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ONE DAY IN YUGAWARA

湯河原日帰りガイド|渓流沿いの公園を歩いて、町営の湯に入る

泊まらずに、温泉地の一日だけをもらってくる。
渓流沿いの公園を歩き、町営の湯に入って帰る。

湯河原温泉の藤木川。川沿いの道に旅館や商店が並び、手前で水が堰を越えて白く落ちている
温泉街を流れる藤木川(撮影当時):Quercus acuta / CC BY-SA 4.0(長辺1920pxに縮小)

神奈川県・湯河原町/温泉・渓流・美術館
情報確認日:2026年10月3日

湯河原温泉は、山から下りてくる川の両側に、宿と店が並ぶ温泉地です。湯河原温泉公式観光サイトは、この町を「横浜から60分の温泉街」と名乗っています。泊まらなくても、往復して湯に入るだけの時間はとれる距離です。湯河原温泉公式観光サイト ↗

温泉街の真ん中にあるのが万葉公園です。湯河原温泉観光協会によると、都心から1時間半、歴史ある万葉公園のなかに「湯河原惣湯 Books and Retreat」があります。公園には川沿いの遊歩道とテラスが整えられ、カフェと足湯もあります。万葉公園 湯河原惣湯(湯河原温泉観光協会) ↗

今回ご紹介するのは、JR湯河原駅からバスで温泉街へ入り、万葉公園を歩き、町営の日帰り温泉「こごめの湯」に入って、町立湯河原美術館に寄って帰る日帰りコースです。歩く距離は短く、座っている時間と湯に浸かっている時間のほうが長い一日になります。

※営業時間・料金・運行は変わることがあります。お出かけ前に湯河原温泉公式観光サイト ↗と各施設の公式サイトでご確認ください。

こんな気分の日に

  • 泊まらずに、温泉地の空気だけ吸って帰りたい
  • 歩く距離は短くして、座っている時間を長く取りたい
  • 川の音が聞こえる場所で、本を読むか、何も考えずにいたい

日帰り旅の基本情報

項目このコースの目安
出発地東京都心(JR東海道線)
交通手段電車+路線バス+徒歩
現地まで湯河原駅の2番バス乗り場から「不動滝・奥湯河原」行きへ
現地滞在(基本)10:00〜16:00の約6時間
予算(基本)大人1人7,700〜15,900円程度を用意する想定
歩く量温泉街と公園の散策で約2〜3kmの見込み。坂と段差がある

滞在時間・歩行距離・予算は、この旅程のための編集上の目安です。温泉と美術館のどちらに時間を寄せるかで変わります。

湯河原で楽しみたい、3つのこと

1. 万葉公園の川沿いを歩く

万葉公園の渓流。苔むした岩のあいだを水が白く流れ、左上から赤いもみじの枝が差しかかっている
万葉公園の渓流と、もみじ(撮影当時)。写真:Tighten up! / CC BY 2.0 · 2009年11月撮影(長辺1600pxに縮小)

公園は温泉街のなかにあります。湯河原町によると、万葉公園 湯河原惣湯の玄関テラスは湯河原駅から約2.5キロメートル、バスなら湯河原駅2番乗り場から約10分、「落合橋」バス停で降りて徒歩1分です。タクシーなら約10分かかります。万葉公園施設・駐車場紹介(湯河原町) ↗

玄関テラスは、1階がカフェと観光案内コーナー、2階が観光協会などの事務所です。1階の営業時間は10時00分〜17時30分で、カフェのラストオーダーは17時00分。休業日は毎月第2火曜日です。公園全体で無料のWi-Fiが使えます。

歩く場所は、川沿いの遊歩道と、園内に点在するテラスです。湯河原町は、新しくなった川沿いの遊歩道について、一部に手すりのない区間があるので気をつけて利用してほしい、と案内しています。履き慣れた靴で行ってください。

同じ公園のなかには、事前予約制の日帰り温泉「惣湯テラス」もあります。観光協会によると、10:00〜18:30(最終入館16:15)で、定休日は第1・3水曜日と第2火曜日。料金はお食事つきが税込6,800円で入館から5時間の滞在、お食事なしが税込3,500円で3時間です。利用できるのは中学生以上で、原則として予約が要ります。2025年10月14日から休業していましたが、2026年9月18日から営業を再開しました。

