街歩きの感覚では見落としやすいところです。出発前に次の点を確かめておきましょう。

帰りの列車は、先に決めておく。 特急は全車指定席で、平日は1日2往復が基本です。休日や行楽の時期は臨時列車が加わることがあります。中之条駅から高崎へ出る普通の列車なら、時刻を確かめてから乗れます。四万温泉からのバスは本数が多くないので、帰りの便を先に決めておくと安心です。四万温泉線(関越交通) ↗

積善館は不定休で、食事処にも定休日がある。 元禄の湯は不定休で、積善やは金曜日が定休です。金曜に行く日は、薬膳や 向新の営業日と合わせて、電話で確かめると安心です。よくある質問(積善館) ↗

ほかの湯を足したいなら、四万清流の湯。 町営の日帰り温泉で、四万川を望む風呂があります。通常は10:00から20:00で、料金は2時間で大人600円、休みは第4水曜日です。町の案内に時間を短くした営業の記載もあるので、行く日の営業時間を確かめてください。四万清流の湯(中之条町) ↗

近い温泉地を探すなら、草津温泉の日帰りガイド →もあります。こちらは高速バスで湯畑を歩く一日で、本記事とは違う湯の楽しみ方です。ページの下には、群馬県内の行先と、同じように温泉を目当てにした行先も並べてあります。

山あいの谷で、古い湯に入って帰る。次の休日は、四万温泉へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

← 次の日帰り旅を探す