日帰りトリップ行先の一覧 ↗

益子日帰りガイド|濱田庄司の益子参考館と陶芸美術館を見て、城内坂で器を選び、宇都宮で餃子を食べて帰る一日

木造の屋根の下に、土でできた丸い焼成室がいくつも連なる益子の登り窯
陶芸メッセ・益子の登り窯:NEXT-EXIT at Japanese Wikipedia / CC BY-SA 3.0(長辺1600pxに縮小)

広告:この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由の予約などにより、当サイトが報酬を受け取る場合があります。

栃木県・益子町/焼きもの・美術館・町歩き
情報確認日:2026年10月5日

益子は、栃木県の南東にある焼きものの町です。益子町によると、益子焼は江戸時代末期に、笠間で修業した大塚啓三郎が窯を築いたことに始まるといわれています。1924年に陶芸家の濱田庄司が移り住み、柳宗悦らと民芸運動を進めたことで、日用の器に「民芸品」としての顔も加わりました。益子焼について(益子町) ↗

益子町観光協会によると、町には窯元や陶芸の販売店が約160軒あります。春と秋の益子陶器市には、全国から大勢の人が集まります。第114回益子秋の陶器市(益子町観光協会) ↗

東京からは、東北新幹線か宇都宮線で宇都宮駅へ行き、宇都宮駅西口から関東バスの益子行きに乗ります。大人運賃は、宇都宮駅西口から益子参考館入口まで1,350円です。発着停留所運賃・時刻(関東自動車) ↗

今回ご紹介するのは、午前に濱田庄司記念益子参考館と陶芸メッセ・益子を回り、昼食のあとは城内坂で益子焼の店を見て歩き、夕方のバスで宇都宮へ戻って、餃子の夕食をとってから帰る日帰りコースです。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 濱田庄司記念益子参考館・益子陶芸美術館・城内坂の見どころと、開館時間・料金
  • バスと徒歩で回る一日の時間割と、予算の目安
  • 宇都宮駅から益子への行き方と、帰りのバスの時刻
  • 出かける前に確かめたいこと(月曜の休館、帰りのバス、秋の陶器市)

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に益子町 ↗と各施設の公式サイトでご確認ください。

こんな気分の日に

益子の一日が合うのは、たとえば次のような日です。

  • 陶芸家が暮らした家や登り窯を、建物ごと見てみたい
  • 焼きものの店をいくつも回って、ふだん使いの器を選びたい
  • 帰りは宇都宮に寄って、餃子の夕食で一日を締めくくりたい

日帰り旅の基本情報

このコースの出発地、交通手段、現地での滞在、予算と歩く量の目安を表にまとめました。

項目このコースの目安
出発地東京駅・上野駅(東北新幹線か宇都宮線)
交通手段新幹線か在来線で宇都宮駅、関東バスで益子へ、町なかは徒歩
現地まで宇都宮駅西口から関東バスで1時間ほど
現地滞在(基本)益子で10:00〜16:05の約6時間、宇都宮で17:30〜19:00
予算(基本)大人1人13,400〜30,900円程度を用意する想定
歩く量参考館から陶芸メッセ・益子、城内坂まで約4kmの見込み。坂道がある

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。新幹線を使うかどうかと、器をどれだけ買うかで大きく変わります。

益子で楽しみたい、3つのこと

回る順に、濱田庄司記念益子参考館、陶芸メッセ・益子、城内坂を紹介します。開館時間と料金、出かける前の注意もあわせて書いています。

1. 濱田庄司が暮らした場所に建つ、益子参考館へ

低い石段の先に建つ瓦屋根の長屋門と、門の奥に見える建物。濱田庄司記念益子参考館の入口
濱田庄司記念益子参考館の長屋門(2014年4月撮影)。写真:Abasaa / Public Domain(著作者による権利放棄) · 2014年4月撮影(長辺1600pxに縮小)

濱田庄司記念益子参考館は、濱田庄司が集めた陶磁器・漆器・木工・金工・家具・染織などを見せるため、濱田の自邸の一部を活かして1977年4月に開館しました。濱田自身の作品と、バーナード・リーチや河井寛次郎ら、濱田と交流のあった作家の作品も展示しています。濱田は1955年に、第一回の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された陶芸家です。益子参考館について(濱田庄司記念益子参考館) ↗

