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平泉日帰りガイド|東北新幹線で、中尊寺の金色堂と毛越寺の庭園をめぐる

赤や黄に色づいた木々が映る、毛越寺の大泉が池
紅葉の時期の毛越寺・大泉が池(2019年11月撮影)。:掬茶 / CC BY-SA 4.0(長辺1920pxに縮小)

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岩手県・平泉町/世界遺産・寺院・浄土庭園の散策
情報確認日:2026年10月14日

平泉は、東京駅から東北新幹線で一ノ関駅まで行き、東北本線に乗り換えて約9分の、岩手県南部の町です。奥州藤原氏が築いた都の跡に、金色堂のある中尊寺と、平安時代の庭園が残る毛越寺があり、どちらも歩いて見て回れます。2026年は中尊寺の落慶900年にあたり、秋は境内の紅葉も楽しめます。早起きをすれば、日帰りで二つの寺をゆっくり歩けます。次の休日は、北へ向かう新幹線に乗ってみませんか。平泉観光協会(ひらいずみナビ) ↗

今回ご紹介するのは、東京駅7:56発のはやぶさ103号で一ノ関駅へ行き、東北本線で平泉駅へ向かって、午前に毛越寺、午後に中尊寺と高館義経堂を回り、一ノ関駅16:51発のやまびこ64号で帰る日帰りコースです。新幹線はやぶさ103号(JR東日本) ↗

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 毛越寺、中尊寺、高館義経堂の見どころと、拝観の時間・料金の目安
  • 東京から一ノ関駅を経由して平泉駅へ行く道すじと、一日の時間割
  • 巡回バス「るんるん」の使い方と、運行しない平日の動き方、予算の目安
  • 出かける前に確かめたいこと(巡回バスの運行日、乗り換え、冬に向けて短くなる拝観時間)

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に毛越寺 ↗と中尊寺 ↗、高館義経堂(平泉観光協会) ↗の公式ページをご確認ください。

こんな気分の日に

このコースは、次のような過ごし方をしたい日に向いています。

  • 平安時代の庭園の池を眺めながら、ゆっくり歩きたい
  • 国宝の金色堂と、杉木立の参道を、秋の空気のなかで歩きたい
  • 新幹線に乗って、遠出をしたい気分を満たす日帰りをしたい

日帰り旅の基本情報

出発地から歩く量まで、このコースの目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地東京都心(東京駅から東北新幹線はやぶさを利用)
交通手段東北新幹線+東北本線+巡回バス+徒歩
現地まで東京駅7:56発のはやぶさ103号で一ノ関駅に10:06着、10:15発の普通で平泉駅に10:23着
現地滞在(基本)10:23〜16:23の約6時間
予算(基本)大人1人4,750〜7,550円程度を用意する想定(新幹線とJRの運賃・特急料金は別)
歩く量駅と寺の往復、毛越寺と中尊寺の境内を合わせて約5km以内の見込み

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。見学の長さや食事の待ち時間で変わります。

平泉で楽しみたい、3つのこと

毛越寺、中尊寺、高館義経堂の順に、楽しみ方をご紹介します。

1. 毛越寺で、浄土庭園の池と遣水を歩く

赤く色づいたもみじの下を、浅い遣水が流れる毛越寺の庭園
毛越寺の庭園の遣水(2019年11月撮影)。写真:掬茶 / CC BY-SA 4.0 · 2019年11月撮影(長辺1920pxに縮小)

毛越寺は、平安時代の庭園と、堂塔の礎石などの遺構が残る寺で、国の特別史跡と特別名勝の二重の指定を受けています。境内のご案内(毛越寺) ↗ 平泉駅からは、歩いて約7分です。拝観・交通(毛越寺) ↗

庭園の中心は大泉が池で、東西約180メートル、南北約90メートルあり、作庭当初の姿を伝えています。池の東北側の遣水は、池に水を引き入れる水路で、平安時代の唯一の遺構とされ、全国的にも極めて珍しいものです。境内のご案内(毛越寺) ↗ 庭園をゆっくり見るのに、30〜40分ほどが目安です。よくある質問(毛越寺) ↗

拝観時間は、午前8時30分から午後5時までで、11月5日から3月4日は午後4時30分までです。拝観料は大人700円、高校生400円、小・中学生200円です。拝観・交通(毛越寺) ↗

2. 中尊寺で、月見坂を上って金色堂と讃衡蔵へ

杉木立の中に、金色堂の標柱と、金色堂を覆う建物が見える中尊寺の境内
金色堂の標柱と、金色堂を覆う建物(2018年6月撮影)。写真:Tak1701d / CC BY-SA 3.0 · 2018年6月撮影(長辺1920pxに縮小)

