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山梨県・甲府市/渓谷・紅葉・ロープウェイ
情報確認日:2026年10月8日
昇仙峡は、甲府市の北にある渓谷です。秩父多摩甲斐国立公園の中にあり、花崗岩が川の流れで削られてできた断崖や奇岩が続きます。国指定の特別名勝で、「全国観光地百選・渓谷の部」では第1位に選ばれました。昇仙峡(やまなし観光推進機構) ↗
東京からは、新宿駅から特急あずさ・かいじで甲府駅まで87分です。新宿から甲府(やまなし観光推進機構) ↗ 甲府駅からは路線バスで、渓谷のいちばん奥の「昇仙峡滝上」まで上がれます。この記事は、バスで上まで行き、滝やロープウェイを見てから、約2.6kmの遊歩道を下って帰る組み立てです。昇仙峡観光協会 アクセス・駐車場 ↗
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 仙娥滝・昇仙峡ロープウェイ・石門と覚円峰の見どころと、ロープウェイの運賃・運行時間
- 新宿から甲府、甲府からバスで渓谷へ入る一日の時間割と、予算の目安
- 甲府駅からのバスと、帰りのバスの時刻・運賃
- 出かける前に確かめたいこと(バスの停留所、冬のバス、クマの目撃情報)
※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に昇仙峡観光協会 ↗と各事業者の公式サイトでご確認ください。
こんな気分の日に
昇仙峡の一日が合うのは、たとえば次のような日です。
- 紅葉の渓谷を、歩いて下りながら眺めたい
- 滝と奇岩を見て、ロープウェイで山の上から富士山も見たい
- 特急と路線バスで、運転せずに自然の中へ入りたい
日帰り旅の基本情報
このコースの出発地、交通手段、現地での滞在、予算と歩く量の目安を表にまとめました。
| 項目 | このコースの目安 |
|---|---|
| 出発地 | 新宿駅(JR中央本線の特急) |
| 交通手段 | 特急で甲府駅、路線バス、ロープウェイ、徒歩 |
| 現地まで | 新宿駅から甲府駅まで特急で87分。甲府駅からバスで昇仙峡滝上まで約50分 |
| 現地滞在(基本) | 10:33〜15:59の約5時間半 |
| 予算(基本) | 大人1人12,790〜17,590円程度を用意する想定 |
| 歩く量 | 滝上から県営駐車場のあるグリーンライン昇仙峡まで、遊歩道を下って約2.6km。ほぼ下りで、仙娥滝の階段は180段 |
滝上からグリーンライン昇仙峡までの2.6kmは、昇仙峡観光協会の案内にある遊歩道の長さです。ウォーキングコース(昇仙峡観光協会) ↗ 滞在時間と予算は、この旅程のための編集上の目安です。特急の料金は乗る列車で変わり、昼食に何を選ぶかでも変わります。
昇仙峡で楽しみたい、3つのこと
回る順に、仙娥滝、昇仙峡ロープウェイ、石門から覚円峰までの遊歩道を紹介します。料金と時間、出かける前の注意もあわせて書いています。
1. 仙娥滝で、落差30mの滝を見上げる

仙娥滝は、昇仙峡の最も奥にある滝です。昇仙峡観光協会によると、落差は約30mで、日本の滝百選に選ばれています。覚円峰のふもとにあり、地殻変動でできた断層に沿って水が落ちています。ウォーキングコース(昇仙峡観光協会) ↗
バスを降りた「昇仙峡滝上」から滝までは、クリスタルファウンテンと水晶街道を通って歩きます。バス停は、クリスタルファウンテンから歩いて6分の影絵の森美術館の敷地内にあります。ウォーキングコース(昇仙峡観光協会) ↗ 滝の手前の「滝上エリア」にはお茶屋さんやベンチがあり、公衆トイレは道路沿いにあります。お散歩コース1(昇仙峡観光協会) ↗
滝上エリアと仙娥滝のあいだは、180段の階段です。ウォーキングコース(昇仙峡観光協会) ↗ この記事の組み立てでは、滝上エリアから階段を下りて滝を見たあと、ロープウェイで山頂へ上がり、戻ってから遊歩道を下るので、階段を登り返すことはありません。階段の上り下りに不安があるときは、滝上エリアの見学だけにして、滝は見送る組み立てもできます。
2. ロープウェイで、山頂のパノラマ台へ上がる

昇仙峡ロープウェイは、山麓の仙娥滝駅から山頂のパノラマ台駅まで約5分で上がります。ゴンドラは46人乗りで、20分間隔で動き、混雑するときは5〜10分間隔の臨時便が出ます。ロープウェイ乗車料金・時刻表(昇仙峡ロープウェイ) ↗