開館時間は10時〜17時(入館は16時30分まで)で、入館料は大人1100円、中高生550円です。支払いは現金かクレジットカードなどに対応しています。休館日は月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日が休館)と年末年始で、年2回の展示替えの休館と臨時休館もあります。利用案内(濱田庄司記念益子参考館) ↗

宇都宮駅からの関東バスは「益子参考館入口」で降りて、徒歩5分です。交通案内(濱田庄司記念益子参考館) ↗

2. 陶芸メッセ・益子で、陶芸美術館と旧濱田庄司邸を見る

冬の晴れた空の下、低い瓦屋根と白い壁の建物が並ぶ益子陶芸美術館
益子陶芸美術館(2023年1月撮影)。写真:Miyuki Meinaka / CC BY-SA 4.0 · 2023年1月撮影(長辺1600pxに縮小)

陶芸メッセ・益子は、益子陶芸美術館を中心に、旧濱田庄司邸と登り窯、遺跡広場などが集まる場所です。旧濱田庄司邸は、濱田庄司が1930(昭和5)年に購入した最初の建物で、江戸時代後期に建てられた茅葺の母屋です。家族や職人の住まいとして使われ、土間は初期の作陶の場にもなりました。1989(平成元)年に町の文化財に指定され、同じ年に陶芸メッセ・益子の中へ移築されています。旧濱田庄司邸(益子陶芸美術館) ↗

益子陶芸美術館の開館時間は、2月~11月が午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)、12月~1月が午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時00分まで)です。入館料は一般600円で、サロン・ミニギャラリーは無料です。休館日は月曜日(祝休日の場合は翌日)で、展示替えと年末年始の休館もあります。2026年9月6日〜11月29日は、企画展「江崎一生・加守田章二・森陶岳 1969-71|変容する陶の交差」が開かれています。ご利用案内(益子陶芸美術館) ↗

美術館の入館料は開催中の企画展によって特別展料金になる場合があるので、出かける前に展覧会の案内を見ておきます。関東バスの「益子陶芸美術館入口」からは徒歩2分です。交通案内(益子陶芸美術館) ↗

3. 城内坂を歩いて、器を選ぶ

通り沿いに建つ、2階建ての木造の建物と蔵造りの建物。益子の陶器ギャラリー「陶庫」の外観
益子の町なかにある陶器ギャラリー「陶庫」の外観(2024年10月撮影)。写真:FukuroWaraw / CC BY 4.0 · 2024年10月撮影(長辺1600pxに縮小)

城内坂は、益子陶器市の会場の中心になる通りです。陶器市の期間は、城内坂・サヤド地区を中心に町内各所で器が売られます。益子町へようこそ(益子町) ↗

益子焼は、優れた陶土がとれることと大消費地の東京に近いことから、鉢や水がめ、土瓶などの日用の道具の産地として発展しました。益子町によると、いまは若手からベテランまで多くの陶芸家が窯を構えていて、作風はさまざまです。同じ形の器でも作り手ごとに色や手ざわりが違うので、急がずにいくつかの店を見比べてから選びます。益子焼について(益子町) ↗

一日の過ごし方

午前を益子参考館と陶芸メッセ・益子、午後を城内坂にあてて、夕方のバスで宇都宮へ戻る組み立てです。

以下の時刻は旅の組み立て例で、バスの発車時刻とは一部が異なります。

一日のルート
  1. 10:00益子参考館
  2. 徒歩11:30陶芸メッセ・益子
  3. 徒歩12:45城内坂で昼食
  4. 徒歩14:00城内坂の店
  5. 徒歩16:05城内坂のバス停
  6. バス17:30宇都宮駅で夕食
  7. 徒歩19:00宇都宮駅
時刻の目安過ごし方
10:00益子参考館入口でバスを降り、濱田庄司記念益子参考館へ
11:30歩いて陶芸メッセ・益子へ。益子陶芸美術館と旧濱田庄司邸を見る
12:45城内坂で昼食
14:00城内坂で益子焼の店とギャラリーを見て歩く
15:30カフェで一休みして、器を選び終える
16:05城内坂からバスで宇都宮駅へ
17:30宇都宮駅に着き、餃子の夕食
19:00宇都宮駅から帰路へ