中尊寺は、標高130メートルほどの丘陵にある寺で、古くから、月見坂と呼ばれる坂が本堂や金色堂へ向かう表参道になっています。参道の両脇には、江戸時代に植えられた老杉が並び、かなり急な坂を上りきると、北上川や衣川を見渡せます。境内のご案内(中尊寺) ↗

金色堂は、1124年に上棟された、中尊寺創建当初の姿を伝える唯一の建物で、堂の内外に金箔を押した阿弥陀堂です。堂内には、奥州藤原氏の藤原清衡、基衡、秀衡の御遺体と、泰衡の首級が壇に安置されています。讃衡蔵は、奥州藤原氏の文化財3000点あまりを収蔵する宝物館です。境内のご案内(中尊寺) ↗

拝観時間は、3月1日から11月3日が8:30から17:00まで、11月4日から2月末日が8:30から16:30までで、拝観券の発行は10分前に終わります。金色堂・讃衡蔵・経蔵・旧覆堂の通常拝観券は、大人1,000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円です。参拝のご案内(中尊寺) ↗ 2026年は秘仏の御開帳が11月15日まで行われていて、秘仏の拝観券だけでは金色堂と讃衡蔵に入れません。落慶900年 秘佛御開帳(中尊寺) ↗

3. 高館義経堂で、北上川と衣川の眺めを見る

高館から見下ろす、緑の中を流れる北上川と、対岸の山並み
高館から望む北上川(2023年7月撮影)。写真:663highland / CC BY-SA 4.0 · 2023年7月撮影(長辺1920pxに縮小)

高館は、中尊寺の東にある丘陵で、判官館とも呼ばれ、源義経の最期の地と言われています。義経堂が建ち、弁慶が立ち往生した衣川が望まれ、眼下には北上川が静かに流れています。高館義経堂(平泉観光協会) ↗

拝観時間は午前8時30分から午後4時30分までで、11月21日から3月14日までは冬期休観です。拝観料は、大人・高校生が300円、小・中学生が100円です。高館義経堂(平泉観光協会) ↗ 高館義経堂は11月21日から冬期休観になるため、秋のうちに訪ねるのに向いています。高館を訪れた芭蕉が詠んだ「夏草や兵どもが夢の跡」の句碑は、毛越寺の境内にあります。境内のご案内(毛越寺) ↗

一日の過ごし方

午前に毛越寺、午後に中尊寺と高館義経堂を回り、夕方前の列車で帰る組み立てです。

以下の時刻は旅の組み立て例で、新幹線と東北本線はJR東日本の時刻表の便、巡回バスは岩手県交通の時刻表の便です。巡回バスは土曜・日曜・祝日だけの運行なので、この時間割は運行日の想定です。

一日のルート
  1. 07:56東京駅
  2. 新幹線10:06一ノ関駅
  3. 東北本線10:23平泉駅
  4. 徒歩10:35毛越寺
  5. バス11:18中尊寺
  6. 徒歩12:15昼食
  7. 徒歩13:00金色堂・讃衡蔵
  8. バス14:25高館義経堂
  9. バス15:35平泉駅
  10. 東北本線16:51一ノ関駅
時刻の目安過ごし方
07:56東京駅から東北新幹線はやぶさ103号に乗る(約2時間10分)
10:06一ノ関駅に着き、東北本線の普通(10:15発)に乗り換える
10:23平泉駅に着き、歩いて毛越寺へ向かう(約7分)
10:35毛越寺で、大泉が池と遣水を歩く
11:18巡回バス「るんるん」で中尊寺へ向かう(11:25着)
11:30月見坂を上り、境内を歩く
12:15昼食をとる
13:00金色堂と讃衡蔵を見る
14:25「るんるん」で高館義経堂へ向かい(14:29着)、北上川と衣川の眺めを見る
15:29「るんるん」で平泉駅前へ戻る(15:35着)
15:35平泉駅前で、おみやげを選ぶ
16:23平泉駅から東北本線で一ノ関駅へ向かう(16:32着)
16:51一ノ関駅から東北新幹線やまびこ64号で帰る(東京駅に19:28着)

中尊寺からの巡回バスは30分おきなので、14:25発に乗れるよう、金色堂と讃衡蔵は14:00ごろまでに見終えます。昼食は、中尊寺の境内にあるかんざん亭で、平泉でとれた自然薯や山菜を使ったそばやうどん、甘味などが出ると案内されています。境内のご案内(中尊寺) ↗ 店は編集上の候補で、営業日や時間を確かめてから決めます。雨の日は、高館義経堂を省き、毛越寺と中尊寺の屋内の展示(讃衡蔵、宝物館)の時間を長めに取ります。