運賃は、大人(中学生以上)が往復1,500円、片道800円です。4月1日から11月30日は、上り始発が9:00、上り終発が17:10、下り終発が17:30です。ロープウェイ乗車料金・時刻表(昇仙峡ロープウェイ) ↗ 強風や降雪などの悪天候で運休することがあり、年に1回の整備・点検でも運休します。出かける前に、ロープウェイへ電話(055-287-2111)で確かめておくと安心です。
山頂のパノラマ台駅を出ると、左に浮富士広場(徒歩1分)と展望台(同5分)、右に約束の丘(同3分)があります。昇仙峡ロープウェイによると、山頂からは富士山、北岳、間ノ岳が一望できます。パノラマ台駅(昇仙峡ロープウェイ) ↗ 山頂の浮富士広場は、富士山を眺められる場所として案内されています。浮富士広場(昇仙峡ロープウェイ) ↗
3. 石門から覚円峰へ、遊歩道を下る

ロープウェイを降りたら、遊歩道を下ります。仙娥滝の付近にある昇仙橋を渡った先には石のトンネルがあり、背の高い人は頭をぶつけることがあるので注意してください。ウォーキングコース(昇仙峡観光協会) ↗ その先にある石門は、複数の巨大な花崗岩でできた天然のアーチで、上の岩が下の岩とわずかに離れた形で乗っているのが見どころです。ウォーキングコース(昇仙峡観光協会) ↗
遊歩道の途中の「夢の松島」からは、昇仙峡の主峰の覚円峰が見えます。昇仙峡観光協会によると、花崗岩が風化と水の浸食でできた岩峰で、直立約180mあります。ウォーキングコース(昇仙峡観光協会) ↗ 滝上から覚円峰までは、移動時間だけで約1時間と案内されています。この時間は歩く時間だけの目安で、見物の時間は含まれません。お散歩コース1(昇仙峡観光協会) ↗
覚円峰から下ると、遊歩道の中間地点にあたるグリーンライン昇仙峡へ出ます。ここには県営の無料駐車場と、バス停「グリーンライン昇仙峡」、公衆トイレ、食事のできる店があります。ウォーキングコース(昇仙峡観光協会) ↗ 夢の松島の公衆トイレは、落石による損壊で使えないと案内されているので、県営駐車場か滝上エリアのトイレを使います。
一日の過ごし方
午前にバスで渓谷の奥へ上がり、昼食と滝とロープウェイを済ませてから、午後に遊歩道を下って帰る組み立てです。
以下の時刻は、新宿駅を8時ごろに出る特急を使う場合の組み立て例です。
- 08:00新宿駅
- 特急09:30甲府駅
- バス10:33昇仙峡滝上
- 徒歩11:15滝上エリア
- 徒歩12:15仙娥滝
- ロープウェイ12:45パノラマ台
- 徒歩14:30覚円峰
- 徒歩15:15グリーンライン昇仙峡
- バス16:41甲府駅
- 特急18:30新宿駅
| 時刻の目安 | 過ごし方 |
|---|---|
| 08:00 | 新宿駅から特急で甲府駅へ |
| 09:30 | 甲府駅に着く。南口バスターミナルの4番のりばへ |
| 09:45 | 昇仙峡滝上行きのバスに乗る |
| 10:33 | 昇仙峡滝上に着く。クリスタルファウンテンと水晶街道を歩く |
| 11:15 | 滝上エリアで昼食 |
| 12:15 | 階段を下りて仙娥滝を見る |
| 12:45 | ロープウェイで山頂のパノラマ台へ。富士山を眺める |
| 13:40 | 山麓へ戻り、遊歩道を下る。石門を通る |
| 14:30 | 覚円峰(夢の松島)を見る |
| 15:15 | グリーンライン昇仙峡の停留所に着く |
| 15:59 | グリーンライン昇仙峡から甲府駅行きのバスに乗る |
| 16:41 | 甲府駅に着く。特急で新宿駅へ |
| 18:30 | 新宿駅に着く |
帰りのバスは、グリーンライン昇仙峡の停留所に15時59分に来ます。山梨交通の時刻表では、昇仙峡滝上発15時52分の便が、グリーンライン昇仙峡を15時59分に出て、甲府駅に16時41分に着きます。昇仙峡(山梨交通) ↗ 同じ停留所のこのあとの便は、16時29分(甲府駅17時11分着)と17時39分(同18時21分着)です。17時39分の便が最終で、甲府駅には18時21分に着きます。特急の時刻は、当日のものを確かめてください。昼食の店は編集上の候補で、昇仙峡観光協会の「食べる」のページには、滝の近くのほうとうや蕎麦の店が載っています。食べる(昇仙峡観光協会) ↗