2026年10月時点の時刻表では、城内坂から宇都宮駅西口へのバスは平日16:05、土曜16:08、日曜・祝日16:23発で、日曜・祝日はこれが最終です。行きは宇都宮駅西口を平日8:26、土曜8:33、日曜・祝日9:03に出るバスに乗ると、参考館の開館に間に合います。本数が少ないので、行きも帰りも乗るバスを決めておきます。発着停留所運賃・時刻(関東自動車) ↗

宇都宮で夕食をとる店は、この記事では決めていません。餃子の店は、どれも編集上の候補です。宇都宮の町を歩くなら宇都宮の日帰りガイド →も参考になります。雨の日は、坂道を歩く量を減らして、参考館と美術館の展示を中心にした一日にします。

アクセスと予算

行きは東北新幹線か宇都宮線で宇都宮駅へ出て、宇都宮駅西口から関東バスの益子行きに乗ります。益子陶芸美術館の案内では、JR小山駅から水戸線で下館駅へ出て、真岡鐵道で益子駅へ向かう行き方もあります。益子駅から陶芸美術館までは徒歩25分です。交通案内(益子陶芸美術館) ↗

費目大人1人の想定
東京〜宇都宮の往復(在来線〜新幹線)として確保4,000〜11,000円
関東バス(宇都宮駅西口〜益子)往復2,700円
濱田庄司記念益子参考館1,100円
益子陶芸美術館600円
昼食1,500〜3,000円
カフェ・飲み物500〜1,500円
器・おみやげ2,000〜8,000円
宇都宮での夕食1,000〜3,000円
計画上の合計13,400〜30,900円

東京〜宇都宮の枠は、列車を決めない想定で、確認済みの運賃ではありません。在来線なら下限、新幹線なら上限に近くなります。区間の金額はJR東日本 ↗の案内でご確認ください。関東バスは、大人片道1,350円の往復分です。昼食の店も、この記事では決めていません。城内坂の店は、どれも編集上の候補です。

車で行く場合、益子陶芸美術館の案内では、北関東自動車道の桜川筑西ICから約20分、真岡ICから約25分です。陶芸メッセ・益子の駐車場は、陶器市の期間以外は無料で使えます。ご利用案内(益子陶芸美術館) ↗ 町なかには酒類を出す店もあるので、車で行く日は運転する人が飲まない前提で店を選んでください。

出かける前に確認したいこと

出かける前に確かめておきたいのは、月曜の休館、帰りのバスの時刻、秋の陶器市の3つです。

月曜日は、参考館も美術館も休館。 濱田庄司記念益子参考館は月曜日(祝日の場合は翌平日)、益子陶芸美術館も月曜日(祝休日の場合は翌日)が休館です。展示替えの休館もあるので、出かける日が開館日かを先に確かめてください。ご利用案内(益子陶芸美術館) ↗

帰りのバスは、曜日で時刻が変わる。 益子から宇都宮駅へのバスは、平日と土曜、日曜・祝日で時刻と本数が違います。とくに日曜・祝日は夕方の便が早く終わるので、出かける日の時刻表を見て、乗るバスを決めておいてください。発着停留所運賃・時刻(関東自動車) ↗

秋の陶器市は、2026年10月31日〜11月3日。 益子町観光協会によると、第114回益子秋の陶器市は城内坂・サヤド地区を中心に開かれ、開催時間は9:00~17:00(最終日は16:00まで)です。第114回益子秋の陶器市(益子町観光協会) ↗ 期間中、陶芸メッセ・益子の駐車場は有料になる場所と使えなくなる場所があります。ご利用案内(益子陶芸美術館) ↗ 茨城交通は、期間中に東京駅と益子を結ぶ高速バス「関東やきものライナー」を全便予約制で増発すると案内しています。益子秋の陶器市の期間中に「関東やきものライナー」を増発運行します(茨城交通) ↗

同じく焼きものの町を訪ねるなら、益子焼のはじまりとつながる笠間の日帰りガイド →もあわせてどうぞ。

濱田庄司が暮らした場所で器の見方を知り、城内坂で自分の器を選んで、宇都宮の餃子で一日を締めくくる。次の休日は、益子へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

← 次の日帰り旅を探す