2. こごめの湯で、町営の湯に入る

こごめの湯の外観。瓦屋根の二階建ての建物の前に「日帰り温泉」ののぼりが立ち、左手の白壁に施設名が刻まれている
こごめの湯の外観(撮影当時)。写真:NY066 / CC BY-SA 3.0 · 2011年10月撮影(縮小なし(原寸1024x768のまま))

この記事が入浴先として置いているのは、町営の日帰り温泉「こごめの湯」です。観光協会によると、男湯・女湯それぞれに露天風呂と大浴場があり、無料の休憩室や食堂からは温泉場の町並みが見えます。泉質は弱食塩泉です。こごめの湯(湯河原温泉観光協会) ↗

営業時間は9:00〜21:00で、最終受付は20:30。定休日は月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日が振替休館)です。料金は9:00〜19:00までが大人1,100円・小中学生600円、19:00〜21:00までが大人600円・小中学生400円で、乳幼児は無料です。

行き方は、湯河原駅から奥湯河原行きのバスで「公園入口」バス停下車(約9分)、そこから徒歩約3分。タクシーなら湯河原駅から約8分です。万葉公園からも歩ける距離にあるので、公園を散歩してから入る順にすると、移動がひとつ減ります。

3. 町立湯河原美術館と、庭園の足湯カフェ

町立湯河原美術館の外観。赤レンガの建物の右手に館名を縦書きにした看板が掲げられ、手前に石畳の前庭が広がっている
町立湯河原美術館の外観(撮影当時)。写真:Abasaa / Public domain(作者によるパブリックドメイン提供) · 2018年11月撮影(長辺1600pxに縮小)

湯河原は、画家や文学者が訪れた土地でもあります。湯河原町によると、町立湯河原美術館は、晩年を湯河原で過ごした竹内栖鳳、安井曾太郎、湯河原に疎開した矢部友衛など、この土地にゆかりのある画家の作品を集めた美術館です。1998年に老舗旅館を改装して開館し、2006年に日本画家・平松礼二の作品を展示する「平松礼二館」の開設を機に、いまの館名になりました。町立湯河原美術館(湯河原町) ↗

開館時間は9時00分〜16時30分で、入館は16時00分まで。休館日は水曜日(祝日の場合は開館し、翌平日が休館)です。観覧料は大人600円、小・中学生300円。基本情報(町立湯河原美術館) ↗

併設の「MUSEUM CAFE and garden」は、庭園に面したテラス席に温泉をひいた足湯があります。営業時間は10時00分〜16時30分、ラストオーダーは16時00分で、水曜日が休みです。室内26席・テラス席20席。美術館の観覧チケットを見せると100円引きになります。MUSEUM CAFE and garden(町立湯河原美術館) ↗

行き方は、湯河原駅の改札を出て2番バス乗り場から「不動滝・奥湯河原」行きに乗り、約12分の「美術館前」バス停下車です。アクセス(町立湯河原美術館) ↗

なお美術館は、展示替えのために平日をまとめて休むことがあります。2026年は10月19日(月曜日)から23日(金曜日)までが展示替えの休館と案内されています。行く日が決まったら、開館カレンダーをご確認ください。

一日の過ごし方

午前を公園、午後を湯と美術館にあてる組み立てです。

以下の時刻は旅の組み立て例で、バスの発車時刻ではありません。

時刻の目安過ごし方
10:00湯河原駅から温泉街へ
10:45万葉公園の川沿いを歩く
12:00温泉街で昼食
13:30こごめの湯で日帰り入浴
15:00町立湯河原美術館、または温泉街でおみやげ
16:00湯河原駅から帰路へ

美術館をゆっくり見たい日は、この順番を入れ替えてください。入館は16時00分までなので、15:00に着くと見られるのは1時間ほどです。先に美術館へ寄ってから湯に入るほうが、どちらも急がずに済みます。