滝上からの2.6kmは、写真を撮ったり、ベンチで休んだりすると、表の時刻より延びます。帰りのバスの本数は多くないので、予定より遅れたときは、無理に歩き続けず、手前の停留所でバスの時刻を確かめてください。遊歩道は川沿いの山道なので、歩きやすい靴で行きます。
雨の日や風の強い日は、ロープウェイが運休することがあります。遊歩道を歩く日は雨具を用意し、天気が崩れたときは滝上エリアの見学だけで切り上げる組み立てに変えます。当日の朝に、天気とロープウェイの運行状況を確かめてください。
アクセスと予算
行きは、新宿駅から特急あずさ・かいじで甲府駅へ向かいます。所要時間は87分です。新宿から甲府(やまなし観光推進機構) ↗ 甲府駅からは、南口バスターミナルの4番のりばで、山梨交通の昇仙峡滝上行きに乗ります。所要時間は約50分です。昇仙峡(やまなし観光推進機構) ↗
| 費目 | 大人1人の想定 |
|---|---|
| 新宿〜甲府の往復(特急)として確保 | 7,500〜9,500円 |
| 甲府駅〜昇仙峡滝上のバス(片道) | 1,090円 |
| グリーンライン昇仙峡〜甲府駅のバス(片道) | 1,000円 |
| ロープウェイ(往復) | 1,500円 |
| 昼食 | 1,200〜2,500円 |
| 飲み物・軽食・おみやげ | 500〜2,000円 |
| 計画上の合計 | 12,790〜17,590円 |
バスの運賃は、山梨交通の時刻表のページにある大人・片道の金額です。昇仙峡(山梨交通) ↗ ロープウェイは、昇仙峡ロープウェイの普通運賃(往復1,500円)です。ロープウェイ乗車料金・時刻表(昇仙峡ロープウェイ) ↗ 特急の枠は、乗る列車と席で変わるため、確認済みの運賃ではありません。区間の金額はJR東日本 ↗の運賃案内でご確認ください。昼食以降の金額は編集上の目安で、確認済みの料金ではありません。
車で行く場合は、昇仙峡観光協会によると、各見どころに公営の無料駐車場があります。ただし、季節によって有料になる場合があります。アクセス・駐車場(昇仙峡観光協会) ↗ カーナビには「昇仙峡」と入れず、「グリーンライン昇仙峡」や「昇仙峡滝上」などのバス停の名前か施設名を入れます。沿道には酒類を出す店もあるので、車で行く日は運転する人が飲まない前提で店を選んでください。
動画で、昇仙峡の秋を見る
昇仙峡観光協会の公式YouTubeチャンネルが公開している、昇仙峡の秋の景色を紹介する映像です。約3分50秒の映像で、昇仙峡観光協会の公式サイトの動画のページにも載っています。
この日の順路を案内する動画ではなく、渓谷全体の秋の様子です。
出典:昇仙峡観光協会(YouTube)
YouTubeで動画を見る ↗ / 昇仙峡ムービー(昇仙峡観光協会) ↗
出かける前に確認したいこと
出かける前に確かめておきたいのは、紅葉の時期、バスの停留所と冬の運行、クマの目撃情報の3つです。
紅葉の時期と混み方。 昇仙峡観光協会は、山梨県の紅葉の見ごろを例年10月下旬から11月下旬とし、昇仙峡は11月初旬から中旬がピークと案内しています。山梨の紅葉スポット(昇仙峡観光協会) ↗ 10月第3土曜日から11月30日の土曜・日曜・祝日は、甲府駅から昇仙峡滝上へ行く快速便も運行されます。時刻と停車する停留所は、山梨交通のページで確かめてください。昇仙峡(山梨交通) ↗
冬は、バスが途中までしか行かない。 12月1日から3月31日は、路線バスが途中の「昇仙峡口」で終点になります。この期間は、上の方へ行く公共交通がなく、昇仙峡観光協会はタクシーかマイカーの利用をすすめています。この記事の組み立ては、4月から11月の運行を前提にしています。アクセス・駐車場(昇仙峡観光協会) ↗
クマの目撃情報がある。 甲府市は、市内でクマの目撃情報があるとして、被害に遭わないよう備えることを呼びかけています。クマを見かけたときの連絡先も、甲府市のページに載っています。熊に関する情報(甲府市) ↗ 昇仙峡観光協会も、トップページに「熊に関する情報」へのリンクを載せているので、出かける前に最新の案内を確認してください。昇仙峡観光協会 ↗
同じ山梨県で、ぶどう畑とワイナリーを歩く勝沼の日帰りガイド →や、駅前の足湯から始める石和温泉の日帰りガイド →もあわせてどうぞ。
昇仙峡は、滝と奇岩の渓谷を、バスと歩きだけで通り抜けられる行先です。