アクセスと予算

東京駅から一ノ関駅までは、東北新幹線で約2時間10分です。東京駅7:56発のはやぶさ103号は、一ノ関駅に10:06に着きます。新幹線はやぶさ103号(JR東日本) ↗ 一ノ関駅10:15発の普通は、平泉駅に10:23に着きます。普通 一ノ関→盛岡(JR東日本) ↗ 乗り換えの時間は9分です。

帰りは、平泉駅16:23発の普通が一ノ関駅に16:32に着き、16:51発のやまびこ64号で東京駅に19:28に着きます。普通 盛岡→一ノ関(JR東日本) ↗ 新幹線やまびこ64号(JR東日本) ↗ もう少し長く過ごすなら、平泉駅17:16発の普通で一ノ関駅に17:25に着き、17:48発のはやぶさ110号で東京駅に19:56に着きます。普通 盛岡→一ノ関(JR東日本) ↗ 新幹線はやぶさ110号(JR東日本) ↗ 運賃と特急料金は、JR東日本の案内で確かめます。

巡回バス「るんるん」は、平泉駅前から毛越寺、悠久の湯、平泉文化遺産センター、中尊寺、高館義経堂、無量光院跡、道の駅平泉を回って駅前に戻る循環バスで、2026年は4月11日から11月29日の土日祝日に運行します。平泉駅前の発車は、10:15から16:15まで30分おきです。運賃は1回200円(小児100円)で、1日フリー乗車券は550円です。平泉町巡回バス『るんるん』(岩手県交通) ↗ るんるんで行く世界遺産巡り(ひらいずみナビ) ↗

るんるんが運休する日は、歩くか、レンタサイクルを使います。毛越寺から中尊寺の参道入り口までは、徒歩約25分です。よくある質問(毛越寺) ↗ 平泉駅の北隣にあるレンタサイクルは、通常の自転車が4時間700円・1日1,300円、電動自転車が4時間900円・1日1,600円で、雨天と冬期は休業です。町内交通機関のご案内(ひらいずみナビ) ↗

費目大人1人の想定
毛越寺の拝観料(確認済みの料金)700円
中尊寺の通常拝観券(確認済みの料金)1,000円
高館義経堂の拝観料(確認済みの料金)300円
巡回バスの1日フリー乗車券(確認済みの料金)550円
昼食1,200〜2,500円
喫茶・おみやげ1,000〜2,500円
計画上の合計4,750〜7,550円

昼食と喫茶・おみやげは編集上の目安です。東京と一ノ関・平泉の間のJRの運賃・特急料金は、上の合計に含んでいません。秘仏御開帳の拝観券を加える場合は、別に料金がかかります。実際の金額は、乗る前にご確認ください。

出かける前に確認したいこと

巡回バスの運行日と、乗り換えの時刻で、組み立てが変わります。出発前に次の点を確かめておきましょう。

巡回バスは、土日祝日だけ。平日は歩くか、自転車を使う。 2026年のるんるんは、4月11日から11月29日の土日祝日の運行で、お盆の8月13日から16日は毎日運行です。運休日には、一部のバス停に停まる路線バス「一関平泉線」を使えますが、運賃が違い、1日フリー乗車券は使えません。平泉町巡回バス『るんるん』(岩手県交通) ↗

往路の乗り換えは9分。乗り継げない日は次の普通まで1時間以上空く。 一ノ関駅10:15発の普通に乗れなかった場合、次の普通は一ノ関駅11:30発です。新幹線の便は、同じ時刻で運転しない日があるため、JR東日本の時刻表のカレンダーで出かける日を確かめます。新幹線はやぶさ103号(JR東日本) ↗

11月に入ると、拝観時間が短くなる。 中尊寺は11月4日から、毛越寺は11月5日から、拝観が16:30までになり、高館義経堂は11月21日から冬期休観です。夕方の便で帰る日は、見学の順番を前にずらします。参拝のご案内(中尊寺) ↗ 拝観・交通(毛越寺) ↗ 高館義経堂(平泉観光協会) ↗

中尊寺では、10月24日から11月8日の16:30ごろから18:30まで、参道に灯りがともる「紅葉銀河」が開かれます。秋の行事(中尊寺) ↗ 日帰りの帰りの便とは時間が合わないため、このコースには入れていません。

東北新幹線の沿線で、ほかの日帰りを探すなら、盛岡の日帰りガイド →や、仙台・松島の日帰りガイド →もあります。盛岡は城跡と啄木の足あとを歩く一日、仙台・松島は海辺の景色と寺社を巡る一日で、本記事とは違う、東北の旅の楽しみ方です。

朝の新幹線と、金色堂と、浄土庭園の池。次の休日は、平泉へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

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