雨の日や風の強い日は、川沿いの遊歩道を省いて、玄関テラスのカフェと美術館、入浴に時間を寄せてください。大雨の予報が出ている日は、渓流沿いを歩く予定そのものを外すのが確実です。

アクセスと予算

東京方面からはJR東海道線で湯河原駅へ。湯河原温泉公式観光サイトは「横浜から60分」と案内しています。駅からはバスで、温泉街の各施設は2番乗り場から出る「不動滝・奥湯河原」行きの沿線に並んでいます。区間ごとの運賃は箱根登山バス ↗と伊豆箱根バス ↗の案内でご確認ください。

費目大人1人の想定
電車とバスの往復として確保3,500〜8,000円
こごめの湯(9:00〜19:00の大人)1,100円
町立湯河原美術館(大人)600円
昼食1,500〜3,000円
カフェ・飲み物500〜1,200円
おみやげ500〜2,000円
計画上の合計7,700〜15,900円

電車とバスの枠は、出発駅を決めない想定で、確認済みの運賃ではありません。区間の金額はJR東日本 ↗とバス事業者の案内でご確認ください。入浴料と観覧料の枠は、公式の案内する金額をそのまま置いています。

車で行く場合、町立湯河原美術館によると、東京方面からは西湘バイパスの石橋インターを降りて国道135号を伊豆方面へ約20分、「湯河原駅入口」交差点を右折して道なりに約10分です。ただし温泉街の駐車場は大きくありません。万葉公園第2駐車場は12台で1時間100円、熱海市泉五軒町駐車場は23台で無料、美術館の駐車場は12台で入館する人は無料です。台数を見てのとおり、満車になればその場で待つことになります。電車とバスで行くほうが、気持ちの余裕は大きくなります。

動画で、万葉公園の湯河原惣湯を見てみる

湯河原惣湯の公式YouTubeチャンネルが公開している1分ほどの紹介映像を紹介します。森のなかの川べりに点在するテラスと、湯、食事、本のある時間を、短くつないだ映像です。

2020年12月に公開されたもので、施設の開業を知らせる映像です。この記事で歩くこごめの湯や美術館は出てきません。万葉公園の空気を先に見ておくための一本として置いています。

出典:湯河原惣湯(YouTube)
YouTubeで動画を見る ↗ / 湯河原惣湯 公式サイト ↗

※動画プレーヤーの読み込み時にGoogle/YouTubeへ接続します。プライバシー強化モードでもIPアドレス等の送信を完全には防げません。自動再生はしません。詳細はGoogleのプライバシーポリシー ↗をご確認ください。再生できない場合は上のYouTubeリンクをご利用ください。

出かける前に確認したいこと

休みの曜日が、施設ごとに違う。 こごめの湯は月曜日、町立湯河原美術館とそのカフェは水曜日、万葉公園の湯河原惣湯は毎月第2火曜日(惣湯テラスはさらに第1・3水曜日)が休みです。三つとも開いている日は限られるので、どれを目当てにするかを決めてから日を選んでください。こごめの湯(湯河原温泉観光協会) ↗

川沿いの遊歩道には、手すりのない区間がある。 湯河原町が公園の案内にそう書いています。雨のあとは石も木道も滑ります。渓流のそばに下りる道を無理に選ばず、歩ける範囲で折り返してください。足もとの安定しない靴で来た日は、遊歩道を省いてテラスとカフェで過ごすほうが安全です。万葉公園施設・駐車場紹介(湯河原町) ↗

美術館は16時00分で入館が締め切られる。 開館は16時30分までですが、入れるのはその30分前までです。湯に長く入ってから向かうと間に合わないことがあるので、美術館を見る日は、入浴の前に寄る順にしてください。基本情報(町立湯河原美術館) ↗

同じ神奈川で、泊まらずに湯だけ楽しむ一日なら、箱根の日帰りガイド ↗もあります。あちらは車で動く組み立てで、湯河原は電車とバスで動きます。隣の温泉地を歩く日には、熱海の日帰りガイド ↗も重なります。

川の音を聞いて、湯に入って帰る。次の休日は、湯河原へ。

次の休日の、もうひとつの候補。

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